浪越指圧「奥の近道」ブログ

NPO法人基本指圧研究会

年に1回、前頸部指圧の勉強を

2010年06月22日 | 基本指圧研究会の報告
 6月20日午後1時30分から2時間、豊島区勤労福祉会館で6月度月例練習会が開催されました。  

 この会のこだわりとして、できてもできなくても、年に1度は浪越指圧の命である「前頸部指圧」を勉強しよう、と挑戦を続けています。今年で4年目のチャレンジですが、さすがに毎年勉強している方たちは、そこそこ理屈も理解していたり、構えも無駄な力が入らずにできていたり、やりがいを感じる場面が多々あります。

 新入会の方の中にも、力が抜ける構えがあることを身体で理解できた方もありました。これは「難しい」ものだ、ということが分かっただけで終始した人もありました。すべてが以後の修練の参考になれば幸いです。

 メンバーの近況報告の中に、指圧学校3年に進級して初めて鈴木林三先生の授業を受けることができ目から鱗状態です、との話がありました。これを1年生からずっとやっていればずいぶん楽だったのに、と残念そうに言われていましたが、確かに一理あるご意見です。
  が、私の現役時代にも無かった教えであることを一言わずにはいられません。そのために、大多数の指圧師が力押しになってしまったのです!「肩甲骨下部の圧し方がすべての基本である」という理論は鈴木先生の一大発見で、誰もが天才・浪越徳治郎先生の技に近づくことができるようになるための手掛かりなのです。

 今回、前頸部の練習でまた1つハッキリ分かったのは、指に少しでも力が入っているといくら頑張って構えても、「肩の力は絶対に抜けない」ということでした。 構え方で肩の力が抜けることが体感できなかった方は、指の力を完全に抜いて構える練習をしてください。必ず理解できるようになると思います。

 来月は指圧学校の道場で、同窓会主催の実技研修会が開催されます。これに参加をすることで、基本指圧研究会の月例練習会とします。年に1度、母校の道場で新旧入り交じって実技の研鑽に励めることを大変幸せなことだと感謝しています。楽しみです。

7月の練習会は同窓会主催の実技研修会で

2010年06月22日 | 基本指圧研究会の報告
 7月25日に開催される日本指圧専門学校同窓会主催の実技研修会を、7月度月例練習会に充てます。

《プログラム》

日時:平成22年7月25日(日) 10:00~16:30

会場:日本指圧専門学校5階実技室
 
 ★第一講座:『訪問マッサージと保険治療』藤井宏和先生10:00~11:30
 ★第二講座:『身体トレーニングの構造』金子孝夫先生12:45~14:00
 ★第三講座:(分科会AかBの選択になります)
  ☆分科会A『医業の為の基本指圧』    鈴木林三副会長14:20~16:20
  ☆分科会B『あなたの治療を助ける、知っておきたい骨盤・骨格操作法』
                            塩野泰利副会長14:20~16:20

*基本指圧研究会からもまとめて参加申し込みをいたします。直接事務局までTELまたはFAXにて7月10日(土)までにお申込み下さい。
*8月の月例練習会は、8月22日(日)13:30~ 豊島区勤労福祉会館で開催します。