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気の広場

気の世界あれこれ・・・
  日常雑感あれこれ・・・

小豆と大豆 ④ ・・・ 閑話休題

2010-04-21 22:47:46 | Weblog
 ちょっとむだばなし ・・・


 食物ののびる、ちぢむの見分け方のひとつとして、味による顔のゆるみとちぢみをみる見方があります。

 さて、味には辛い、酸っぱい、鹹(しおから)い、苦い、苦いの六味があり、だれにもいやがられる味にえぐみがあります。

 上の六味を辛(しん)、酸(さん)、甘(かん)、鹹(かん)、苦(く)、渋(じゅう)と音読みすると ・・・ 味の陰性から陽性への秩序をもって ・・・ 憶えたものでした。

 辛は胡椒の辛さで
    ・・・ 口にすると口を大きくあけてホウホウといわせます。
 酸は夏みかんのような酸っぱさで
    ・・・ これはまた口をパッと開かせます。
 甘は砂糖や密のような甘さで
    ・・・ 口を幼児のウマウマのように可愛く開かせます。
 鹹は塩辛さで
    ・・・ 口を開かせなくさせます。
 苦はフキノトウやニガ瓜のように
    ・・・ 口をへの字にひきしめて、白い歯を見せなくします。
 渋はシブ柿をときのように
    ・・・ 顔中がクシャクシャにちぢんでしまいます。

 従って、味には口をアングリ開かせる陰性の味から、口をヘの字にむすばせるような味まであるわけです ・・・本当に面白いですね。







小豆と大豆 ③ ・・・ 陰性 ・ 陽性

2010-04-21 14:55:28 | Weblog
 砂糖は甘くて口をウマウマと開かせます。塩はむしろ口をつぐませる働きをもっています。

 味には辛(しん) ・ 酸(さん) ・ 甘(かん) ・ 鹹(かん) ・ 苦(く) ・ 渋(じゅう)の秩序があり、辛は大きく口を開かせっ放しにし、反対に渋は口ばかりか顔全体をくしゃくしゃに引きしめます ・・・ 面白いですね。

 これは味が自律神経に働いて、余儀なく顔面をゆるめたり引きしめたりするからにほかなりません。
砂糖の甘さの口の開かせ方と、塩の辛さの引きしめ方とは、まさに陰と陽との明らかな違いを示しています。

 甘い陰性の砂糖とむすびつきやすい小豆は、塩辛い陽性の塩とむすびつきやすい大豆とくらべると、小豆の方が大豆よりも陽性だということができますね。
色や形のうえでも小豆は赤くて、大豆よりも小さいのです。それに小豆は湯から煮出したらなかなか煮えません。
 大豆には脂肪分が小豆よりはるかに多くあります。大豆油をとり出すくらいですから ・・・ 。





小豆と大豆 ② ・・・ むすびつき

2010-04-21 07:09:55 | Weblog
 小豆についてどんな種類の食べものが連想されるか探ってみますと ・・・ ぜんざい、汁粉、おはぎ、まんじゅうの餡(あん)、大福餅の餡、羊羹といったものが浮かんできます。
いずれも甘い砂糖にむすびついたものです。

 大豆についてはどうでしょう ・・・ まず、味噌、醤油、豆腐、納豆が浮かびます。
これらは塩とむすびつきます。豆腐はかなり塩気を加えないとおいしく食べられませんし、納豆も醤油なしでは食べられません。

 同じく豆でありながら、小豆は甘い砂糖とむすびつき、大豆は塩辛い塩とむすびつきやすいということは ・・・ どういうことなのでしょうね。





小豆と大豆 ① ・・・ おめでたい ・ しんみり

2010-04-21 06:00:31 | Weblog
 昨日、初孫が生まれたお祝いの赤飯をいただき、ご馳走になった ・・・ 。


 
 子どもが生まれた、試験に合格した、賞をもらった、入学祝だなどと目出度い日にはよく赤飯を炊いてお祝いします。

 「今日は亡くなっただれだれさんのの法要を営む日だ、お坊さんを迎え、近所の人におまいりしてもらおう。それには、精進料理を用意せねば」とは、今でも田舎のしきたりです。
精進料理のなかでも主役になるものは揚げ豆腐や焼き豆腐、豆腐の煮物、豆腐を使ったヒジキや青い野菜の和えものといったぐあいに、もっぱら豆腐が使われます。

 ところで、お目出度い日の赤飯には小豆が使われ、法要のようなしみじみした雰囲気の折の精進料理の主役となる豆腐は大豆で作られています。
同じ豆で、成分としては小豆も大豆もタンパク質は豊富にあるものが、どうして小豆だとお目出度い祝いごとに、大豆だとしんみりした雰囲気の料理に用いられるのだろうか ・・・。