kirekoの末路

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ネタの無い時にバトンは最適だ7

2009年08月20日 20時05分22秒 | 末路話
バリバリバリバリカン@kirekoです。

>創作者バトン

へっへっへっ。
こいつをいっぺんやってみたかったんだぜ。

Q1
小説、漫画などの創作媒体は何ですか、またそれを選んだ理由はありますか。
A1
小説。出来ないと思う創作媒体の中で、一番自分に向いてると思ったから。

Q2
主に行っているのは一次創作ですか二次創作ですか。
A2
一次創作。たまにひとんちで二次創作したり。

Q3
得意なジャンルは何ですか、また苦手なジャンルは何ですか。
A3
とんでもSF、とんでもアクション、とんでもホラー、とんでも恋愛。
苦手というか書いたことないのは、推理。

Q4
作品を作る際にプロットや設定資料のような物を作りますか。
A4
とにかく設定から創って作って造りまくる。
プロットは、漠然と流れを把握する程度で、あまりつくらない。
鬼のような設定を書くので、本編との矛盾が生じると、どーーーしよーーーってなることも。


Q5
創作中に設定の練り直しや、文章の推敲等は行いますか。
A5
やる。
設定の練り直しは、ほんとによくやる。


Q6
Q5を答えた方でその際に修正に気がとられて創作が先に進まなくなることはありますか。
A6
んなことはないけど、めんどくさかったら、最初からやり直せばいいやぐらいの曖昧な覚悟で毎回やってる気がする。

Q7
ジャンル、メディアを問わず、自分に大きな影響を与えていると思う作品はありますか。
A7
展開は諸星大二郎、演出は高橋良輔作品に影響されてる気がする。

Q8
スランプ等は経験したことがありますか、その原因は何だと思いますか。
A8
常時スランパー。
原因は、エンジンがかかるのが遅いから。

Q9
自分が創作を行う際の目的や原動力はなんだと思いますか。
A9
書くエネルギーが発生するとしたら、誰かの評価なんじゃないかな。
あとは、書いて自己満足に浸るという目的。

Q10
作った作品は公開していますか、またその方法は何ですか。
A10
公開して後悔する毎日だがな。

Q11
こういった作品は好きになれない、苦手だというようなものはありますか。
A11
答えの出ない作品。厳密にいうと、曖昧な答えをちらつかせて、ほんとの答えは作者も知らないみたいな、投げっぱなしジャーマン的作品。

Q12
あなたの作品を色にたとえると何色だと思いますか。
A12
赤とか、青とか。
ようするに男の子の色だね。

Q13
あなたの作品を風景にたとえるとどのような風景だと思いますか。
A13
殺風景。

Q14
自分的には良い出来だと思う作品、真剣に作った作品が、他人からは評価を受けなかった場合はありますか。
A14
ありまくりまクリスティー。
自分が読んで面白いは、他人のつまんないに繋がってる気がする。


Q15
Q14とは逆に自分では失敗作だと思った、手を抜いていた作品が、他人から評価された場合はありますか。
A15
あるある。
短編の「飢え」とか、10分ぐらいで書いたのに、意外と場違いな評価されてる気がする。

Q16
自分の作品はどういった人に評価してほしいですか、またどのような人に見てもらいたいですか。
A16
読む人を選べるほどの作品は書けてない。

Q17
科学的な根拠や、現実性の追求等、リアリティにこだわりますか。
A17
ちょー、こだわる。
でも、ありえないけど、ありそうな、そんな偽物のリアリティに憧れている気がする。
ようはロマン的構想がすきなんだよね。


Q18
創作を始めたきっかけは何ですか、またそれはいつ頃ですか。
A18
小学校の頃、メモ帳に何かの漫画かアニメのコピーのようなものを無意味に長く書き始めてから。
俺にも出来るぜ!と思い始めたのは作文コンクールで2位とってからあたりか。

Q19
ストーリーを前半、中半、後半に分けた場合、それぞれの場面でどういったことに注意しますか。
A19
前半は、眠くならないように薄味。
中半は、テンポを殺さないように。
後半は、ゆったり焦らしプレイ。

