きもの和らいふスタッフブログ/札幌を中心に北海道で振袖をレンタル&販売の日々

大正元年創業の老舗呉服店とは思えない(◎_◎;)スタッフのゆるーい日常を綴っています。

振袖用帯締めを修理

2018年10月04日 | はんどめいど

事業部のHです。

 

振袖用の帯締めって...

 

まず、振袖はミスの第一礼装、一番格の高いキモノです。

ですから、その帯締めも礼装用で、

分かりやすい礼装用は、金糸銀糸が入ってます

特に最近の振袖用は、パールやビジューを散りばめ

カラフルで豪華なものが多いです。

そんな振袖用帯締めのパールやビジューって、

結構、取れやすく、壊れやすくて難点でした。

 

そもそも帯締めって、その紐1本で帯を押さえていますから、

ぎゅーって力強く結ぶじゃないですか

製作側は分かって作ってるのかって思うような

(高価な品物なのに)突っ込みどころ満載の

粗悪な帯締めも残念ながら存在しておりました。

今は、そういう商品は入荷していませんけど。

 

商品にならない壊れた帯締めで、

返品も出来ず、廃棄処分となるものを

正絹だし、組紐だし、捨てるに忍びなくて

修理しています

・・・売り物にはならないので、

撮影会の時の貸し出し用として利用しています。

 

もともとは、5つの貝パールがテグスで繋がって

接着剤で固定されていたのですが、

たぶん、貝パールが割れちゃったんでしょうね。

 

同じ大きさの貝パールのビーズを探したのですが、

残念ながら無かったので、

サイズ優先で、黄色のビーズを付けてみました