5月13日、午後1時30分から4時までの2時間半、池袋の豊島区勤労福祉会館で月例練習会が開催されました。この日の参加者は16人、会員の要望で今月から練習時間をこれまでより30分延長することになりました。
この日、1時間ずつ圧し手と受け手を交替しながら基本指圧を練習する、いわゆる相互指圧をすることにしました。訪問指圧の仕事をしている会員がかなりいますが、その人たちは全身指圧をしません。時間の縛りがあるので患者さんのつらい部分を重点的に施療するのです。しかしそんな仕事ばかりをしていると、部分指圧しかできなくなってしまう不安があります。
それと浪越指圧の創立者である浪越徳治郎先生の「圧し方」が、私たちが習得しやすいように、鈴木林三先生によってほとんど解明されたのです。今後は真剣に学ぶ人たちの中から、「本当に圧せる」指圧師が多く出てくることを確信しています。
この相互指圧をとおして、自分たちの目指す指圧ができるようになりたいと願っています。
今回は圧点を忘れてしまった人もいました。部分指圧をやっている弊害でしょうか。この練習に少しずつ慣れて言ってほしいと思います。目的は「圧せるようになる」ことですから、自分が「今日はこの練習をしたい」と思う人は、今後とも月例練習会の時間を大いに活用してもらいたいと思います。
4月22日(日)の月例練習会終了後、午後2時30分から池袋の豊島区振興福祉会館で「特定非営利活動法人基本指圧研究会平成24年度通常総会」が開催されました。参加者は会場参加が20名と委任状参加が20名の合計40名。会員43名の半数を超えて定足数を満たし、総会は有効に成立しました。
司会は大澤直美理事。
初めに村岡曜子代表理事が挨拶。そのあとの議長選出では、村岡理事が病気による失語症でリハビリ中であることを考慮して飯野とみ子副代表理事が、書記および署名人には大澤直美・阿部紀子の両会員が決まりました。
議事は第1号議案から第6号議案まで。
第1・2号議案では平成23年度事業報告と会計収支報告が行われ、それぞれ質疑が行われた。ことに事業報告では、昨年11月、会員5人で参加した「西表(沖縄)島人文化祭における指圧デモンストレーション」が現地で大いに喜ばれたこと、本年2月、鈴木林三先生(基本指圧研究会顧問、日本指圧専門学校講師)の「医業のための基本指圧」と題した講習会が、会員の技術向上に決定的役割を果たしたことを述べました。
次いで第3・4号議案で平成24年度の事業計画と会計収支予算の両案を提示、全員の了承を得ました。
ことに本年の事業計画の中では、6月30日に第29回日本二分脊椎研究会で行う学会発表を示した。このために藤原一枝先生(元都立病院脳神経外科医長)が奮闘されたこと、鈴木先生をはじめ、山城雄一郎先生(順天堂大学大学院教授)も研究メンバーに加わってもらったことを述べ、「指圧の社会的地位向上のためにも注目したい」と締めくくりました。
第5号議案では役員改選を討議。前理事・監事を再任するとともに、新理事に阿部紀子会員を新任することで一致。
第6号議案のその他では、会員に日本指圧専門学校の生徒が多いことなどから、経済負担にならないように、金額、集金方法などについて検討しました。
総会は午後3時40分に終了。
総会に先立ち月例練習会を
この日、午後1時30分から1時間、月例練習会が行われました。
あとに総会が予定されており、例月と比べて時間が十分取れないため、会員の自由練習としました。参加者が「自分の課題」を見つめて取り組むなか、村岡代表理事が各人の練習を見回って、必要な注意・指導をしました。
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