きらくなたてものや2

楽しむ、楽しい、いえづくり、まちづくり

居間が中心

2016年07月02日 | 鎌倉台て邸
鎌倉台て邸にて。
 
階段から居間を
見下ろしたところ。
 
この家は、
全て居間を中心に、
要素がつながっている様子が
よく分かると思います。
 
この階段から、
子どもたちが大人の様子を
楽しみながら見下ろすさまが
目に浮かびます。
 
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格子きょうだい

2016年07月01日 | 鎌倉台て邸
鎌倉台て邸にて。
 
この家の最大の課題は、
家の中に如何に光と風を入れるか、でした。
 
いつも光と風は、
意識して設計していますが、
 
とくにこの家は、
改修する前までは
 
増築した小屋が
影になっていたこともあり、
 
また目の前の土手が
竹でぼうぼうに覆われていたこともあり、
 
家の中の1階は、
昼間でも照明がないと、
ちょっとつらい状態でした。
 
増築した小屋を撤去し、
建主さんが自らの手で
土手の竹を伐ったかいあって、
だいぶ光の環境は改善しましたが、
 
それでも家の奥まで
光と風を入れようと、
 
9尺の間の玄関に、
光の入る格子の開き戸と、
 
防犯しながら夜風を通せる
きらくな網戸を添えた
一本引き戸を仕込みました。
 
その結果、
二つの異なる格子が
きょうだいのように
隣り合わせとなり、
 
玄関が表情豊かな
印象となりました。
 
家の中の灯が漏れる夜景も、
いい感じです。
 
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木の箱が両側に並ぶ

2016年07月01日 | 鎌倉台て邸
鎌倉台て邸にて。
 
キッチンの全貌が
最後の最後で明らかになりました。
 
この家のキッチンは、
幅が9尺しかない、
限られた場所に作る必要があり、
 
しかもそこから
家全体を見渡せるようにしたかったので、
 
シンクとコンロの部分を
平行して分ける、
 
いわゆる2WAYのキッチンとしました。
 
そうすると、
食器などを置ける場所が
キッチン内に取れなくなるので、
 
シンクの上に食器を置ける
吊戸棚を取り付けました。
 
なおこの吊り戸棚は、
押して開く仕組みなので、
 
大きな地震の時も
安心です。
 
それにしてもやはり、
木の箱のキッチンはいいなあ。
 
ずっとここに
立っていたくなります。
 
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真壁挿入

2016年07月01日 | 鎌倉台て邸

鎌倉台て邸にて。

 

玄関から見た居間の様子。

 

元々が在来工法の作りだったため、

基本は大壁の家ですが、

 

壁の角に真壁の土壁を

挿入してみました。

 

それだけでもこの家の印象は、

より温かさを感じるものと

なったと思います。

 

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終わり始まる

2016年06月30日 | 鎌倉台て邸
鎌倉台て邸にて。
 
一年の折り返し、かつ、
私と担当した大工が誕生日の今日、
 
物語が一つ、
終わりを迎えてしまいました。
 
帰り際、
普段口数の少ないご主人から
改まってお礼とねぎらいの言葉を
かけていただいた時は、
 
照れながらも
ちょっとホロリと
来てしまいました。
 
子どもたちよ、
 
お父さんとお母さんは、
とてもいい仕事をしました。
 
ここでぜひ伸び伸びと
育ってください。
 
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梅雨時の新畳

2016年06月27日 | 鎌倉台て邸

鎌倉台て邸にて。

 

今朝二間続きの和室に

畳が入りました。

 

玄関から入るなり、

イグサの青々しい香りが

心地よいです。

 

そして畳を見ると、

ゴロゴロしたくなります。

 

この季節、

湿気の多い日が続きますが、

 

どこまでも呼吸する

藁床の畳だからとくに、

 

湿気が多くても

ゴロゴロした時

さらりとした肌触りで

気持ちよさそうです。

 

 


織物のような木格子

2016年06月23日 | 鎌倉台て邸

鎌倉台て邸にて。

 

玄関建具の

井桁格子の近景。

 

よくよく見ると

木配りの法則に気づき、

さすが新井さん、と

うなってしまいます。

 

横の格子に使っているのはスギの赤身、

縦の格子に使っているのはスギの白太、

 

スギは赤身と白太で

色の差がはっきりしているため、

 

木配り一つで

全然表情が違ってくるのですが、

 

この格子は、

整然と編んだ織物のようです。

 

 

 

 

 


真鍮はなじむ

2016年06月22日 | 鎌倉台て邸

鎌倉台て邸にて。

 

玄関建具の金物は、

真鍮製のものです。

 

最初は黄金色に輝いていますが、

 

そのうち家族をはじめ、

たくさんの人たちが

何回も何回も触れることによって、

いい感じで経年変化します。

 

最初の輝きも、

いずれややってくる経変変化も、

銅由来の金属は、

木と本当になじむと思います。

 

そして金属としては柔らかいので、

気のせいか手になじむ感覚も

あるような気がします。

 


井桁格子の玄関

2016年06月21日 | 鎌倉台て邸

鎌倉台て邸にて。

 

今朝からざーざーと

雨の降る日でしたが、

無事木建具が入りました。

 

この家の玄関は、

細かめの井桁格子。

 

この家は感覚的に、

井桁が合う、と思ったのでした。

 

この家は、

玄関入ってすぐに居間なので、

正方形の四辺からの

木の輻射熱による保温も

期待しています。