おはなしきっき堂

引越ししてきました。
お話を中心にのせてます。

ほくろクラブ株式会社2≪会議≫

2006年09月30日 | ほくろクラブ
『ほくろクラブ株式会社』


という事で僕たちは放課後集まって相談する事になった。
校庭の裏の秘密の場所で。

議題はもちろん
「ほくろクラブ」とは何をするのか?と言うことだ。

テンちゃんが言う。
「そうだ!皆でサッカーの練習チームって事にしようぜ!」
テンちゃんは地域のサッカーチームに入っている。
運動神経がとてもいい。
でも、あとの僕ら三人は運動はどちらかと言えば苦手だ。
当然、×。

「コナンの少年探偵団みたいなのはどうだ!」
これはやまさん。
「おぉ~~~!結構いいかも!」
テンちゃんと僕は声をあげる。
「・・・駄目だよ。僕・・・。お母さんが危ないことしちゃ駄目だって言うんだよ」
みずっちがぼそって言った。
みずっちは小さい頃から体が弱くてなんでもお母さんの許しがないと出来ない。
僕のうちなどでは「想像」も出来ないことなんだけど。

「う~~~ん」僕たちは皆うなってしまった。

・・・・   ・・・・    ・・・・   !!!   「そうだ!」

突然僕はひらめいた!

「皆で会社を作るって言うのはどうだろう!会社を作ってクラスの皆から仕事をもらうんだ!」
「仕事してお金をもらうの?」とみずっち。
「いや、それは先生やお母さんに怒られるだろう・・・だから・・・う~~ん・・・」
「じゃあ、なんかもらうってのは?」・・・これはテンちゃん。
「それも怒られるんじゃないかな・・・」

「それじゃあ、こうしたらどうだ!」

!!!

後ろから突然大きな声がした。
僕たちが振り向くと窓から赤城先生がのぞいていた。
僕たちの秘密の場所は実は職員室の横だった。

「たくさん、クラスのことで「役に立つこと」をいっぱいしたら卒業式の時に先生が君らに何かプレゼントすると言うのはどうだろう」

決定!

こうして僕らの会社が出来た。
なんだか、ワクワクする。
ただ、職員室の側ではやっぱり秘密の相談が出来ないので帰ってからもう一度僕のうちで相談する事になった。

先生の意見が入るとやっぱり・・・ちょっとねヾ(´▽`;)ゝ

                                  ≪続く≫
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ほくろクラブ株式会社1   ≪結成!≫

2006年09月30日 | ほくろクラブ
**************************************************************

毎日、毎日学校や友達と楽しい時間を過ごしてくる私の息子の王子。
そんな王子や仲間達の日常をお話に出来たら・・・と思い、書き記して行こうと思います。
私が想像した彼らの日常の話です。
楽しく、そしてちょっぴり切ない物語です。
(気が向いたときに更新)

**************************************************************

『ほくろクラブ株式会社』

≪結成!≫

僕の名前は内田勇気(うちだゆうき)、今小学校6年生だ。
皆からは「ウッチ-」と呼ばれている。
6年生になったとき今まで中がよかった友達と別々になってしまい、ちょっぴり悲しくて落ち込んでしまったが、すぐにたくさんの友達が出来た。
その中でもとっても仲良しなのが・・・
天童 直太(てんどう なおた通称・・・テンちゃん)
山内 透(やまうち とおる・・・通称やまさん・・・これを言うと何故か大人が喜ぶ)
水上 真之介(みずかみ しんのすけ・・・通称みずっち)
何で仲良くなったのかは・・・忘れた・・・。
友達になるってそう言うことじゃない?
僕のお母さんは
「皆、名字であだ名が決まるんだね~。お父さんとお母さんは『ゆうき』って名前付けたのは友達から呼んでもらいやすいようにつけたんだけど」
チッ!チッ!チッ!
甘いでお母さん!
女の子は結構名前をチャン付けで言ってるけど、僕達男の子はそんな格好が悪いことをしないだんよ・・・と言うとお母さんの目が「?」になった。
お母さんも女の子だから僕らの理由なんてわかんないんだろうな~。

そんな僕達4人組だがラッキーな事に今席が皆近い。
縦に一列に並んでいる。
「テンちゃん」「やまさん」「みずっち」そして「僕・・・ウッチー」

ある日・・・
終わりの時間にみずっちが僕の方を向いてニヤニヤ笑った。
「あのな~、ウッチー手見せてよ」
「なんで?」
「いいから」
僕はしぶしぶ手を出す。
するとみずっちが
「チェッ!ウッチ-だけないや!でも、こうしちゃえ!」
僕が返事をするまでもなく、みずっちは油性の黒マジックで僕の手に大きな黒い丸を書いた。
「何するだよ~~!」
と僕がいうと
「テンちゃんも、やまさんも僕も皆手にほくろがあるんだ。ウッチ-もこれで今日から「ほくろクラブ」のメンバーだ」
「なんだよ~!そのほくろクラブって!」
「今、決めたんだ。何するかは今日の放課後に決めようぜ!このほくろがみんなの友情のあかしなんだ!」
「わけわかんないよ~~!」

と僕が言ったところで担任の赤城先生に怒られた。
「うるさいぞ~!」
赤城先生は男の先生で、ハヤシライスよりカレーライスが好きな先生だ・・・と言う事は置いといて・・・

とにかく何をするかは決まっていないけど「ほくろクラブ」が結成された。
ただ、間違いないのは手にこんな大きな丸を書かれたのでお母さんに怒られるということだ・・・油性のマジックは取れにくいんだ(;´д`)トホホ
画像