Q20
創作をしていてよかったことはありますか、また苦労したことや悩みはありますか。
A20
創作をしていて良かった事は、割とこういう作業が嫌いじゃない事に気付けたこと。
悩みは、自分の作品なのに誰か続き書いてくんねーかなと毎回書きながら思っちゃう軟弱な思考。

Q21
自分の作品に共通するようなテーマやキーワードはありますか。
A21
全般的に男の子向け。

Q22
自分の作品の気に入らないところ、改善したいところはありますか。
A22
なげえくせに説明できてないあたり。

Q23
過去の創作で一番気に入っている作品は何ですか、またその作品のどのような点が気に入っていますか。
A23
なんだかんだでバイオOB小説と英雄百傑かな。
勢いで書いてるのって楽しいよね。

Q24
その作品のキャッチコピーを考えてみてください。
A24
――逃げても、生き残れない。―― バイオOB
――天下を、その手に―― 英雄百傑 

Q25
主要登場人物の年齢や性別に傾向はありますか、また作中の人物の男女比などを気にしますか。
A25
男女比率は50:50にしようと心がけつつも、男が多い気がするなあ。
主要人物の年齢は若いのから爺さんまで多種多様。

Q26
未完成で投げてしまった作品はありますか、またその作品を完成できなかったのはなぜだと思いますか。
A26
生きているうちに書ききれれば、未完成じゃないよ。


Q27
その時の流行等を意識して作品を作りますか、またそういった作品に対してどういった考えを持っていますか。
A27
どちらとも特になし。
我は我、ただ我流をいくのみ。

Q28
その時自分が熱中している物事の影響が作品に出やすいですか。
A28
よくあるきがする。
というかアドリブ進行だと、やっぱそういうのになるよね。

Q29
自分の作品が販売されることになったとします、表紙等はどのようにしたいですか。
A29
白黒単色塗りわけの、味気ないやつで。

Q30
登場人物を作る際、どのようにして人柄やイメージを作りますか、また人物で重要視することは何ですか。
A30
キャラクターは基本的に舞台の演者的考えなので、こういう台本で動かしているという感覚でしかない気がする。イメージもその時々でブレがあるしね。

Q31
自分は登場人物を殺す方だと思いますか。登場人物を殺すことに対してどのような考えを持っていますか。
A31
処理にこまったら殺すのが一番。

Q32
暴力やグロテスクな表現、性描写に対してどのようなスタンスを持っていますか、また自分は使用しますか。
A32
卑怯だと思う。
だが同時に最高の演出であるとも思う。

Q33
日常的(食事風景等)な描写に対してどのような価値観を持っていますか、また自分は使用しますか。
A33
大事大事。細かく書くこと多し。
でも、そこを読み取れるかどうかは、読んでくれる人しだい。

Q34
作品の評価ポイントはどこにあると思いますか、他人の作品を見る際はどのような点に注目して見ていますか。
A34
企画とかなら、そのジャンルとして成立しているか。
内容がそういった要素に富んでいるか。
評価ポイントは、展開とか、描写、表現の仕方とか、好きか嫌いかとかじゃないの。

Q35
意図的であるなしにかかわらず作中で多用する表現、台詞、描写などはありますか。
A35
文章中の否定を繰り返すことが多い。


Q36
登場人物と自分とを切り離して考えていますか、性格や思考などが登場人物に出やすいことはありますか。
A36
普通は切り離して考える物だけど。
思考はあるかもね。

Q37
他の創作を行っている人に対して聞いてみたいことはありますか。
A37
たまにコピーロボット欲しいと思いません?

Q38
今後はどのように創作と関わっていきたいと思いますか、あなたにとって創作とは何ですか。
A38
つかず、はなれず。
創作とは、生み出し、つくり、みせるもの。

Q39
おつきあいくださり有り難うございました。バトンを回したい方がいましたらあげてください。
A39
かってにしんどばっと。




大人読者の集い場プレ企画感想編

2009年08月20日 16時13分37秒 | 企画感想物
見えない宿命を抱え、立ち止まって蹲る@kirekoです。

>今日の感想と批評

どうも、お久しぶりです。
というわけで久々の更新+感想記事となるわけですが、
今回は、気持ちの整理とブランクに対してのリハビリもかねて
自分も参加させてもらってる企画の感想をやろうと思います。

