その女(ひと)は走り続けていた。
子供の頃から自分がいつも一番でないと気がすまなかった。
結婚はあるエリートとしたが長く続かなかった。
彼女の一番でありたいと言う路線からそのエリートが外れてしまったからだ。
彼女は方向を変えた。
ある小さな会社に入った。そこでかなりの実力が発揮できた。
元からいた人達も蹴落としてとんとん拍子に出世して自分のプライドも保てた。
ただ、後から追い上げてくるものに異常なぐらい不安をしめした。
穴を掘って落としたり、行く先の矢印を変えたりしてその追い上げをかわした。
でもどんなに落としてもあとからあとから彼女を追い抜こうとするものは現れてくる。
彼女はそのうち背後から近寄るもの対して異常な反応を示すようになった。
その恐怖に震え後ろを振り向かないで走り続けた。
そしてゴールが見えた。
ゴールのテープを切った時、彼女はテープが切れる音を聞いた。
プツン。
そのテープはゴールではなかった。
正気と狂気の境目のテープだった。
彼女は狂気の森をまだ走っている。
まだ、後ろには何かがいるのだ。
後ろを振り向かず走り続けるがゴールが見えない。
ただ、ただずっと走り続ける・・・倒れてしまうまで。
困っている。
実は友人と昨日飲んだのだけど・・・。
最近ちょっといろいとあって社内がもめている。私も巻き込まれそうになってはいるが、もう辞めるつもりなのでボーナス貰うまでは大人しくしておこうと思っていて放っている。
でも、昨日友人から
「一緒に戦ってほしい」と言われ少し困惑している。
本誌のぺんきっき≪戦え!ぺん編≫もそろそろタイトルを変えようかと思っていたところだ。
最近、離婚した友人は会社で今働くという事が一番重要な事なんだろうけど、私はもう自分の道を見つけようとしていて、今会社で一番しようとしている事は今まで10年間働いて来た事の整理だ。
先日は、気になっていた「未整理BOXその?」を片づけた。
あと何箱もあるのを片づけて行くつもりだ。
そして来月のボーナスのあと「辞表」を提出しようと思う。
トラブルの原因は・・・これはすごく難しい問題。
以前、ショート・ショートで会社です。と言うのを書いた。
会社はもちろん経営者のものではあるがそれを作っているのはたくさんの社員がいてからこそ・・・と言う事がいいたかった。
今回の件は会社の経営者の人の問題ではなく、ある1人の人物の問題。
表面では正気を保っているように見えるが、中はかなり狂っている。
それが今までは私にしかわからなかったのだが(と思うんだけど)他にも害が及んできて、人を傷つけている。
正気と狂気の境目は何なのか・・・私は最近わからなくなってきた。
自分が、まともだと思っていても他から見れば狂っているのかもしれない。
私はもうこの人とは仕事が出来ないと思うから、実は辞めたいのだ。
一緒にいるとこちらも変になりそうだ。
友人はその「狂気」と戦おうと言う。
・・・でもその人は普通ではないのだ。自分の位置を守りたいために普通では考えられないような考え方になる。
その狂気の牙は自分より下だと思っているものには決して向けられない。
でも「出る杭は打つ」のだ。
競争社会の中でそのような事は日常茶飯事だけど、その人は実力で勝とうとは決してしない。
卑怯な手を使ってくる。
ただ、それを会社が狂っていると思わず、重宝しているのなら私はそれはそれで仕方ないと思う。
一緒には戦えない。
でも戦えないけど手助けは出来るのかもしれないが。
上のちょっとしたショート・ショートはひとつのものにとりつかれすぎて自滅へ・・・という事がいいたかった。
普通に生きて楽しく生きるという事はなんと難しい事なんだろう。
たまには後ろを振り返って見るのもいい事だってあるのだ。
子供の頃から自分がいつも一番でないと気がすまなかった。
結婚はあるエリートとしたが長く続かなかった。
彼女の一番でありたいと言う路線からそのエリートが外れてしまったからだ。
彼女は方向を変えた。
ある小さな会社に入った。そこでかなりの実力が発揮できた。
元からいた人達も蹴落としてとんとん拍子に出世して自分のプライドも保てた。
ただ、後から追い上げてくるものに異常なぐらい不安をしめした。
穴を掘って落としたり、行く先の矢印を変えたりしてその追い上げをかわした。
でもどんなに落としてもあとからあとから彼女を追い抜こうとするものは現れてくる。
彼女はそのうち背後から近寄るもの対して異常な反応を示すようになった。
その恐怖に震え後ろを振り向かないで走り続けた。
そしてゴールが見えた。
ゴールのテープを切った時、彼女はテープが切れる音を聞いた。
プツン。
そのテープはゴールではなかった。
正気と狂気の境目のテープだった。
彼女は狂気の森をまだ走っている。
まだ、後ろには何かがいるのだ。
後ろを振り向かず走り続けるがゴールが見えない。
ただ、ただずっと走り続ける・・・倒れてしまうまで。
困っている。
実は友人と昨日飲んだのだけど・・・。
最近ちょっといろいとあって社内がもめている。私も巻き込まれそうになってはいるが、もう辞めるつもりなのでボーナス貰うまでは大人しくしておこうと思っていて放っている。
でも、昨日友人から
「一緒に戦ってほしい」と言われ少し困惑している。
本誌のぺんきっき≪戦え!ぺん編≫もそろそろタイトルを変えようかと思っていたところだ。
最近、離婚した友人は会社で今働くという事が一番重要な事なんだろうけど、私はもう自分の道を見つけようとしていて、今会社で一番しようとしている事は今まで10年間働いて来た事の整理だ。
先日は、気になっていた「未整理BOXその?」を片づけた。
あと何箱もあるのを片づけて行くつもりだ。
そして来月のボーナスのあと「辞表」を提出しようと思う。
トラブルの原因は・・・これはすごく難しい問題。
以前、ショート・ショートで会社です。と言うのを書いた。
会社はもちろん経営者のものではあるがそれを作っているのはたくさんの社員がいてからこそ・・・と言う事がいいたかった。
今回の件は会社の経営者の人の問題ではなく、ある1人の人物の問題。
表面では正気を保っているように見えるが、中はかなり狂っている。
それが今までは私にしかわからなかったのだが(と思うんだけど)他にも害が及んできて、人を傷つけている。
正気と狂気の境目は何なのか・・・私は最近わからなくなってきた。
自分が、まともだと思っていても他から見れば狂っているのかもしれない。
私はもうこの人とは仕事が出来ないと思うから、実は辞めたいのだ。
一緒にいるとこちらも変になりそうだ。
友人はその「狂気」と戦おうと言う。
・・・でもその人は普通ではないのだ。自分の位置を守りたいために普通では考えられないような考え方になる。
その狂気の牙は自分より下だと思っているものには決して向けられない。
でも「出る杭は打つ」のだ。
競争社会の中でそのような事は日常茶飯事だけど、その人は実力で勝とうとは決してしない。
卑怯な手を使ってくる。
ただ、それを会社が狂っていると思わず、重宝しているのなら私はそれはそれで仕方ないと思う。
一緒には戦えない。
でも戦えないけど手助けは出来るのかもしれないが。
上のちょっとしたショート・ショートはひとつのものにとりつかれすぎて自滅へ・・・という事がいいたかった。
普通に生きて楽しく生きるという事はなんと難しい事なんだろう。
たまには後ろを振り返って見るのもいい事だってあるのだ。