                                                 ≪続く≫
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終の棲家

2006年09月24日 | 雑記
結婚した時、海の近くに住んだ。良くわからないがすごく嫌で嫌でたまらなかった。何故、嫌なところにわざわざ住んだのか・・・それは自分に選択権がなかったから。旦那の両親が勝手に決めてきた住居だった。実はあとから聞いた話なのだが淡路島出身の旦那の父が明石のてっぺんに立っているこの条件が気に入り「いつでも淡路島が見える」と言って即決したらしい。
・・・自分たちが住めばいいのに・・・。
ただ、そこでも自分に合えばよかったのだけど、なんだか分からないが住みにくかった。
海のにおいが毎日漂ってくる。
とても嫌だった。
どう説明していいのか分からないがいつまでたっても慣れなかった。

私は子供の頃は母の田舎の山奥で育った。
毎日祖母と一緒に山に入り、のんびりと田園の風景を見ながら毎日を過ごした。
家は神戸だったが休みになると逃げるように母の実家に帰った。
何をするわけもなく毎日、毎日のんびりと過ごす。祖父が牛の餌を作るとき、いつも祖父の横にいて話を聞いた。畑で直接きゅうりやトマトをかじり、夜になると猫と一緒に寝た。

・・・私は山の風景とにおいがないと駄目なんだ。

そんな時地震がおきて住んでいる建物が1部損壊になった。
チャンスだった。引越しをする・・・。旦那を説き伏せて家を探した。

旦那さんの両親に
「自分たちがせっかく選んだところを!!!」となじられたが、この両親の近くに住むという条件で説き伏せた。
旦那さんの両親が住んでいるところは、私の実家にも近く都会から見るとかなり田舎だ。(それなりに開けてはいるが)何よりも山と田園風景が近くにある。
どこからパワーがわいてきたのか分からないが嫌味を言われながら必死で探した。

・・・それが今の家だ。

すごく気に入っている・・・というかこの土地が好きだ。
やはり小さい頃に育った環境に人は帰りたがるのだろうか。

父がそう言えばなくなる前に、自分の生まれ育った家の近くに引越ししたがった。母がすごく反対して結局はその話はなくなったが・・・。
ただ、お墓を父の実家近くに立てた。そこには父の姉である伯母のお墓もある。
父はそこでやっと落ち着いたのだろうか・・・。

終の棲家・・・私にとって今の家がそうなるのだろうか・・・。
中古で買ったのでそろそろ手直しが必要だ。
終の棲家にするためにも頑張って働かないと・・・ね。ε-(;ーωーA フゥ…

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世代交代

2006年09月24日 | 雑記
会社で友人が「最近会社の輪がなくなったような気がする」と言った。
輪って何かな~と思ったが多分「交友関係」のこと。
私たちはほぼ同期になる(どちらも中途のため『ほぼ』という表現をするが)
入って8年。

・・・そうなのかな~と考えた。
彼女が入った時は彼女はまだ20代だった。
他にもいっぱいの20代の仲間がいた。
うちの会社は総数50人ほど。
その中で若い人たちはやはり何をするにしても中心の存在になる。
ひとつ上の世代は、この若い人たちを引っ張っていくリーダー的な存在になる。

私はといえば彼女たちよりお姉さんで結婚していたのでその意味で言えば「輪」から外れていたと言った感じだった。
でも結婚後の再就職で年下の人の下で働くのかもしれないと覚悟していたが上司がかなり年上だったため結構居心地のいい職場になった。

そして8年が経った。
彼女も20代ではなくなり、結局残ったのは私と彼女だけになった。
私は子供も大きくなり、会社で同じ年代の友人も出来た。
彼女は独身のままで会社に残った。

「輪」がなくなったんだろうか?
いや、傍観者としてみていたからかも知れないが、中心になる世代が変わっているし「リーダー」もかわっている。
本来なら彼女自身が「リーダー」になり次の世代を引っ張っていかないといけないのだが・・・。

各部署で彼女と同期ぐらいの人たちが若い人たちの相談にのり、また遊びに連れて行ったりしていることを私はしっている。

小さい会社にもやはりこんな形での「世代交代」ある。
緩やかだが人も成長していく上で役割がかわっていく。
早く彼女に気がついてほしいと思う。

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なんと・・・

2006年09月02日 | 雑記
仕事が忙しく、本誌も休んでいたらこっちはもっと休んでいた・・・。

こっちも今日からまあボチボチと更新していこうかと思う。

仕事がばかみたいに忙しい。
残業はせいぜい1時間~1時間半ぐらいだけど、「その一瞬」が忙しい。
雑用の海に沈没しかけている。
やっと5時からぐらいから日常の仕事が出来る。
来客&電話がかかってこない2時間ぐらいで、トイレも我慢してひたすら仕事。
それでなんとかもっているが・・・。

入社以来した事のないミスを連発している。
末は手形の郵送を忘れるところだった。
自分自身は用意したつもりだったのにポカッと忘れ、郵便局の人が回収しに来る手前の時刻でようやく思い出した。
頑張って封したがたくさんあるため時間に間に合わずもう一度来てもらう事に・・・。

なんとか大きくならず今のところ自分の範疇で処理できる事ばかりだけど・・・。
どうするぺんきっき・・・これから益々忙しくなるよ・・・

と自分に問い掛けてみたりする・・・。
このままだとつぶれそうだし、膀胱炎になるかもしれない・・・あぅ・・・。

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