前回のあらすじ
キラークイーンは小中高ずっと卓球部でした。他のライバルが強力な武器を持つなかキラークイーンは特にこれといって武器はないのですが、それでもレギュラー争いをした事がなかったのは中学時代に培われた考える卓球だったのです。
そしてOBになったのはいいものの、技術的な面でしかアドバイスをした事がなく、考える事を全く教えていない事に気がつくのでした。でも私はそこまでヤル気マンマンでアドバイスする気も実はなかったのでした。
と、いうのはですね、戦術的なものはヘッドコーチが担当しておりました。私も彼から2ヶ月ほどですけど習いまして、色々教えてもらいました。今では謎の失踪をしており、誰一人として現在の正確な情報をキャッチしている人はいないんじゃないかって状態ですが。あれほど一緒にいたのにパタっといなくなり早3年くらい経つんじゃないでしょうか。
勝つ戦術論みたいなのは、最初は父に教わり、次にベレー帽のSコーチ、中学校2人目のKコーチ、最後にその「Kヘッドコーチから教わりました。OBになってからはOBとしてのプレーの仕方も教わりました。ただKコーチから教わったのは2ヶ月程度であり、最後の応用編みたいなものでしたけど。土台にあるのはやっぱり父からの教えですかね。
私はこう見えてもサーブ、レシーブからの組み立てを常に考えており、何球目にここに返ってくるであろう、こういう打球を見定めて攻撃しております。高校時代のように試合勘が研ぎ澄まされている時は調子が良いと、と全て予定通りに物事が進んだものです。今でも大体分かるんですけど、もう身体が全然ついていかねーぜ!
逆を付かれるっていうのは、クソボールを献上している証拠です。もしくは完全に読まれていたか。後者は相手が一枚上手で読んでいたのでまんまと嵌められたというものですね。個人競技なんで、相手との相性も関係しているところもありますが。
そしていい具合にラリーをコントロールして予定通りのボールが来たら「スケスケだぜ!跡部王国(キングダム)」と言わんばかりに強打、もしくはコントロールショット。これで点数取れます。卓球は一発逆転が無い競技ですので、卑怯な手を使い、姑息な手段を用い、相手を欺いて点数取ればいいんです。ボールの回転数すらコントロールしてるくらいです。
ただこれはあまり高校生の間では歓迎される戦法じゃないんですよ。だからあまりやる人が少ないんです。どうしてもパワフルで格好いい攻撃に憧れるので、無理してパワーあるプレーをしたがるんです。気持ちはよくわかります。
要は相手の武器を封じて自分のプレーをさせなければいいんです。その為にはやっぱり相手の事はそれなりに研究しなければいけません。試合前に相手を見られればいんですけど、そうもいかない場合はプレーしながら見つけるしかありません。
こんな事を小学生の頃からやってますので同世代でもこの卑怯部門に関しては負けないと思います。その結果、特に得意なプレーがなく器用貧乏になってしまったんですね(笑)
実力が互角な接戦状態だと、やっぱりこういうのが大事になってきますよね。何球目にここにこういう打球が来るであろうとか、このカウントだとこう攻めてくるであろうとか。相手はこのボールは打てないとか分かってると、また勝つ可能性も上がると。
県内トップの進学校は、大したプレーはしておらず、そんなに強いのかなーって思うんですが、頭がめちゃくちゃいいので、戦術がいいんですよね。だから技術面では私達とほとんど変わらないのに、一枚上手な成績を残しているんです。確実に上手く攻めてくるんだこれが。
後輩たちには目に見えるテクニックだけじゃなくて、頭の中で展開する戦術を考えてほしーなーって思ったわけでございます。
キラークイーンは小中高ずっと卓球部でした。他のライバルが強力な武器を持つなかキラークイーンは特にこれといって武器はないのですが、それでもレギュラー争いをした事がなかったのは中学時代に培われた考える卓球だったのです。
そしてOBになったのはいいものの、技術的な面でしかアドバイスをした事がなく、考える事を全く教えていない事に気がつくのでした。でも私はそこまでヤル気マンマンでアドバイスする気も実はなかったのでした。
と、いうのはですね、戦術的なものはヘッドコーチが担当しておりました。私も彼から2ヶ月ほどですけど習いまして、色々教えてもらいました。今では謎の失踪をしており、誰一人として現在の正確な情報をキャッチしている人はいないんじゃないかって状態ですが。あれほど一緒にいたのにパタっといなくなり早3年くらい経つんじゃないでしょうか。
勝つ戦術論みたいなのは、最初は父に教わり、次にベレー帽のSコーチ、中学校2人目のKコーチ、最後にその「Kヘッドコーチから教わりました。OBになってからはOBとしてのプレーの仕方も教わりました。ただKコーチから教わったのは2ヶ月程度であり、最後の応用編みたいなものでしたけど。土台にあるのはやっぱり父からの教えですかね。
私はこう見えてもサーブ、レシーブからの組み立てを常に考えており、何球目にここに返ってくるであろう、こういう打球を見定めて攻撃しております。高校時代のように試合勘が研ぎ澄まされている時は調子が良いと、と全て予定通りに物事が進んだものです。今でも大体分かるんですけど、もう身体が全然ついていかねーぜ!
逆を付かれるっていうのは、クソボールを献上している証拠です。もしくは完全に読まれていたか。後者は相手が一枚上手で読んでいたのでまんまと嵌められたというものですね。個人競技なんで、相手との相性も関係しているところもありますが。
そしていい具合にラリーをコントロールして予定通りのボールが来たら「スケスケだぜ!跡部王国(キングダム)」と言わんばかりに強打、もしくはコントロールショット。これで点数取れます。卓球は一発逆転が無い競技ですので、卑怯な手を使い、姑息な手段を用い、相手を欺いて点数取ればいいんです。ボールの回転数すらコントロールしてるくらいです。
ただこれはあまり高校生の間では歓迎される戦法じゃないんですよ。だからあまりやる人が少ないんです。どうしてもパワフルで格好いい攻撃に憧れるので、無理してパワーあるプレーをしたがるんです。気持ちはよくわかります。
要は相手の武器を封じて自分のプレーをさせなければいいんです。その為にはやっぱり相手の事はそれなりに研究しなければいけません。試合前に相手を見られればいんですけど、そうもいかない場合はプレーしながら見つけるしかありません。
こんな事を小学生の頃からやってますので同世代でもこの卑怯部門に関しては負けないと思います。その結果、特に得意なプレーがなく器用貧乏になってしまったんですね(笑)
実力が互角な接戦状態だと、やっぱりこういうのが大事になってきますよね。何球目にここにこういう打球が来るであろうとか、このカウントだとこう攻めてくるであろうとか。相手はこのボールは打てないとか分かってると、また勝つ可能性も上がると。
県内トップの進学校は、大したプレーはしておらず、そんなに強いのかなーって思うんですが、頭がめちゃくちゃいいので、戦術がいいんですよね。だから技術面では私達とほとんど変わらないのに、一枚上手な成績を残しているんです。確実に上手く攻めてくるんだこれが。
後輩たちには目に見えるテクニックだけじゃなくて、頭の中で展開する戦術を考えてほしーなーって思ったわけでございます。