昨日も宇都宮にはたくさんのお客様にお越しいただきありがとうございました。
毎年の新潟物産展なのですが、この節分までの間、毎日ダントツの集客を誇るのが小針水産さん。鮮魚を扱う業者さんで、毎日朝から長蛇の列です。お客様が買っていかれるのは鮭の頭。これが飛ぶ様に売れていき、百貨店の方が冷蔵庫から発泡スチロールのケースを台車に載せて行き来します。宇都宮にいる中澤君に聞いたら7つで630円でしたが、昨日で完売!!それでも冷蔵で送るので送料が出るのがやっとな程ではないでしょうか?小針水産さんは目利きであり、いいルートを持っているので、鮭の身の方も美味しいです。お魚もぜひどうぞ。
この鮭の頭だけが売れていく原因は、栃木の郷土料理「しもつかれ」にあります。
作り方や由来はこちら
http://www.geocities.jp/yamapon65/tisantisyou_simotukare_hatuuma.html
節分の頃になると各家庭で作るらしく、その材料として買っていかれるのです。
これが郷土料理らしいことにはチマチマ作るのではなく、大鍋でどがーん!と作るあたりがまさに愛すべき郷土料理です。正月の残りの鮭の頭、時間が経って水気がなくなったニンジンや大根などの野菜、節分で残った豆、新酒を作った後の酒粕をつかうと云ったところに起源があるのもまた魅力的です。
二年前に宇都宮に行った時に、百貨店の地下で売っているのを見つけて買いました。見た目はこう、なんと云うか、あまり美しくないのですが、実に美味しいです。また一方、かなり大雑把で、家庭によってかなりレシピに違いがある事を感じさせます。
この辺で云えば、十日町が誇る夏の郷土料理「きりざい」みたいなものでしょうか?
最近はB級グルメ流行りで全国各地で「地域のソウルフード」に加えて「新しい郷土料理」が随分出来ていますが、「しもつかれ」のような「由緒正しい郷土料理」というのは実に魅力的です。初午の習慣とリンクしているのもいいですね。今では通年食べる事もできるそうです。栃木に行ったら是非、「しもつかれ」を食べてみてください。
大事なこと。
もちろん、きはだやの売場にも寄ってくださいね。今日も中澤君がニコニコしながら立っているはず。
すいません。栃木県とはあまり血縁がなく、「しもつかれ」についてどれだけしっているわけでもないのですが、とても魅力的な料理だと思うので、宇都宮に行った時に聞いた話しや、WEBに載っている内容を鑑みて書きました。
ご存知の方がいらっしゃったら加筆、訂正願います。