■大人読者の集い場 WEB小説愛好会
http://events0etc.nobody.jp/adult-novels/index.html

※今回は「小説家になろう」企画の作品ではないため、感想テンプレがいつもと違うのをご了承ください。

*感想テンプレ

■(タイトル+小説直リンク) ジャンル(ジャンル) 作:作者名
:感想(kirekoの感想)

*感想テンプレ終わり



============はい開始==============

アイスミルクな午後 ジャンル 恋愛 作:文樹妃

:感想
京都に取材をしにいった三十路女(職業はライターか?小説家?)が、お洒落なカフェで体験する安息のひと時を描いた作品。個人的に感じた本作品の印象を一言で表すと、のほほんとした薄味。どこにでもありそうな日常的な雰囲気と、題材とした物が物だけに、オチまでの流れは非常に爽やかで、一定の落ち着いたテンポでスラスラ読めるところは、とても良かった。気の利く京都弁の若い店長の行動と、その存在感は、一読者として「見知らない一人客を見て、そこまで察せれるものなのか?」と素直な疑問を抱いてしまったが、それまで描写されなかった主人公側の背景設定が良いタイミングで出てきたので、その疑問もうやむやになったカタチ。こういうのは、書き手としてズルイと思った。要素としての恋愛は最後の最後に仄めかす程度に描写してあるが、本当に仄めかす程度であり、全体を見ても、そういう雰囲気はあまり感じられなかったので、「人の感情が交錯する」などの刺激を求めて読むkirekoのような人間には、前にも言ったように薄味に感じられてしまった。ただ、そういう濃い恋愛を読み飽きた、日常的な話が好きな人は好きなんじゃないんだろうか。


この青空に花束を ジャンル 恋愛 作:早浪討矢

:感想
奇妙な女の子と同居している男が体験した話。複数の男と肉体関係をもち、感情を知らない女の子、そんな人となぜ主人公が同居しているのかという部分など、謎が多い作品ではあるが、そういう内容云々は別にして、持ち出してくる作者の言葉と、その引き出しの数は、素直にすごいと思う。トリッキーとも思える個々の表現、現実とリンクしている事を思わせるメタで、同時に少し幻想を含み隠すようなモノの言い方、それに準じた描写は、作者のインテリジェンスを感じさせ、文章の美しさを十分に保っている。ただ、kireko個人の感想としては、一般読者に読ませるには少々難解であり、全体的に文章に落ち着きがないように感じられた。彼女が見る夢の部分や、明確な流れを読ませない浮ついた言い方は、確かに作者のセンスを感じさせるものの、非常にわかりにくい。確かに場景も具体的で、説明を怠っている雰囲気はないが、なぜだか一番大事な部分が隠れてしまい、イマイチわからない。これもおそらく、主人公達の心理的な側面が理解できないという部分に関わってくるのだと思うが、個人的にはもう少し簡素な状況の説明と、事の顛末を書いて欲しかった。


でも、恋してる。 ジャンル 恋愛 作:愛田美月

:感想
二年付き合った彼氏と別れた27歳の主人公と、昔からの付き合いである8歳年下の青年の話。まず、恋愛作品としての位置づけ、その要素は十分にあると思う。恋愛感情にはよくありがちな、誤解や愛憎というパーツがそこら中にちりばめられて、いわゆるベタな少女漫画的展開なのだが、恋愛作品として読者がニヤニヤしてしまうような演出に富み、キャラクターの内面が完璧な三人称ではなく、情感のこもった一人称交じりでまとめられており、登場人物が想像しやすいという点は、特筆に値すると思う。個人的な読後感としては、エンターテイメント性に溢れた面白い恋愛小説の部類に入ると思う。恋愛として必要な、主人公の葛藤や感情の動きなどは簡素にまとめられており、描写の説明不足は感じられず、止まらずスラスラ読めるという点や、ベタだが読む人を飽きさせない展開は、一般読者の目を広くとらえることが出来るのではないだろうか。この作品で、特にkirekoが面白いと思ったのは、純情な純が主人公の元彼の行動を見て、激怒するシーン。決別の指輪を投げつける主人公も良いのだが、運んできたコーヒーをおくなりテーブルを蹴り上げる純の行動には、「若さ」を印象付ける演出だとしても、その後の誤解を解くシーンに繋がる、なかなか熱いドラマがあったと思う。秀作!


