きらくなたてものや2

楽しむ、楽しい、いえづくり、まちづくり

来年も「きらくに無限愛」

2015年12月31日 | 今日のできごと
現在、家族と帰省のため
西に向かう新幹線の中です。

2015年が終わろうとしていますが、
歳を重ねるごとに、
時の経つ速度が速まり、
今年が明けてから
もう365日経つとは
信じられない心持ちですが、
とにかく今日で
2015年はおしまいです。

今年は
きらくなたてものやができて
11年が経ちましたが、
色々な意味で
様々なできごとが
あった年でした。

まずは、
所員の産休、育休などのため、
久しぶりに一人で
活動するようになったこと。

一人できらくでもあり、
また苦しい時もありましたが、

仲間の職人たちが
これまで以上に支えてくれて、

さらに
過去や現在の建主さんたちの
愛情溢れる応援が
本当に励みになりました。

とくに6月に建主さんたちと職人たちが
秘密裏に準備を進めて開いてくれた
11周年記念の宴は、

生涯の十大ニュースになるくらい、
思い出に残るうれしいできごとでした。


また仕事のうえでは、
昨年までは多くが
新たに建てる仕事でしたが、

逆に今年は、
「直す」仕事が
大半でした。

人口や世帯数が
減少傾向にある影響なのかな、
と思う一方で、

「直す」仕事は、
新たに建てる仕事よりも
高い技術と判断力が必要と
改めて実感し、

今あるものを活かすために
「直す」仕事こそ、
たてものやの真価が問われるとすら
思いました。

直す仕事の内容は、
一千万円を超える
大規模なものから、
数万円単位のものまで
多岐にわたりましたが、

金額の多寡によらず、
いずれも大切な財産であることには
かわりありませんので、

どんな小さな仕事も、
本当にうれしく思いました。

そう、地域に根づいて、
心地よい空間づくりや
たてものに関する相談を
「きらくに」頼まれる姿が
きらくなたてものやの理想像。

来年も引き続き、
どうぞきらくに
よろしくお願いします。

食堂ぺいすからいただいた
この言葉のとおり、
それに「無限の愛」で
応えていきたいと思います。


瓦で締める

2015年12月29日 | 藤沢ひ邸
藤沢ひ邸にて。

今朝、群馬の五十嵐さんが来て、
達磨窯で焼いた敷瓦を
届けてくれました。

年明け早々、
薪ストーブ廻りの床と壁を
この敷瓦で仕上げる予定です。

達磨窯で焼いた瓦ならではの
一枚一枚表情の違う瓦が並ぶさまが
楽しみです。

そして今日で藤沢ひ邸も
仕事納め。

こちらも節分の頃には
完成予定です。



肉で締める

2015年12月28日 | 改修の仕事2
戸塚の古民家改修現場にて。

ここは今日で
仕事納め。

大工工事も
あと少しです。

節分の頃には
終わるかな。

建主さんに
年末の挨拶をしたあと、

このへんではいちばんうまいと思う焼肉屋、
濱皇に大工衆となだれ込みました。

ぴかぴかでも

2015年12月24日 | 改修の仕事2
戸塚の古民家改修現場にて。

南に面する縁側の
大きな窓の敷居は、
銅です。

今はぴかぴかですが、
じきに木となじんだ色になります。

いやぴかぴかでも、
銅の赤みを帯びた色は、
杉の赤身と相性がよいです。

そして建具のレールの
真鍮とも相性がよいです。

出会いとはそんなもの

2015年12月21日 | 鎌倉台て邸
鎌倉台て邸にて。

縁側に入ると、
建主さんが葉山の古道具屋、
桜花園で購入した舞良戸が
立てかけてありました。

先週建主さんから
「縁側の突き当たりに、
建具を入れるんだったら、
何がいいでしょうか」
という相談があったので、

「古建具なんてどうでしょう。
葉山に桜花園という
いいお店があります。」
と答えたところ、

その日早速行かれたみたいで、

するとたまたま、
玄関と縁側を仕切る舞良戸と
ほとんど同じ形状の建具があり、
即購入したようです。

桜花園はどう?と答えて
すぐ後に「決めました!」
と連絡をいただいた時は、
腰抜かしました(笑)。

しかし出会いというものは、
そんなものです。

それにしても
今別の改修の仕事でも
桜花園から建主さんが
たくさん建具を手に入れたようで、
私の周りでは大流行です(笑)。

それもそのはず?、、
現在桜花園は「暮れのセール」中です。