きらくなたてものや2

楽しむ、楽しい、いえづくり、まちづくり

過程の美

2013年03月31日 | 鎌倉みや邸
先日書いたとおり、
カキシブ隊では
文字どおり1本1本の材木を
つぶさに観察することが
できるわけですが、

とくに昨日のような
2階の床梁を塗ると、

たくさんの種類の継手・仕口に
出会うことができます。

これらの大工仕事は、
実用としての結果ですが、

造形としても
心惹かれるものがあり、

また想像力をかき立てられて、

眺めていて楽しいです。

私たちがめざしていることの一つは、
「伝統工法」というよりも、

過程が楽しいこと、美しいこと

その成果として、
味わい深い空間を作ること
なのかもしれません。







こうして並んでいると、
機関車が並んでいるようですね。







通し柱に刻まれた
落し蟻の仕口。

抽象画のようです。

早春のカキシブ隊(第2回)

2013年03月30日 | 鎌倉みや邸
天気予報では曇り、
しかし実際は
わずかに霧雨のお天気。

カキシブ隊は
雨に当たってはなりませんが、
しかしそれでも
カキシブ隊を決行。

今日は
材寸の大きい2階床梁の塗装を
予定しており、

それなりに場所が必要だったのですが、

たまたま材木屋さんの下小屋が
広く空いていたので、
そこを使わせていただきました。

さて今日の参加者は、
建主さんご夫婦、
建主さんのお母さま、
建主さんの奥さんのお父さま、

いつもありがとうございます!
日野の‘い’さんと、
大和の‘ほ’さん、

そしてきらくなたてものやから3名。

なお、私は11時頃合流、
‘ほ’さんは午前までの作業でした。

なにしろ今日は、
2階床梁と通し柱と、
大きな材木ばかりでしたが、

10時休みを取らずに
がんばっていただいたこともあり、

3時のおやつまでには
柿渋を塗る作業が終了、

そしておやつを食べた後に、
材木を積んで、

いつもより早めに
終わることができました。

さあ次は来週4月6日。

残るは柱と小屋束で
おしまいです。





今日の成果。







前回塗った材木たち。

しっかりと色づいています。

板張り前夜

2013年03月26日 | 鎌倉大町ほ邸
鎌倉大町ほ邸にて。

構造補強を兼ねて、
張り替えることになった
東面の外壁。

ボロボロになっていた
表面の板を剥がした後、

傷んだ木組みや
枠廻りを補修し、

これからスギ板を
張っていきます。

しかし私たちの
感性の琴線を揺さぶる
竹小舞土壁の表情が
見えなくなるのは、
さみしいなあ。






床下を整える

2013年03月26日 | 鎌倉大町ほ邸
鎌倉大町ほ邸にて。

水廻りになる部分の床下には、
構造以外に設備配管が必要なので、
床を貼る前に配管の工事を行い、
床下を整えていきます。

ちなみに給水と給湯管は、
保温材を巻いているので
分かりづらいですが、

改修工事の場合でも
ステンレス管です。



十八周年に思う

2013年03月25日 | 今日のできごと
昨日は結婚18周年だったので、
晩ごはんは家で手巻き寿司。

別に記念日だからって
わけではないですが、
今日から中学校が
春休みということもあり、
(女子高生はすでに春休み中)、
いつにもまして賑やかな食卓。

ところで昨日届いた美健ガイド社
「肺をいじめないで」を読むと、

笑うことと歌うことは自ずと深呼吸を促し、
健康維持のためにたいへんよいとのこと。

こうして家族や友人たちと食卓を囲み、
楽しく会話することは、
たくさんの意味があるのだと思いました。

楽しければ続きますしね。



構造補強を兼ねた木の浴室

2013年03月25日 | 鎌倉大町ほ邸
鎌倉大町ほ邸にて。

この家の浴室は、
当初ハーフユニットだったのですが、

その部分の木組みが
惨憺たる状況だったので、
急きょ方針変更。

考えに考えあぐねた結果、

基礎を立ち上げて、
