下呂市 佐和 苗代桜
ホームページより おかりしました。
水張田のさかさ桜に魂とらる
平成17年 柴田由乃
下呂市の苗代桜の句である
この桜の花の咲くのを見て苗代の準備始めたことから 苗代桜という。
山際の水田の奥にたつ 二本の姉妹桜で 樹齢約400年
樹高は 大きいほうが30メートル
小さいほうが25メートルの大木である
毎年満開ころになると 夜ライトアップがされ
二本の桜が幻想的な姿を となりの水田に映し出す
桜は上をむいて見るものと思っているとここの桜は違う
農道から水田の中を覗きこむのである。
昼間の水張田と異なり
夜ライトアップされた水田の水は 鏡のように反射する
そうすると天空の真っ暗闇の中に淡い桜の姿がいっそうの深みをまして
逆さに映しだされるのである。
「息を呑むような」
という言葉があるが まさにぴったりの形容である
この句はそれを「魂を取られる」と表現しているのである
俳句の対話術より
今津大天
写真は この桜とはちがいますが
水に映った桜もきれいです。
今日の大垣の桜は散り始めました。
花吹雪と
花筏の
春の風景画でした。
明日から また桜です。
吉野の桜を見にでかけてきます。