類は友を呼ぶ（Birds of a feather）

「類は友を呼ぶ（Birds of a feather）」ということわざがありますが、
この言葉は、鳥類の群れには文字通り当てはまるようです。

最近の研究から、慎重な性格のオス鳥は、同じような性格同士で群れを作る傾向があることがわかってきたそうです。

イギリス、オックスフォード大学・野外鳥類研究所の研究者たちは、
オックスフォードの森に生息するシジュウカラを対象に、動物の性格と社会行動の関連性を調査。

大規模な社会的ネットワークを持つ鳥類ほど、より多くの食糧を得られることは以前から知られていて、
群れを作る傾向が強いと、生き抜いていくうえで有利になるとのこと。

　「慎重で“消極的”な性格の鳥は探索行動が遅いためリスクが低く、
　　大胆で“積極的”な性格の鳥はリスクが高い分、得られる食糧も多い」
今回の研究の目的は、この仮説を検証するために行われました。

最初の課題は、シジュウカラの性格を見分けること。
研究チームは、221羽の野生のシジュウカラを捕獲、
人工的な木が5本立ち並ぶ部屋に一羽ずつ放してから行動を記録して、次のようなデータを得たとのこと。

　「慎重な性格の個体は行動が非常に注意深く、木々を行き来して飛ぶ頻度も少ない。
　　　一方、大胆なシジュウカラは非常に活発に動き、飛ぶ動作も素早い」。

行動が記録された後、すべての個体は解放されて、次は野生での行動が観察されることに。

すると、捕獲時に慎重な性格に分類されたオスは比較的長期間、同じ性格の個体同士で群れる傾向が。
一方、大胆な性格の個体は、複数の群れを転々としがちだったそうです。

さて、文鳥にも「類は友を呼ぶ（Birds of a feather）」の法則は、あてはまるのでしょうか？？

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20130927002