鮎の俳句日記

その日の徒然を載せていきます

おくのほそ道を書く 日光

2012-04-24 20:14:23 | おくのほそ道を書く(月)




卯月ついたち

       日光



       あらたふと青葉若葉の日のひかり




なんととおといことだ
この山の青葉若葉は初夏の陽光ばかりか
日光の威光に浴して 照り輝いている


季語 青葉若葉



四月ついたち 日光山にさんぱいした。

昔はこの山を「二荒山」とかいたが
空海大師がここに寺を建てられたとき「日光」と改名された

千年後の未来の繁栄を予見なさったのだろうか

今やこの日光の威光は国中に輝き
恩恵は国内に未知ふれ
士農工商すべての民はみな 平安な生活を送り
天下は太平である

これ以上書くのはおそれおおいので
筆を 置く

おくの細道より




あらたふという 感嘆句が いいですね。

日光の荘厳な自然が 芭蕉さんに 深い感動をあたえたのでしょう

日光といえば すぐに家康をおもいださせるのに

山岳霊場としての 宗教的感動を 支配したのでしょう。

森羅万象 日光の 神威を 句に されたのですね。