染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

けやきの枝下ろし

2017年06月19日 | 店主の一日
きはだやの裏には大きな欅の木があります。
堂々としていて、実に気分がいいのでsが、秋にはそれなりに落ち葉に悩まされます。
5年ぶりくらいなのですが枝下ろしをすることにしました。
高所作業車を使って、かなりの仕事です。


一緒に隣にある柿の木も枝下ろし。
柿の木は甘くておいしい実がなりますが、いかんせん高い所に枝が伸びて届きません。
今年は美味しい実がなりそうです。

よく物産展で一緒になる日本ヒスイ鉱業の武藤翁が昔、「おい、きはだや。あの欅はいい木だから面倒がって伐ったりしてはダメだぞ。
それから隣の柿の木は特別な木だから、材木屋が伐らせてくれと言ってくるけど相手にするな」と言われていました。

他人にまでそう言われると、なるほどそうだなと思ってしまいます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自由である大学

2017年06月19日 | 店主の一日
先日、とある事情で中学校三年生になる坊主を連れて県内にある某国立大学に行きました。
地方都市の郊外にあり、広大な敷地に校舎が点在しています。
ツツジの花が先、好天の空に木々の緑が映えます。
なんと言いましょうか、あの大学の自由な雰囲気は実に魅力的で、勉強をするかしないかはともかく、その懐かしさは気持ちをヒリヒリさせます。


ふと、校舎の中に入ってみたくなって、坊主に「おい、図書館に入ってみよう」と誘うと、
不安そうに「勝手に校舎に入っていいの?」と問います。


「大学は自由な場所だから、誰が入ってもいいんだよ。入っていけないのは警察と機動隊だけ」と言ったら、なんだか意味がわからないふうでした。
真面目なのだか、不真面目なのだかどこまでもわからないお父さんです。
あはは。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

縞を考える。

2017年06月15日 | 店主の一日
今年初めに辻合喜代太郎の「縞」に感化されて、「今年は縞だな!」と決めて半年。

今まで好評だった柄をリバイバルで作ってきて、ふと新たなイメージを作ろうかと過去の縞帳を見ながら思案。
竹久夢二モチーフで作るのも楽しいかと。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツバメが巣立つ

2017年06月15日 | 店主の一日
会社の軒に毎年、ツバメが巣をかけます。
地面に糞が落ちて、掃除もそこそこやかましいのですが、まあ、そのくらいで追いやる事もないので、毎年、ツバメが来るのを楽しみにしています。


随分、大きくなってきたなあと思っていたのですが、今朝見たらみんな巣立っていました。
こちらは気にして毎日、見ていますが、巣立って行くのは案外とあっけないものです。
「恩知らずめ」と呟いたら、奈々子姐さんに笑われました。

ツバメが出て来るお話といえばオスカー・ワイルドの「幸せな王子」ですが、最近の子供にはあまり馴染みがないようです。
それもまた寂しいこと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

坊ちゃんだんご。

2017年06月09日 | 店主の一日
きはだやの三時には各地出張の時の戦利品が並びます。
今日は松山の坊ちゃんだんごと北海道の開拓おかき。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うつむく蕾

2017年06月09日 | 店主の一日
毎年、なんだかちっとも思うように咲かなかったポピーなのですが、今年は実にいい具合に咲きました。
初夏の風に満開です。
ひゅ〜〜うと細い茎が伸びてきて、蕾をつけるときは下を向いてげんなりした感じですが、
徐々に首をあげていって、ぱぁっと咲きます。
よくみているとなんだか不思議な行動のように見えます。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ろくろういん

2017年06月08日 | 店主の一日
先日は脱ぎっちらかしのきものを披露して失礼いたしました。
でも、きもちよくお酒を飲んで脱ぎ散らかすのはなかなか気分がいいものです〜片付けるのも自分だけど。

6月6日は「ろくろういん」でした。

毎年のネタなので、既になんども聞いた方がいらっしゃるかと思いますが、ご勘弁を。

「六六忌」もしくは六を擬人化した「六郎忌」が転じて「ろくろういん」になったと言われます。
訛りの強い人だと「ろくろ〜えん」になったりしてなんだかわかりません。
宮司さんのお話では「忌」は古くは「斎」につながるのだそうです。なるほど。
この地域の機織りの神様「黒姫神社」のお祭りです。

明治以前からあるので、旧暦の6月6日。今の暦なら7月始め頃で、きっと梅雨時期の中休みみたいな感じと思います。
この日は機を織ってはならない日とされていて、昔は市内のメーカーは休みであったと聞きます。

この日は晴れの特異日でもあるのか、毎年、とてもいい天気です。

宮司さんが神事をおこなって一通りの常時が済むと宴席。
個人的にはこの日と大学OB会の新酒を飲む会がもっとも楽しみな日でもあります。

初夏の薫風の中、山の上にあるお社できもので酒を飲むのは本当に気持ちがいいです。
神前には市内のきもの関係者からの献酒があがります。


ごちそうはこんな感じ

棒鱈が実に十日町らしく、他にもしいたけとかそんなのもあったきがします。
こんなのをポツポツつまんだり、赤飯を食べたり、スルメを食べたりしながらお酒を飲むです。
ビールもいいですが、やはり冷や酒(常温のやつ)がよいです。
ただ、世代が徐々に変わっていくのか、大御所の参加も減って、昔話しが減ってきているのが残念。

今でも織子さんは休む人が多く、こうして酒を飲んでいる間もぽつりぽつりとお参りに来る人がいらっしゃいます。
こんな感じで社の扉に織った端を結びつけていかれます。
これも信心。

社の中にはこんな献額も


昔は夕方まで飲んでいたような噂も聞きますが、だいたい昼前でお開きとなります。
軒から外を見るとこの季節のさわやかな気候で実にご機嫌です。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ろくろういん

2017年06月06日 | 店主の一日
今日はろくろういん。
神事を終えて、お神酒を散々いただいて、千鳥な感じですが、それなりにお酒をいただきました。
きものも脱いで楽々。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菖蒲湯

2017年06月05日 | 店主の一日
さて、今日は菖蒲湯です。
5月5日が普通なのでしょうが、十日町はひと月遅れの6月5日です。
ときどきゾロ目の6月6日だったかなぁと不安になります。
最近は町内を歩いても菖蒲を下げている家が減ってきました。なんだかヒドく残念な感じでもあります。
菖蒲も自宅の裏の畑の隅っこに生えているもの。
ひょろひょろですが、まぁ、よしとします。
菖蒲湯はテンションが上がります。


学生の頃はアパートに風呂がなくて銭湯に行っていたのですが、菖蒲湯の日は早く帰って銭湯にのんびり浸かるのを楽しみにしていたのを思い出します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いよてつ高島屋〜日本の伝統展

2017年06月02日 | 店主の一日
今週のきはだやは松山のいよてつ高島屋さんの「日本の伝統展」に出店中です。
四国では唯一の催事です。
更紗帯の品揃えも金井さんチョイスでステキです。

これからの季節に向けての小千谷ちぢみも揃えてお待ちしております。


松山って僕も昔、行ったことがありますが、文化的な街ですねえ。
道後温泉に行くと坊ちゃんになったような気持ちになります。風呂から上がって「坊ちゃん」を読みたくなって、道後で本屋さんを探したのですが、
本屋さんが見つけられず、コンビニでも売ってなくてひどく残念な思いをした気がします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする