鮎の俳句日記

その日の徒然を載せていきます

おくのほそ道 旅立ち

2012-04-19 19:46:04 | おくのほそ道を書く(月)




草の戸も住みかわるよぞ雛の家

      はせを


この小家も人が住みかわることになった
新しい家族には女の子がいる
おひなさまを飾るはなやいだ一家にかわるのだ


新しく住む人に 挨拶代わりの句を残して
旅立ちをするのでした。



はせをと書いてばしょうとよみます。

もともと 芭蕉は「桃青」と名のっていました。
住んでいた家に弟子が芭蕉の株を植えたことから
住んでいた庵の名を芭蕉庵としました。

それ以後芭蕉と署名するようになったとのこと


芭蕉は漢字とかなの使い分けにきびしく
「はせを」とかなではかきました。