酵素の見分け方（酵素ブームの今）
酵素ブームで飲食物に酵素と名づけさえすれば売れる時代になっています。
30年前から酵素を扱っていますが、以前は酵素と言う言葉さえ知る人は余り居ませんでした。酸素(さんそ)ですか？と読み違えるくらいでしたのに、時代は変るものです。ぽっと出の業者がホームページを豪華に作り、もっともらしく説明をして知らない人を信じさせて業界ナンバーワンの売り上げを上げています、などと宣伝しています。沢山売れているものが本物だと、言わんばかりの文句です。
実に怪しいものです。練り状や、パウダー状や、カプセル詰めや様々なものが出現していますが、昔は有りませんでした。
酵素と言うものは、純植物性を材料に、糖分を加えて浸透圧によって染み出た液体を熟成醗酵させ（酵母を増やす）酵母から生み出されたのが酵素なのです。しかも水で薄めて量を増やすことは出来ません。薄めるとすれば粉末に混ぜるか、粘質の食品に混ぜるか出来ません。濃い酵素はさらさらしているのが本当の姿です。よく熟成されたものは酵母の数が多く密閉すれば破裂しますし味もどんどん変化します。これが生きている証拠です。だからこぼれないように蓋(栓)は出来ません。大量に製造して全国流通が出来ません。自販機で販売も出来ないのです。これらを可能にして販売しているものは生きている酵素とはいえないでしょう。只の飲料水です。
酵素はどんな働きを、飲んだ人のお腹の中でするのでしょうか。明日記載します。
