スズメバチの巣にスズメが！

古くなったスズメバチの巣をスズメが再利用している、というニュースが２件。

まずは神奈川県の南足柄市のタウンニュースから。

庭に巣箱や餌をおいている愛鳥家のお宅でのお話です。
縁起が良いから、と残しておいた軒下のスズメバチの古巣に、4月末ごろ穴があいているのを発見。
観察を続けていたところ、そのうち、中からヒナの鳴き声が聞こえるようになったそうです。

鳥好きの優しい家主さんの下なら、スズメも安心して子育てできると思ったのでしょうか。

http://www.townnews.co.jp/0608/2013/05/18/188223.html


続いては、宮城県南三陸町からのニュース。

農家の軒下にあったスズメバチの古巣に、やはりスズメが巣を作り始めたとのこと。
しかも、こちらは、シェアハウス状態。
少なくとも二組のスズメのつがいが、おなじ古巣の中に営巣しているらしいとのことです。

それぞれのつがい用なのか、ちゃんと出入り口も2ヶ所あるようですね。
リンク先の画像でも、その様子が確認できます。
先ほど、テレビのニュースで流れる動画を視聴したのですが、
こちらのお宅のご主人もにこやかな笑顔で毎日スズメの巣の観察を続けて、ヒナの成鳥を楽しみにしているご様子でした。

http://www.asahi.com/national/update/0610/TKY201306100421.html

野鳥に限らず、動物には、親愛の情を示してくれる人間を見分ける能力もそなわっているのでしょうか。


ところで～スズメバチの名前の由来ですが～
スズメと見紛うほどの大きさの蜂だから、とか、
スズメバチの巣の模様や色がスズメの羽の色に似ているから、などという説があるそうです。