ＮＨＫスペシャル 病の起源 脳卒中「早すぎた進化の代償」

ＮＨＫスペシャル　病の起源　脳卒中「早すぎた進化の代償」
人類の進化とともに巨大化した脳、血管の弱点が脳卒中を起こすことになった。７００万年前アフリカで誕生した人類は知性を武器に高度な文明を築き上げてきました。しかしその陰で病気の種が埋め込まれていたのです。
チンパンジーと共通の先祖から分かれ二本の足で歩き始めた人類、自由になった手で石器を作り出し知性を高めて来ました。脳が驚くほど大きくなり劇的な進化です。
わずかな期間に３倍以上に進化した脳、しかし脳の血管の強度は進化のスピードに追いつけず脳卒中の原因を生み出していました。
アフリカの大地に適応してきた体は現代の生活の変化にも追いつけずにいます。このことが脳の血管に負担をかけ脳卒中を次々に引き起こしているのです。脳卒中の死亡はここ数年爆発的に増え続けています。
どうして脳卒中は起こるのでしょうか。
血液が流れることで酸素や栄養が運ばれ働いております。血液が流れなくなると脳の機能は数分で停止し大変な事態になります。後遺症で左の足や手が思うように動かせません。出血すれば脳全体を圧迫します。梗塞して詰まると血液が流れません。どちらも血液が止まるので神経細胞がダメージを受けます。
脳出血は0.2ミリの細い血管に微小動脈留という小さな動脈留が出来てそれが破れて出血します。脳の血管にふくらみが出来る原因は、脳の血管は心臓の血管と内径は同じであるが膜が薄いからなのです。
魚類からスタートして2億年前に誕生した哺乳類は体の血管は厚くなっていました。運動能力と活発な動きと関係があり、運動すると大量の血液が流れるため体の血管は厚くなりました。しかし脳には筋肉がないから変わらなかったのです。しかも人間だけが3倍以上に大きくなり進化した脳に原因があるのです。長さにして600キロメートル張り巡らされている細い血管、レンズ核線条体動脈に留が多く起こります。運動野（手、足、口）に深い関係があります。
このように脳卒中は人の脳で最も進化発達した部分で起こりやすく発達した運動能力の代償だったのです。宿命の病だったのです。


しかし、ピグミーの人達には脳卒中はないのです。
原因は血圧が高くないのです。そこで最大の原因は高血圧であることが分かりました。

脳卒中の原因は
１、脳の巨大化
２、塩の摂りすぎが水分補給を増加させ血液の量が増えたためであるのです。
ラットに塩を与え研究してみると、塩を求めるときの脳の反応が麻薬を求めるときと非常に似ていることを突き止めました。人間も塩の摂取量がどんどん増えていってナトリュム依存症に落ちる可能性があることを示しています。脳卒中の引き金を引いたのです。塩への欲望は暴走してしまいます。
３、塩以外でも最近多くの脳卒中が急増しています。しかも脳以外の血管、首の動脈にコレステロールが溜まる状態が肉や脂肪の多いものを食べるようになった結果でした。
首の動脈に溜まったコレステロール

脳卒中防御策
① 肥満解消、痩せれば痩せるほどリスクは下がる
② 日頃からの運動
週3回運動する人としない人を比べると梗塞は発症率6割も減少し出血は3割減少している。
以上がＮＨＫスペシャル　病の起源　第2章　脳卒中の説明でした。

皆さん納得がいきますか？　
キタジマ式酵素健康法から見ていけばかなり変な点があります。
一つは、脳の巨大化という進化が脳卒中を宿命とした、ということです。
まず進化論自体が考えられず妄想の世界です。

人の先祖がチンパンジーだなんて、だったら今でも昨日までチンパンジーが今日は市役所に出生届けをしに来て住民登録しているはずです。遺伝子が99％似ていたとしても１％の違いは莫大な内容の違いがあるとは考えていないからです。人間は人間、猿は猿でしょう。
二つ目は、塩の取りすぎが麻薬中毒と同じだとはその研究者がどれくらい人体実感を自分の体でして見たか、ということです。
水分の取りすぎが血液の量を増やし血圧が上がる原因に挙げていますが納得できるものではありません。夏はビール浴びるほど飲みますね・・・塩と関係があるのですか？

塩を敵対視するのは、私たち人間が母親の羊水という海水の中で育てられ人の形になって誕生します。生まれでたら、体を流れる血液に塩がとりこめられていますが、血液が塩であるとは思っていないからです。
中毒になる程に塩が取れるか試してみればはっきりします。砂糖は取りすぎても気がつきませんが塩は喉が渇いて気が付きます。

防御策は少食が最高です。ピグミー民族は見本でしょう。
「食細くして命長し」元世界一長寿の男性が口にされていた言葉です。