きらくなたてものや2

楽しむ、楽しい、いえづくり、まちづくり

杉に紅梅

2016年01月25日 | 改修の仕事2

戸塚の古民家改修現場にて。

 

建具屋さん4人が

現場に乗り込み、

 

今日は主に外部建具を

建て込みました。

 

現場へ行くと、

引き込み雨戸の作業が

終わりかけた頃。

 

4本のスギの板戸が並びました。

 

スギの木目が全て4本分貫くという

建具屋さんの心にくい仕掛け。

 

このため面全体が、

整って見えます。

 

そのスギの板には、

蕾がつき始めた紅梅の木の影が

映し出されました。

 

心なしかこの日差しとともに

ここはあたたかかったです。

 

 


春を一歩先取りし

2016年01月25日 | 鎌倉台て邸

鎌倉台て邸にて。

 

今日から本格的に

木工事が始まりました。

 

木材が運び込まれ、

大工4人が現場に集結。

 

春を一歩先取りし、

一気に現場が

にぎやかになりました。

 

それにしても

今日は寒い。

 

この寒い中、二人の大工が

ほぼ吹きさらしの現場に泊り込み。

 

身体壊さないように。


昭和史の生き証人

2016年01月23日 | 今日のできごと

神田え邸にて。

先日少し燃えかけた柱を

紹介させていただきましたが、

 

建主さんに確認していただいたところ、

これは東京大空襲の名残だそうで、

 

燃えかけたところを

みんなでバケツリレーして

消し止めたそうです。

 

辺り一面空襲で焼け野原になる中、

家族がここに留まって、

命がけで守ったのだと思います。

 

そういえばこの家の床下は、

防空壕のようになっています。

 

それだけではなく、

高度成長期やバブル期に

次から次へと変貌するまちなみ。

 

この家は壮絶な昭和史を

立ち尽くしながら見守ってきた、

まさに生き証人です。

 

ますます

大事にしたいという気持ちが

高まりました。


バルコニーの材を塗る

2016年01月22日 | 藤沢ひ邸

藤沢ひ邸にて。

 

バルコニーの刻みが終わり、

建主さんと柿渋コートを塗りました。

 

一発で塗れるので

さくさくと進んだのですが、

 

細かい根太と手摺材が

残ってしまいました。

 

これらは材積に対して

塗る面積が大きいので、

なかなか手ごわいです。

 

来週また

ガンバロウ。


基礎完成

2016年01月22日 | 鎌倉台て邸

鎌倉台て邸にて。

 

コンクリートの基礎が

できあがりました。

 

基礎ができて、

解体して少し雑然としていた足元が

引き締まりました。

 

来週からいよいよ本格的に

大工が乗り込み、

骨組作りと補強が始まります。


愛が続くように

2016年01月21日 | 神田え邸

神田え邸にて。

 

一つ一つ表皮をめくっていき

骨の部分が見えてくると、

 

約90年の間、

如何にこの建物が、

様々な苦難を乗り越えてきたか

骨が静かに物語ってくれます。

 

昔お隣から出た火を

もらったことがあると聞いてましたが、

確かに今日は

その跡が見えてきました。

 

これらのさまを見ると、

どんな苦難があったとしても、

愛されてこの時代まで

生き延びてきたことを感じ、

逆に奮い立つものがあります。

 

決して安全とは

言えませんので、

この先ずっと愛が続くように

大工と二人三脚で、

大手術の方法を考えます。

 

 

 


外壁五合目

2016年01月20日 | 鎌倉稲村お邸

鎌倉稲村お邸にて。

 

外壁の板張り工事が過半を超え、

次第に仕上がりの様子が

分かるようになってきました。

 

来週初めには、

外壁が完成しそうです。

 

 

 

 

 

改修工事とはいえ、

上下にパンチングメタルを入れて、

通気ができるようにしています。


風呂工事始まる

2016年01月20日 | 鎌倉稲村お邸

鎌倉稲村お邸にて。

 

タイル屋小澤さんと

水道屋森田さんによる

真剣かつ愉快なお風呂作りが

またここで始まりました。

 

物静かなのに

ものすごく存在感のある小澤さん、

 

陽気であるがゆえに

ものすごく存在感のある森田さん、

 

対照的な二人の共同作業が

楽しみです。


バルコニー刻み中

2016年01月20日 | 藤沢ひ邸

藤沢ひ邸にて。

 

バルコニーの刻みが

佳境を迎えています。

 

今週には完成するかな?

 

それにしても、

外は寒いけど

現場の中はぽかぽか陽が射して

あたたかい。

 

まだ南側の建具で

仕切られていなくても、です。

 

太陽は偉大。

 

ここは陽あたりがよいので

将来気持ちよいバルコニーに

なりそうです。


銅の意匠は幅広い

2016年01月19日 | 改修の仕事2

戸塚の古民家改修現場にて。

 

破風板と雨樋、

銅による工事の続きが

再開しました。

 

雨樋は、

既存のものに合わせて

端部がお椀状のかたち。

 

これでだいぶ

柔らかい印象を醸し出しています。

 

銅は加工しやすい分、

既製品で様々な形があるのも

おもしろいところです。