木の器作りの日々

奈良の山の中で、自由気ままに、木工旋盤をつかい木の器作りしてます。

奈良は楢(ナラ)が

2012-08-15 19:37:13 | 日記

先日須田二郎さんのブログ読みうらやましく思いました、奈良には樺科の木が少ないのです、シデもありますがカナリ少ない。奈良はコナラなんかが多いです。だいぶ以前、建築の本で個人邸の小コンサートホール、珪藻土と木でアールのついた素敵なのみたことあります、そのときの柱がシデ(ソロの木と表示してたと思います)藤森さんがよくいっておられる独立柱ではなかつた記憶ですが、柱の変に歪んだ存在感が印象にのこってます、シデそんな悪くもないのかも。須田さんたまにアサダなんてつかわれてると、いいな~なんて。まあ悪い木なんて存在しないけど好みはあるわけで。

3ヶ月ほどまえにもらつたコナラ、ある程度半生になつたので小割りに(大生でするとコグチの干割れが走りつかいものにならないのです)気温が暑くてチカラ仕事きついです、昔から「**男、金と力なかりけり」なんて世間の常識なんです。けして自慢ではありません、ほんと疲れたとゆうこと。事実なんです、わるいけど

とくに楢は乾燥が難しい、プロの材木屋でも板目でなく正目にとることがおおいです。案の定、干割れであまり大きい部材とれないな~。まあウツワでは割れはキツイものがありますが、チョウコクなんかでは意外とおもしろいかも、アルド バッカーというデザイナーとゆうか彼が作った木のオブジェ ヒビがいい味だしてました。ヘンリー ムアーが巨大なニレの一木から母子像彫るプロセスを本で見たことありますが、ほんとバリバリ、それを埋木で整えていく、でもバリバリもおもしろかった気がします。今日は肉体労働、疲れて酒のんでグダグダうんちくオヤジとなりました。

こんな大きい塊からも、とれるのは小さいです。、

楢の乾燥過程でクラック入った板、面白いので、平面出し、しました、カスガイをバンバン打って天板にしよう!

コナラのひずみ椀


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