見下ろしたところ。
全て居間を中心に、
要素がつながっている様子が
よく分かると思います。
子どもたちが大人の様子を
楽しみながら見下ろすさまが
目に浮かびます。
鎌倉台て邸にて。
玄関から見た居間の様子。
元々が在来工法の作りだったため、
基本は大壁の家ですが、
壁の角に真壁の土壁を
挿入してみました。
それだけでもこの家の印象は、
より温かさを感じるものと
なったと思います。
鎌倉台て邸にて。
今朝二間続きの和室に
畳が入りました。
玄関から入るなり、
イグサの青々しい香りが
心地よいです。
そして畳を見ると、
ゴロゴロしたくなります。
この季節、
湿気の多い日が続きますが、
どこまでも呼吸する
藁床の畳だからとくに、
湿気が多くても
ゴロゴロした時
さらりとした肌触りで
気持ちよさそうです。
鎌倉台て邸にて。
ここにも「きらくな網戸」が
出現しました。
夏の夜、自分自身も
気持ち良い風を存分に通しながら、
眠りたいと思うので、
どこかに「きらくな網戸」を入れようと
常に画策しております(笑)。
鎌倉台て邸にて。
玄関建具の
井桁格子の近景。
よくよく見ると
木配りの法則に気づき、
さすが新井さん、と
うなってしまいます。
横の格子に使っているのはスギの赤身、
縦の格子に使っているのはスギの白太、
スギは赤身と白太で
色の差がはっきりしているため、
木配り一つで
全然表情が違ってくるのですが、
この格子は、
整然と編んだ織物のようです。
鎌倉台て邸にて。
玄関建具の金物は、
真鍮製のものです。
最初は黄金色に輝いていますが、
そのうち家族をはじめ、
たくさんの人たちが
何回も何回も触れることによって、
いい感じで経年変化します。
最初の輝きも、
いずれややってくる経変変化も、
銅由来の金属は、
木と本当になじむと思います。
そして金属としては柔らかいので、
気のせいか手になじむ感覚も
あるような気がします。
鎌倉台て邸にて。
今朝からざーざーと
雨の降る日でしたが、
無事木建具が入りました。
この家の玄関は、
細かめの井桁格子。
この家は感覚的に、
井桁が合う、と思ったのでした。
この家は、
玄関入ってすぐに居間なので、
正方形の四辺からの
木の輻射熱による保温も
期待しています。