浪越指圧「奥の近道」ブログ

NPO法人基本指圧研究会

臨時総会の後、「受け手の姿勢」を勉強

2009年05月20日 | 基本指圧研究会の報告
  17日は朝からの雨も昼前には上がり、5月度月例練習会が豊島区勤労福祉会館で開催されました。 
  この日はまず初めに臨時総会の開催になりました。今回急きょ、基本指圧研究会の川越道場(法務局の登記上は「主たる事務所」)が引っ越すことになり、定款を変更し、登記するための必要からです。臨時総会はおよそ15分で終了、続いて練習会に入りました。  

  日頃、私達は圧し方についての勉強、つまり圧す時の身体の構えや身体の使い方、身体の動き等の練習に明け暮れています。このとき、自分がいかに一生懸命やっても、受け手の姿勢をきちんと整えられなければ、圧(あつ)は正しく入ってはいきません。 
  そこで今月からシリーズで「受け手の姿勢の整え方」を勉強してみることにしました。 
  まず今回は、「横臥位の肩甲上部」の姿勢の取らせ方を練習しました。実際に圧してみて、受け手の姿勢をきちんと整えられれば、圧の浸透の深さや質がまったく変わることを、圧した上で理解してもらえたようです。練習時間の中で、皆さんの上達がはっきり確認できたのには、大変満足しました。以後、各自の取り組み方でいっそうの上達を目指していただきたいと思っています。  

  参加された方々が一応に受け手の姿勢の大切さを実感でき、きちんとした姿勢を取らせなければ、たとえ何10回圧しても、圧が深部には届かないことがよく理解できました。天才・浪越徳治郎先生は、どんな姿勢でも圧せてしまいました。私自身在学当時圧していただいたことがありますが、今にしてみると「とても不可能」と思われる姿勢でも圧してしまわれていたのを覚えています。 
  私達はいうまでもないことですが天才ではありません。自分も相手も正しい姿勢でなければ、効果の高い圧を入れることはできないのです。圧し方の姿勢、受け手の姿勢、双方の正しい姿勢を使いこなせればそれは、少しでも天才の技に近付くことができるということなのです。 
  次回は、年に1度の「お祭り」です。できてもできなくても前頸部指圧に挑戦です。ご期待下さい。