北国いなか暮らし

りんごです。北海道の自然の中で夫とのいなか暮らし。
愛犬メイは2022年10月空へ旅立ちました🌈
乳がんホルモン治療中。

抗がん剤の副作用

2019年02月22日 | 乳がん

昨夜は強い地震があったようで、びっくりしたね。もう揺れませんように。

がん免疫新薬が製造販売になる。「免疫」と名がつくと副作用が少なくて身体に優しいイメージがあるけど副作用はやっぱりあるのね。そしてとてもとても高額。

地味に見える標準治療は

「科学的根拠に基づいた観点で、現在利用できる最良の治療が標準治療。(中略)「最先端の治療」が最も優れているとは限りません。最先端の治療は、開発中の試験的な治療として、その効果や副作用などを調べる臨床試験で評価され、それまでの標準治療より優れていることが証明され推奨されれば、その治療が新たな「標準治療」となります。

標準治療(ひょうじゅんちりょう):[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]

標準治療が現時点でいちばん効果的で安全な治療法なのだ。

さて、私は標準治療(手術、抗がん剤、放射線など)のうちの抗がん剤治療の真っ最中。

抗がん剤の3大副作用と言えば

1.吐き気、食欲不振

2.感染症

3.脱毛

1.2.に対しては予防や対策の薬があって、今のところなんとかなっている。私がぼんやり思い描いていた抗がん剤の副作用は、かなり昔のものだったみたい。

個人差はあると思うが、食欲不振で激やせするかと思ったら、そうでもない。

でも脱毛に関しては予防薬がない。

抗がん剤によっては脱毛しないものもある。けれども乳がんに使われる抗がん剤は脱毛率が高い。「この抗がん剤はみなさん、ほとんど抜けます」と医師にも言われた。

私はいつの頃からか、髪はそれほど大事にしていなかった。伸びたらうっとうしいし白髪染めも面倒だ。

でも、これからしばらくの間、髪を失うと思うと無性に寂しい。ごめん、今度はもっと感謝して大事にするよと髪の毛に謝りたい。

入院中に乳がんの先輩たちに聞いてはいた。

「ごっそり抜けるよ」

シュールな光景が頭をよぎる。

いっそ抜ける前にバリカンで刈るのはどうかと聞けば、ちょっと伸びた毛が抜けてあちこちチクチクして、それはそれで大変らしいよと言う。

嫌だな〜どうしようかな〜〜〜

しばらくイジイジしていたけれど、どうにもならない。

もう、開き直るしかない。

告知、手術、抗がん剤、脱毛、と押し寄せる現実の荒波。

心は付いていけないが、やるしかない。

思い悩んでいる間にも全身を浮遊しているがんの粒子が、どこかに巣食うかもしれない。乳がんが転移しやすいのは骨、肺、肝臓。

思い悩むな。

前進あるのみ。

ひょっとしたら私の髪は抜けないかもしれないじゃないか。。。

そんな淡い期待とは裏腹に、その日はやってきた。

シャンプーして、すすいでもすすいでも髪が抜ける。すすぎの終わりがわからない。換毛期のしば犬のようだ。

どうせなら一気に抜けてほしい。

これから抗がん剤治療を受ける人たちのために脱毛予防のお薬も早く開発してほしい。

今はただ、四苦八苦しながら抜け毛対策に専念している。

標準治療については、こちらもどうぞ。

コメント
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