ずーっと、同じカエデとシデを触ってるから、スッカリ飽きてしまい、シンドイナ~
今日挽いてたシデというカバの仲間、干割れでパリパリに、しかも傷んで、菌に侵されてる、僕は傷んだ木はあまり好きでないのね~
でも、カバとかカエデはもともと硬い木だから、このような状態でも全然強度的には問題ないの
作業中は何を考えてるかというと、特に、これということはなく、何を食べたいな~とか、金がないな~一億円を道で拾ったら何がしたいかな~~とか、この前XXに偉そうに言われたけど、クソ~今度みとけヨ~ナンテ、ま,自分ながらホントくだらないことばかり!
民芸のY先生の妄想のように、お念仏唱えながら。ろくろ回してる職人なんか、オームの信者じゃあるまいに、いてないと思うのですけどね~
今日は作業しながらシデ、、シデ、しで、「死出」なんて妄想モードに入ってしまったの
木でのウツワ作りはいずれは消滅する、植物の体を一時借りてるのね~陶芸は生命の前段階とも言える泥状態を清浄な火を使い岩石に戻してる作業だからマッタク違う清々しさがある、木のウツワ作りはジメジメしたところがあるかな、
朽ちる寸前のカエデで作った花器、ふと2年前に死んだ叔母を思い出したの、一人暮らしだったから亡くなる前の数カ月はほとんど毎日様子を見にいつてたの~もう少し色々、気晴らしに連れて行ってやったらよかったな~とかね、少し反省してるんだ~最後を看取たのも僕ですが、ほんとに死ぬ寸前まで生命は尊いものだと~思い知りました、
マ無神論者だから、仏教の仏壇やお寺は何やら陰気で、ほこり臭いので、苦手なの、デモ、ぼくは八重山の御嶽のようにすべてが分解されて、アッケンカランとした広場みたいなところナラ、マダいいかな~木のウツワもひと時、僕たちのところに立ち寄り遊んでくれてるようなものだな~なんて、強烈な太陽にさらされたり菌に侵されパラパラに分解していく道の途中、ほんの少しウツワとして道草してくださいませネ~
この壺の木の木っ端でグイ飲みでも作ろうか、叔母がお酒が好きでほんの一口美味しそうに飲んでたからね~
小さいのはアマリお金が取れないしメンドクサイカラ作らないけど、これで晩酌でもしましょうかね~
鉄の壁掛けに飾つて見ました
暑い日々の、一コマでした