28日、川越(埼玉)まで歯の治療に行ってきました。
入院のあと歯の状態が良くなかったのですが、かかりつけの歯医者さんに行くことは、実はあきらめていました。病院がある中野(東京)から川越までは、片道1時間以上かかります。
大きい総合病院では口腔外科はあっても、歯科はまずありません。私の入院したところも歯科がないのです。
看護師さんに病院の近くで探してもらったのですが、なかなか適当な歯医者さんが見つからず、「昼食と夕食の間に連れて行ってもらうなら、川越に行ってもいい」ということになりました。
夫に頼みました。迎えに来てもらって、治療のあと送り届けてもらう。2往復になりますが、心よく引き受けてくれました。
中野駅前も大変な混雑です。新宿と池袋で乗り換えですが、あまりの混雑ぶりは脅威でした。健康な時には感じたことがなかった怖さです。
夕方5時ごろ病院に戻りましたが、看護師さんが皆さん笑顔で声をかけてくださいます。
「歯、良くなった?」
「治ってよかったですね」
「おいしくご飯が食べられるわね」
とてもフレンドリーです。
ここの看護師さんたちには驚きます。何をお願いしても、皆さん笑顔で応対してくれるのです。そして何かを1人の看護師さんに依頼すると、そのことを全員の看護師さんが知っています。誰に話しても、話が通じるから驚いてしまいます。
もちろん先生(医師)もとても親切です。主治医と、担当医が2人ついてくださっています。担当医のうちの1人の先生は、リハビリ棟に移るまでは毎日私の病室へ顔を出して下さいました。私の回復状態を確かめるためかもわかりませんが、来られるたびに「私の名前、覚えた」とおっしゃるのです。
当時は毎回聞いても次には忘れていたので、「もういい加減に覚えてよ」と苦笑されたこともあります。
リハビリの方(PT)もとても親切です。リハビリの一環で、病院から新宿の都庁まで往復したことがありましたが1対1で、つきっきりで世話をしてくださいます。
このあと、もう1度検査があるかもわかりませんが、やがて埼玉のリハビリセンターへ移ることになるようです。身体の回復を第1に考えなければいけないのですが、それを別にすると、ここでずっとリハビリを続けたいと思うほど、ものすごく過ごしやすい環境です。写真は入院中の病院、川越へ出かける前に撮ったものです。(基本指圧研究会・村岡曜子 談)