木の浴槽を入れることになりました。

なぜ木の浴室が、
構造補強になるの?
と思うかもしれませんが、

この部分は、
建物を持ち上げて基礎を作り、
土台を差し替えるという作業が
たいへん困難を極めると判断し、

既存の木組みの中に、
もう一つのしっかりした構造体を作って、
それに既存の木組みを抱かせ、

なおかつ鉛直荷重の支持を
真下で確保し直す、
という方法を取りました。

フタを開けて
既存の木組みを見た時は、
大工ともども
たいへん重い心持ちになりましたが、

結果的に木の浴室になって、
建主さんに喜んでいただけるのでは
ないでしょうか。





本日のカフェでの自慢の一品

2013年03月23日 | エネルギーカフェ
鎌倉エネルギーカフェは、
文字どおり「カフェ」ですので、

食べものや飲みものをいただきながら、
話し合いを進めます。

それらは参加者がめいめい、
自慢の一品を持ってきてくださるもの。

これもエネルギーカフェの
楽しみの一つです。

今日もたくさんの
自慢の一品が集まりました。

食べるのに夢中で(笑)、
写真を撮ったもののみ紹介!







参加者ご自身の畑で採れた野菜を
具にして作ったおやき。

鎌倉エネルギーカフェの「定番」で、
毎回楽しみな品の一つです。







参加者が共同作業で
自然農法で育てたお米で作った
蕗味噌載せのおにぎり。

みるみると手が伸びて、
あっという間になくなりました。

第5回エネルギーカフェ開催

2013年03月23日 | エネルギーカフェ
第5回鎌倉エネルギーカフェを開催。

今日もたくさんの方にご参加いただき、
ありがとうございます!

今日のテーマは
「地域単位でエネルギーを起こす②」。

再生可能エネルギーのことについて学習し、
またその中でも
有力選手の一つである太陽光発電について、

私の建主さんOBであり、
以前太陽光発電設置の仕事に
関わっていた‘か’さんから
詳しく説明をいただきました。

その後参加者のみんなでワークショップ。

まず自分が使う電気量について
何となく把握できるように
それらの消費電力を調べ、

次に太陽光発電がある暮らしや
風景のデザインについて、
一人ひとり提案していただきました。

実現すればとても楽しそうだったり、
風景に溶け込んだデザインを
期待させるものだったり、
様々な提案をいただいたのですが、

次の課題は、
それを如何に実現していくかですね。

今回はこれで5回シリーズの
最終回を迎えることとなりましたが、

第2期、第3期と、
今後も地道に続けていきたいと
考えていますので、

いつの日かそのようなアイディアが
実現する日を楽しみにしたいと思います。

また続けていくことで広がる
人間の輪に大きなエネルギーを感じますので、

今後はそれも楽しみです!



エスニックな香り

2013年03月21日 | 鎌倉大町ほ邸
鎌倉大町ほ邸にて。

母屋部分の
元厨房部分を解体中。

がらんとした家の中で
畳敷きのお茶の間や座敷などが
残されているのですが、

それらが大屋根に覆われた
土間の中に挿入された感じで、

ここから見た光景に
エスニックな香りを感じるのは、
私だけでしょうか。

このままで、
というわけにはいきませんが、

このままでもオモシロイな、
と思ってしまいます。







太陽の木の基礎

2013年03月21日 | 鎌倉大町ほ邸
鎌倉大町ほ邸にて。

数日で終わるはずの
基礎工事でしたが、

フタを開けてみると、
あそこもここも、
立ち上げた基礎を作ったほうがいいよね、
という箇所が幾つも出てきて、

ここ最近は
現場へ行くたび、
ササゴ建設さんと
お会いしております。

そんな中、
当初予定していた部分の基礎が
できあがってきました。

その一つが、
「太陽の木」を受ける基礎。

4月になるとここに、
「太陽の木」が鎮座する予定です。

どんな木が来るかは、
後ほどお楽しみに!