おはなしきっき堂

引越ししてきました。
お話を中心にのせてます。

がまんしない

2024年01月19日 | 絵日記


母は母の叔母からお金をもらっていたのもあるし60代前半で父が亡くなった事でその保険などのこともあり、結構裕福な老人だと思う。
物に執着はしないので、家財はあんまりないけど食べる事や自分の健康などについては貪欲。
しんどいことは大嫌いで、楽しい事は大好き。
持っているお金は自分が動けなくなった時のためと葬儀代以外全部使っちゃうわよと言っている。
使ってちょーだいと思う。
母のいう事にも一理ある。

やっと義母の事が終わる。
お金がないのと言いながら、税金の申請をしないと駄目だという事は決してそうではなかったという事。
ただ、土地家屋が入っているが80歳過ぎの一人暮らしだとしてはかなり贅沢をしても大丈夫な金額だった。

本当に母の言う通りお金を持ったままあの世には行けない。
今、残っている10本ぐらいある傘(これは多分買った物ではないだろう)も持っていけないし、この世でも10本も一度にさせない。
でも、義母が私の母のようになることは絶対になかっただろう。
何が楽しみなのか?きっとこの人はなんでも貯める事だったんだろう。

銀行でいろいろと話をしていたら今話題の新NISAを勧められた。
おとーさんは最初、俺は関心がないと言いながら、銀行員の巧みな話術に引き込まれていた。
とりあえず今の時点での利率のいい定期に全部した。
少しよく検討してみることに。
その時の銀行の人の話で印象に残っているのは
「これだけあっても世界一周クルージングを夫婦でしたら全部なくなりますよ」と。
しないし・・・と心の中で思う。

ただ、リフォームか新築かと考えていた時にたまたま入ったところで
「お金は残しておいて、お二人で旅行でも行かれた方がいいですよ」と同年代の男性が勧めてくれたのを思い出す。
その前に住宅展示場を半分興味本位で見に行ったんだけど、そこの人がローンの試算を出してくれたが・・・。
なんと80歳以上まで続くローンだった。
お・・・おそろしい。

これから病気だってするだろうし、現におとーさんは3か月に1回は検診に行っている。
とりあえずよく考えることに。
そこまで欲しい物もないし、行きたいところもない。
ああ、でも空気清浄機は買おうと思っているんだな。
花粉が飛ぶ前に。

なかなか義理の親の事なので難しかった。
もうあとは申請におとーさんか義妹が行くだけだなと作成した書類をそろえて用意していたんだが、義妹から電話がかかってきた。
実は、相続するときに土地と家屋はおとーさんで義母が保有していた株は義妹にという事になった。
こっちの土地家屋は司法書士に頼んだしその書類などをそろえるのは私が全部したので早く終わったけど、株の名義変更が義妹にとってはかなり厄介だったらしく結構長くかかっている。
その中で今期の配当金が相続に入るのか?と聞かれる。
これは、入らないが正解。
もし、昨年義母が亡くなる前に受け取ってない金額があればそれは入る。
今からまだ2つある信託銀行の名義変更をしないと駄目なのと言っていた。
まだこっち終わってなかったのね。
今回で思ったのは彼女はうちのおとーさんよりは全然ましだけど書類などを読んだり作成はそこまで得意じゃないみたい。
人それぞれ得手不得手はあるものだ。

最初からいろいろと書類などの件に関して相談にのってあげればと思ったけど、私が相続するのではないしなと口を出せなかった。
とりあえず期限が今年の6月まであるし。
義理の姉妹となってからもう長いけど、こんなに仲良くなったのは初めてかもしれない。
もっと仲が良ければ、最初から相談にのれていたのになと思うけど、今までだってちゃんと親族としてのお付き合いがあり、それなりに仲は良かったとは思う。
でも自分の実の妹のようにはやっぱり無理だった。
ただ、うちの妹は「おねえちゃん、おねえちゃん」と頼りすぎて言いすぎるので別の意味で厄介だが。
本当は、うちのおとーさんがもっと頼りになったら良かったんだけど、まったく期待は出来ない。
ああ、それももう終わるね。
このあとは初盆や3回忌の事を考えることにしよう。
それと家じまいを。

世界一周クルーズにはいかないけど、奈良には行こうと言っている。
昨日、ケンミンショーで「奈良には何もない」とやっていたけど、そんな事はないよ。
まずは法隆寺かな。

コブちゃんが落ち着いたので、行けるかもしれない。



嘘のようにおとなしくなったわけは・・・もうちょっとしてから書こうかと。
ただ、多分義母の件がほぼ終わりになったからかもしれない。

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2 コメント

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Unknown (サヴィねぇ)
2024-01-28 18:08:49
最近、70代の方々が結構多くお亡くなりになっていて、自分自身も、70代後半をまず第一の人生終着点と設定するようになりました。
残り30年もない!そう思うと、お金を節約するだけでなく、使うことも考えるように!

うちの義母も生活に困ることもなく、子供たちが相続税を多少支払うほど財産も少しありました。ただ家庭菜園を楽しんで贅沢するでもない、子供たちに「土地が残れば」とお考えのようでした。
だけど息子は「土地家屋一切いらん」となり、義姉らに維持管理が必要な不動産を継いでもらうため、相続税を義姉達の分も自分の相続分から払い、相続貯金も少な目にして話をつけたようです。

その一家、其々の関係性によって、相続模様も異なる物ですね。

私の父(40代でかなり儲けて、全部使い切り、今は年金ギリギリ生活)を反面教師として、節約、貯金を心掛けているけれど、持って行けない、遺す人もいないので、計画的に最後に誰かに迷惑をかけないくらい残して、が理想。でも、幾つまで生きるか分からないし、病気したら・・・というのも、本当に悩みどころ~!
Unknown (ぺん)
2024-01-30 14:09:00
>サヴィねぇさん♪

私も家の事に関して、まず70代後半を目安にと考えてます。
夫と二人どちらも健康で暮らせていたらこのままでいいんですが、もし・・・となったときに。
どう子どもに迷惑をかけないかを考えてます。
それとやっぱり今やりたいことはやっておくべきだと。
お金もある程度は使うべきですよね。
昨日もテレビ見てて、鎌倉がうつっていたんですが
「あっ!、友達とここに行った!」と。
もう、この話一生できます。
楽しかった旅行は、何よりの思い出という宝物です。

土地家屋、管理がいるのでにぃさんの言われる通りです。
ただ、うちは近いのでうちの管理となりました。
ちゃんと何年持っていつ頃手放すかを、私は頭ですぐに計算しましたが、夫は気楽に考えてます。
私の頭はどうやらすぐに計算するのが癖の様で、夫はそれがちょっと嫌みたい。
今のところ空き家での保険・固定資産是(田舎なので安いですが)光熱費など(これはある程度いります)年間15万と見てます。
幸い、義母が亡くなる直前に屋根などの塗装をしていたり工務店がはいっているので後はそこまで要らないかと。
年間15万・・・安いとみるか高いとみるか。
義母が亡くなった後に年金などのいろんな手続きを経て相続とは別に2年間分ぐらいの金額の支給があり、これは管理費としてこちらで預かる事にしました。
私としてその間に決着をつけたいんですが・・・。
それに私たちだっていつ何が起こるかわかないので。

一応、平等に相続したのでは?という決着がついていると思います。

今からお金がいる事も多くなると思うので、義母が残してくれたのは感謝だなと思います。
ただ、まあそれをどう使うか?残すか?

>計画的に最後に誰かに迷惑をかけないくらい残して、が理想。

本当にこれが理想ですね。

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