神田え邸にて。
先日少し燃えかけた柱を
紹介させていただきましたが、
建主さんに確認していただいたところ、
これは東京大空襲の名残だそうで、
燃えかけたところを
みんなでバケツリレーして
消し止めたそうです。
辺り一面空襲で焼け野原になる中、
家族がここに留まって、
命がけで守ったのだと思います。
そういえばこの家の床下は、
防空壕のようになっています。
それだけではなく、
高度成長期やバブル期に
次から次へと変貌するまちなみ。
この家は壮絶な昭和史を
立ち尽くしながら見守ってきた、
まさに生き証人です。
ますます
大事にしたいという気持ちが
高まりました。