願い、叶い。 ジャンル 恋愛 作:光太朗

:感想
大学を出て、勤続三十年を経た部長にくる一通の電話。相手は数年前に死んだ姉だった……と、いうミステリータッチな感じで始まる話。答えが見つかりそうで見つからない内容も、割とミステリーに近い内容なのではないかと思う。連れ添った夫婦間での恋愛という枠で考えるよりも先に、夫婦二人の浮気観がどうだ、という邪念が読んでいて入ってしまった気がする。印象的だったのは、浮気された側である妻が覚えていた夫の言葉。そしてそれを言った後に続く、
「馬鹿言わないでよ。愛して? そんな言葉で、ここまでの何十年、片づけられたらたまらない。――あたしたち、家族でしょう。一緒にやっていこうって、約束したでしょう。その上での戦友、同志、ライバル、敵、障害――ひっくるめて、旦那様よ」
という台詞は、妻の許容の寛大さと同時に、後の展開でみせるホラーテイストの伏線のような気がして、とても気に入っている。しかし、読者としてどうしても気になるのは、やはり最後の1シーン。妻はもうこの世に居ないと思わせる演出(減る事のないウィークティーなど)や、「眼を開いた。」という文の後に続く、まるで妻が居るように思わせる、謎の文章に散りばめられた逆説的なパラドックス。はたしてそこにある答えは?場を掻っ攫うようなこのオチは、とてもミステリアスであり、ホラーだと思える。


新美愛夜(アラビアン・ナイト) ジャンル 恋愛 作:藤夜要

:感想
通いつめるカフェにいる源氏名しか知らない給仕の女性を追う、書生の話。恋愛要素という雰囲気よりも、互いに感想をぶつけあう若い書生たちという印象が強く感じられてしまうが、それも時代背景の硬いイメージからくるものだからかもしれない。大人向けであることが前面に出ているためか、場景や周辺説明において詳しく語られ、説明不足の感はない。が、やはり、詳しく書きすぎて物語の登場人物の中に入れないというか、全体的にスキマがない気がした。書生の心理、芙蓉の存在においても、だいたいは伝わってはいるが、明確なものが今ひとつ読者としてつかみきれず、再度読んで確認することが多かった。大人向けといえども、あまり堅苦しいのが嫌いなkirekoとしては、読みにくい作品だったと言える。もう少しスキマのあるライトな描写の仕方でも良いのではないだろうか。
(で、実は、プレ企画の前に作者から事前に依頼された作品であり、今回読むのは二度目となる。なので、その時に作者に言った感想も↓につけておく。)

(07/24の感想内容)
読み終わって、とりあえずひっかかるようなところはないと思いました。
時代物(?)だから、こういう語り口は仕方ないと思うし、難しい語句の配置も、読者側の年齢層を考えての事だと思いました。
ただ、キャラクターの設定がそうさせると思うのですが、こういうジャンルとしては若干心情描写がドライかなと感じてしまった点がありますね。
あとは読者個人の想像力の話かなと思います。
でウェブ拍手のほうに入ってた疑問点(?)についてですが、
・人物像のブレは感じなかった。が、全体的にキャラクターの設定が薄味
・学友達の記号化という意味がよくわからない(空気のようになってないかということか?)
・芙蓉の源氏名=本名という演出については特に文句はなし。ただ、話の中の主人公の驚きと読者としての反応は、温度差がある気がする。
・水煙草の必要、不必要については、演出として必要だと思ったので残したほうが良い気がする。



==========終了==========


>ふう

大人向けって漠然と言われても、何が大人なのかわからない今日この頃。
そういうところを選んで書いていくっていうのは難しいと思うけど、
結論、小説として面白いか面白くないかっていうのは、
やっぱり好きか嫌いかっていうのがかなり関わってきてる気がする。
モチモチシットリ派と、ザックリサクサク派だったら
kirekoはザックリサクサクのほうが好きだってことよ。


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