一歩前へ

秋草誠のブログ
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褒める門には福来る

2015-07-29 08:42:35 | FMICS

昨日、ずいぶんとご無沙汰していた二人の方からメールがありました。

一人は滋賀県の友人から、彼は福島出身なので先日の福島のブログが面白かったと書かれていました。

もう一人は、熊本からでした。その方は、10年くらい前にFMICSで知り合った方でいつも私の文章をほめてくれる方です。

そんな方々に支えられ励まされたお蔭で、今までFMICSの原稿を書くことが出来ています。

と思いだし調べてみると、最初に書いたのは19年8月でした。

ということは、今回で9年目に突入です。

それにしても・・・

しかしよくもまあ、恥ずかしくもなく96本も書いたなぁ~実感です。

それにお付き合いいただいた方々に感謝しなければと思いました。

というわけで今回は平成23年5月24日にFMICSに書いたモノです。

読み返して赤を入れています。

 

「3日以内に人をほめたことがある人、手を上げて」と学校説明会の時に必ず高校生に聞いています。凡そ7~8人に1人の割合で手が上がります。先生も一緒に交えて聞きますが、今まで先生の手が上げられたことはありません。

今でも続けていますが、先生が手を上げたのは一人です。その先生は、よく知っている先生なので手を上げてくれたと思っています。

本学は幼児保育者の養成をしている学科があるため、高校生たちに“子どもたちから憧れられる先生”になりたいのなら、「子供たちを褒められる先生になってくださいね」と伝えています。

これ重要なことですよね。

高校3年生の場合は、残り10ヶ月、資格を取るために短大を2年で卒業すると、そのとたんに先生と呼ばれる“場”に立つことになります。子供たちから見れば、新卒の先生も古株の先生も同じ先生です。子供たちは、人に認められたくて、先生にほめられたくて仕方がありません。褒められるとうれしくって、笑顔が溢れ先生が大好きになります。そして、認めてもらえた自分に自信をもって成長できるのです。ですから、残り2年10ヶ月の間に、その“場”に立つためのトレーニングとして、人を褒められるようにしておいてくださいと伝えます。

ちなみに私は毎日5人の人を褒めています。難しくはありません。男性の場合、ネクタイを褒めればいいのです。いい色ですね、いい柄ですねと、ほとんどの方が、ニコっとしてくれます。女性の場合は、ネックレス、イヤリング、シュシュ、最近は爪のおしゃれをしている人も多いので爪、どこもほめる場所がない場合、健康そうな顔色ですね、と褒めます。それとメガネをかけている方は、男女共通に褒めます。メガネは、自分で選んでいるのでかなり効き目ありです。とはいえ、人を褒めることを意識してもいきなりほめることができないこともわかっています。

ここで笑いを取るのが結構難しいのですよ。

難しいと感じる人は段階を踏んで練習してみましょう。まずは、自分を褒めてあげましょう。朝、起きたお前はスゴイよ、朝ごはんを食べたお前はスゴイよ、ペットに餌をあげたお前はスゴイよ、花に水をあげたお前はスゴイよとかね。日頃、自分が行っている当たり前の行動を、何でも褒める癖をつければいいだけです。そのうち3日もすると習慣化してきて、当たり前に自分を褒められるようになります。そうなったらしめたものです。次のステップは、家族を褒めましょう、友人を褒めるのはその次のステップ。ひとりに3~5回も褒めたら、1回くらい褒め戻しがあるから、そうなったら自分の周りの空間があったかくなるのを感じるはずです。

 

まあ、ここまで来ると多くの生徒はニコニコしてくれますね。

 

さあ、声に出さなくてもいいから、頭の中で自分を1回褒めてみましょう。いかがですか、自分を褒めることができましたか。褒めるのは簡単なことでいいんです。今朝ちゃんと歯を磨いた自分はスゴイよ、とかね。では、もう一度褒めてみましょう。

 

自分を褒められたら、手を挙げてくださいと伝えます。多くの生徒が誰かが手を挙げてくれるのを待っています。一人が手を上げると次々に上がります。ここまでできればOKでしょ。

コミュニケーションは大事だと理解していますが、まずは笑顔で挨拶ができて、人を褒められれば十分ですよ。コミュニケーションを難しく考えないようにしましょうよ。