長崎に白いツバメが

先ほど、ネットめぐりをしていたら「長崎で白いツバメが確認された」というニュースを見つけました。

http://mainichi.jp/select/news/20120629k0000m040110000c.html

まるで白文鳥のような白さですね。
写真を見ると、立派に巣立って他の仲間たちとも上手くやれている様子ですね。

5.6年ほど前になりますが、白いカラスを間近で見た経験があります。
畑の中の農道を車で走っている時、作物の中に、何やら白っぽい鳥の影が。
車を停車させて、窓から身を乗り出して確認すると、なんと真っ白なカラスでした。
よく見ると、首から胸のあたりにかけてところどころ、薄いベージュの斑点が点々と。
でも、遠めに見ると真っ白にしか見えません。黒い羽はわずかも混じっていませんでした。

ちょうど巣立ちの時期を迎えたヒナの子ガラスだったようで、傍には親ガラスがよりそっていました。
飛行や餌を探す手ほどきをしていたのではないか、と思います。
親のほうは、ごく普通の真っ黒なカラスでしたが、白いわが子を疑いも疎みもせず懸命に育てている様子が伺えました。

帰宅後、ネットで調べてみても、あそこまで白いカラスは　あまり例がないようでした。
心配だったのは、なんとか巣立っても他のカラスに攻撃され群れを追い出されて長生きできないという話が載っていたことです。
色変わりで目立ちすぎる個体は、群れ全体を危険にさらす恐れがあるので、他のカラスに目の敵にされる場合があるとか。

その後も何度か、目撃したあたりを車で通りかかりましたが、２度と白いカラスに遭遇することはありませんでした。

今回、長崎の白いツバメのニュースを知って、あの時の白い子ガラスも、どこか人目につきにくい場所で元気に暮らせていたかもしれない、という気持ちになることができました。