染織工房きはだや 「店主の独り言」

きはだや店主が今日の出来事を語る。喚く。話す。切る。
でも日記は苦手。
皆様の気軽なコメントをお待ちしています。

きはだやの帯について。

2021年12月13日 | 店主の一日
先日、ラジオを聴いていたら落語をしていました。
柳家小三治師匠。
聴いていたのですが、小三治師匠よろしく枕しか覚えていません。
当時、小三治師匠は体を悪くして京都の病院にかかっていたそうです。
楽しみは古着屋で帯を探すこと。
「落語家の帯ってものは、細けりゃ細いほどいいんです。それで腹回りにクルクルと巻いてフンッと力を入れても締まったまま緩んでこないのがいい帯なんです」もちろんこの先、延々と面白い枕が続きます。
小三治の枕ってほんとに面白いですよね。

この「細けりゃ細いほどいい」っていうのがいかにも落語っぽい下りでよいです。
そして、なるほど「いい帯」の条件って、そうだよなと。
きはだやの帯もなかなかよいですよ。
締めると実に緩みが少ない。
日本のテキスタイルデザイナーのレジェンド宮坂博文先生から教えていただいた糸づかいです。
変わり色の緑も揃いました。
15日からは大阪阿倍野近鉄の職人展にも持っていきます。



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