一歩前へ

秋草誠のブログ
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だから一歩前へ

和トレのすすめ2

2014-01-08 12:53:13 | FMICS

そんな子供たちは、仲間とうまく付き合えるある方法に気づいたと思います。

余計なことを言わずに、調子を合わせていれば、みんなと仲良くしているように見える。

だから本気になることを忘れ、適当に人と合わせて我慢していれば、なんとなく仲間意識を保つことが出来る。(こうなると本当の友だちなのかもわからない状態です)

多くの子供たちは、これが大人たちが求めている「和」だと勘違いしてしまったのだと思います。(こういう子供が本当に増えています)

私たち大人が日本は「和を持って尊しとなす」という意味を間違えて子供たちに伝えてしまったのです。(大人の都合の協調性という言葉に変えて)

「和」というのは意見の違う人たちと波風を立てずに我慢し、協調したふりをすることではないということを教えられなかった。

各々がこの部分は納得できないけれど、腹に一物もって妥協することではないということを伝えられなかった。

「和」の本当の意味は、自分の中に正直に、互いにぶつかりいあいながらでも他者にも理解してもらえるように、正直に生きるということだと思います。

私たち大人が子供に教える事が出来なかった。

本当の「和」の意味は、自分を信じて、自分の心を裏切らないということだと思います。

不平不満があれば、正直に表現してぶつけ合うこと。

ポジションを考えて、相手の顔色を窺って言いたいことも言わないというのは間違い、しっかりと話しあいその中でお互い歩み寄り(妥協ではない)理解していくことだと思います。(しっかりと伝えていきたいと思っています)

私たち大人が変わらなければ、子供たちは変われません。

今からでも遅くありません。そろそろ、家庭や職場で「和を鍛える」空間作りを考えたいと思います。

子供たちに伝えたいのは、「相手を認め、排除しない。そして多くの仲間を作る」こんな簡単な話です。(何処にでもでもなかなかできない人が多いですね~)


和トレのすすめ1

2014-01-08 12:46:04 | FMICS

平成23年12月21日に平成24年1月のFMICS裏巻頭用に書いたものに赤で加筆しました

自分の子供の成長過程を振り返ってみると、私たち、大人が間違った空間を作っていたような気がします。(すでに確信に変わっています)

小学校低学年の頃、友達と仲良くしなさいという一方で、〇〇ちゃんは出来るのにどうしてこんなことも出来ないのと怒っている親をよく見かけていました。

その子は、高学年になると「俺はどうせ勉強ができないから」と勉強することを簡単に逃げるようになりました。(どうせバカだからとも言っていました)

小学校4年生頃になると、塾に通っている子供に学校の授業をバカにして、先生の言うことを聞かない子がいました。(この時の先生は大変だな~と思っていました)

当時、勉強が出来ない子は、仲間外れにされていたこともあったと思います。

言いたいことを言うと、協調性がないと言われ、我慢しなさいと怒られ、喧嘩もできない場になっていたので、気持ちがドンドン萎縮してしまったと思います。(子供たちはどっちを向けばいいのかわからない状態です)

KY(空気よめない)という言葉に振り回されて、他人といる時には必ず、「こんなことを言ったら、嫌われないか。おかしい奴だと思われないか」といつもポジションを考えながら暮らしてきた子供たちが多くいました。

その子供たちの多くは、自信がなく、いつもオドオドしていたような気がします。(人の目を気にしてビクビクしていた子もいます)