きもの和らいふスタッフブログ/札幌を中心に北海道で振袖をレンタル&販売の日々

大正元年創業の老舗呉服店とは思えない(◎_◎;)スタッフのゆるーい日常を綴っています。

停電の日を振り返って

2018年10月03日 | 日記

事業部のHです。

先日の台風24号で、静岡県では未だ大規模な停電が続いているとか、

当然、信号機も点いてなくて、事故が多発しているという報道がありました。

地域の皆様には心よりお見舞い申し上げます。

 

ここ札幌も、先日の平成30年北海道胆振東部地震で、

(北海道内全戸が)停電しました。

大きな病院周辺から復旧したらしく、

(未明の3時過ぎに停電して)その日の午後2時には復旧した地域もあり、

あの暗闇を全く経験しなかったという友人もおります。

 

でも、私の住む地域は、札幌市内でも郊外にあり、

オール電化のマンションのため、

照明はもちろん無く、断水し、熱源も無い~という状態でした。

3日目の夜にやっと復旧したので、結構大変でした。

 

地震があった当日は、自宅待機ということになりましたが、

何せ、停電テレビも観られない...

そうそうトイレにも行けない...

なので、日のあるうちは、

携帯ラジオを聞きながら、読書していました。

飲料水は買い置きがありましたが、

お湯を沸かすことが出来ないので、大量に備蓄しているカップ麺は役立たず...

スルメをかじって、トマトジュースを飲んでしのぎました。

翌日は、出勤したのですが、公共交通機関は全滅

タクシー会社の電話は通じず...

マイカ-で、信号の無い公道を運転するのは恐怖でした

 

それでも、札幌は比較的、事故が少なかったそうです。

北海道人はもともと信号を信用して無いからじゃないか」とは、

商品部のNさんの発言です...

だって、雪道でブレーキ効かなくて交差点入って来るクルマあるしょ

そう言われたら、そうかもしれませんが。

事務所で、ポットにお湯を入れ、トイレ用の水を汲んで、

また信号の無い道路を運転して帰るのは本当に恐怖でした。

暗くなるともっと恐くなると思い、

みんなで明るいうちに事務所を閉めました。

お風呂に入れない、髪も洗えない...

給湯器には熱湯に近いお湯が入ってるのに出せない...

思わず給湯器をパンチしました(痛)

仕方無いです、買い置きのシーブリーズとデオドラントシートでしのぎました。

 

さすがに3日目の夜は、泣き叫びたくなりました。  

窓から見える景色は闇でしたから...

(日中は事務所で仕事していたので気が紛れましたが、)

ひとりになると心が折れそうだったので

ベランダに出て、(ベランダから札幌の中心部の明かりが見えるので)

座り込んでラジオを聞いていました。

 

ぼーっとしていると、明かりが近づいて来るのが分かるんです。

信号が点いて、街灯が点いて、

高い建物のエレベーターホールの蛍光灯が点いて、

ああ~きっともうすぐだって思って...

最後に、近くで歓声が上がったんです

 

キターって、私も叫んで

直ぐブレーカーを上げに行きました。

 

最初にトイレの水を流しました。

洗濯機のスイッチを入れました。

電気って、本当に有り難いですね  

 

その後、

ガソリンスタンドは大行列で、給油量に制限があったり

スーパーもコンビニも、陳列棚が空っぽで商品が何も無かったり

トイレットペーパーや電池の買い占めがあったり

世間では、不都合なことは続いていたのでしょうが、

私自身は、2週間、一切買い物をせず、

冷凍庫で溶けかかったものを順に食べて過ごしました。

 

まだ、毎日のように余震が続いています。

それも震度3とか震度4とか、結構大きいです。

また停電になったらどうしよと思い、

ちょっとストレスです

 

でも、時間は止まってくれないので、

落ち込んではいられません...

前を向いて行くしかないです