我が家の文鳥日記

2012年3月に飼い始めた桜文鳥♂の成長記録を中心に、
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スパイ容疑でハトを逮捕?

2015年06月06日 | ニュースになった鳥たち
インド当局は5月28日、パキスタンから「越境」させるため放たれたとみられるハトをスパイ容疑で「拘束」と発表。

ハトが発見されたのはインド北部の国境の町パタンコート。
ハトのからだにはウルドゥー語で住所が書かれていて、町の警察当局によると、
他の手掛かりを探すためハトは詳しく調べられ、レントゲンにもかけられているとか・・・。


(ウルドゥー語はパキスタンやインドで話されている言葉で、現在パキスタンの国語であり、インドでも公用語のひとつになっています。)

インドとパキスタンは長年、国境問題を抱えています。

インドの警察当局は「ここは軍が常駐する国境地域であるため、警戒している」と前置きしたうえで、
「カメラをつけたハトが飛んできて上空から撮影していると聞いたことがある。地上からは誰にも分からない」と話したそうです。

今回捕らえられたハトは27日夜に地元の床屋の屋根にとまっているのを、床屋の主人がペットとして飼うつもりで捕獲。
ハトが逃げないよう主人が羽根を短く切ったところ、左の翼と尾に何か文字が書かれているのを見つけ、警察に届けたそうです。

ハトからはカメラやチップ、SIMカードなどの類は見つかっておらず、レース用のハトではないかとみられているそうですが、
翼に書かれた数字と尾のウルドゥー語についてはまだ調査中とのことです。


 http://jp.wsj.com/news/articles/SB11729237550577364065404581015042944098756

日本でもいたるところで見られるハトですが、岩場に巣を作るカワラバトが原種。

もともとは日本に生息しない外来種で、平安時代から現代に至るまで様々な用途で持ち込まれ、再び野生化したものだそうです。

古代エジプトやギリシャの時代に食用として、また帰巣性を利用した通信のために家畜化されたそうです。

ロスチャイルド家が「ワーテルローの戦い」(1815年)でナポレオンが負けたことを伝書鳩の通信でいち早くつかみ、
ロンドンでの国債取引で巨万の富を得たというエピソードは有名です。

現在の日本では伝書鳩としての利用は皆無に近く、専らレース鳩として用いられていますが、
東京オリンピックが開かれた1964年頃まで、東京・大手町の新聞社街では、屋上で伝書鳩の飼育が行われており、
優秀な鳩がいち早く届けた情報によってスクープ写真が取れた時代があったそうです。

戦時中は軍用鳩として、軍用犬や軍用馬とならんで戦地に駆り出された歴史も。


靖国神社の境内に軍用鳩を供養する碑があることを、今回初めて知りました。


靖国神社の鳩魂塔(東京都千代田区)

画像は日経新聞の記事に掲載されていたものです。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO84043230W5A300C1000000/



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