最近良くオペラを映像で観ている。
観るたびに、どうしても思ってしまうことがある。
長い。。。
時間の問題ではないのだ。おそらく。
なぜなら、時間にしたら、3時間弱。物によっては2時間半。
映画をちょっと長くしたくらいのものである。
もちろん例外もあるが(ワーグナーのオペラとか。。。。。。。。)
もちろん私はオペラに出演したこともあるし、何より歌を聴くことは楽しいし、専門知識が一応あるからいろいろ考えながら見ているとまぁ、楽しい。
でもしかし。。。
一般の人からしたらどうだろうか。
お客さんが心から楽しめなければ、上演する意味はない。
芸術であると同時に、エンターテイメントでもあるのだから。
難しいな。と思う。
時代の流れは、この200年で本当に大きく変化した。
人間の「時間」に対する考え方は、200年前の人間のそれとは、あまりにかけ離れていることは容易に想像できる。
「僕はこんなに君を愛しているのに、どうして君は僕を愛してくれないんだ」
と言う内容の歌詞を、5分以上同じ曲で歌い続けると、現代人は、途中で寝てしまう。
その間に、ストーリーなんて、すっかり忘れてしまう。
問題だ。。。
特に日本のように、異様に時間の流れが速いところでは、まずオペラはもてはやされないだろう。
逆に、昔の貴族は、本当にのんびりとした毎日を送っていたのだろう。
1日というのは、さぞ長いものだったに違いない。
「時間」を使う芸術に携わる人間は今、考え直さなければいけないことが沢山あるのではないか。
いや、「時間」の思い方を、現代人が考え直すべきなのか。
私には、答えが出せない。
観るたびに、どうしても思ってしまうことがある。
長い。。。
時間の問題ではないのだ。おそらく。
なぜなら、時間にしたら、3時間弱。物によっては2時間半。
映画をちょっと長くしたくらいのものである。
もちろん例外もあるが(ワーグナーのオペラとか。。。。。。。。)
もちろん私はオペラに出演したこともあるし、何より歌を聴くことは楽しいし、専門知識が一応あるからいろいろ考えながら見ているとまぁ、楽しい。
でもしかし。。。
一般の人からしたらどうだろうか。
お客さんが心から楽しめなければ、上演する意味はない。
芸術であると同時に、エンターテイメントでもあるのだから。
難しいな。と思う。
時代の流れは、この200年で本当に大きく変化した。
人間の「時間」に対する考え方は、200年前の人間のそれとは、あまりにかけ離れていることは容易に想像できる。
「僕はこんなに君を愛しているのに、どうして君は僕を愛してくれないんだ」
と言う内容の歌詞を、5分以上同じ曲で歌い続けると、現代人は、途中で寝てしまう。
その間に、ストーリーなんて、すっかり忘れてしまう。
問題だ。。。
特に日本のように、異様に時間の流れが速いところでは、まずオペラはもてはやされないだろう。
逆に、昔の貴族は、本当にのんびりとした毎日を送っていたのだろう。
1日というのは、さぞ長いものだったに違いない。
「時間」を使う芸術に携わる人間は今、考え直さなければいけないことが沢山あるのではないか。
いや、「時間」の思い方を、現代人が考え直すべきなのか。
私には、答えが出せない。
イタリアでもオペラ鑑賞人口が減っていて、
短く切って上演しているところもあるそうです。
(どこで読んだか忘れた・・・)
それから、日本の浄瑠璃や歌舞伎、能とかと比べてどうなんでしょうか。
(どれも見たこと無いが)
これらも、時間の流れは昔のままでしょう?
多分、イタリアオペラの若い人離れの話は、テレビだったかな?
私も人から聞きました。
実はこちらサイド、演奏者の方も、いろいろ問題を抱えています。
長い曲になると、集中力が続かないとか・・・。
テレビで3、4秒ごとに画面が変わり、15分毎にCMが入り・・・
と、いう世の中では(私みたいに頭の回転がゆっくりな人には大変です。。。)人の脳の構造自体がそれに順応して変わってきているのでしょうね。
ただ、日本はやっぱりそれにしても時間の流れは早いですよ。
私はイギリスで12年生活して、日本に帰ってきた頃は、テレビはとても無理でした。
テレビで映画観ていて、CMに変わっても、しばらく気付かずに観ちゃうくらいでしたから(笑)
しかし、日本人で、能を観に行った事がある人、どのくらいいますかね?
50人に一人くらい?
能役者さんは皆、大変です。。。(何人かの方をちょっと知っていますが。)
私は能と歌舞伎は見に行ったことはありますが。
歌舞伎はテンポが早いので、現代にも十分通用しますね!