風呂に入れる定番はやはりバスクリンでしょう。風呂に何かを入れるって一つのイベントのように思います。
さて、昨日は菖蒲湯でした。学生の頃から銭湯での菖蒲湯や冬至のゆず湯が好きです。普通、菖蒲湯は5月5日ですが、十日町では5月5日ではまだ菖蒲が小さく風呂に入れる大きさになりません。そのためこの辺ではもともと6月の行事なのでしょうが、都合良く旧暦のころに合わせた感じです。去年だったかは5月5日にテレビで「今日は菖蒲湯です」なんて言われて、慌ててさがしにいきましたが、この辺ではまだありませんでした。
玄関に菖蒲とヨモギを下げて邪気を払います。子供の頃は「蛇が入ってこないように」と言われました。十日町では「蛇」は家に入ってはならないものの象徴かもしれません。庭で菖蒲を摘みましたが、やはりちょっと小さいですね。それでも気分がいいのできはだやの玄関にさげました。
この菖蒲が「ぎぃぎぃしょうぶ」なんて呼ばれています。なんで「ぎぃぎぃ」なんだろう??根の辺りを切ると初夏の香りがします。
十日町の暮らしは本当に季節感がありますよね
6月の十日町は東京や中京圏と比べると雨も少なくて清々しいし
素敵な記事、いつも楽しみにしています。
あの「ぎぃぎぃ」の香りって独特ですよね。初夏の香りです。
あれを入り口から外すのも妙に名残り惜しかったりします。
別に、菖蒲なんか庭に生えているのだから毎日したらそれで済む話なのですが、矢張り「特別感」が大切なのでしょう。
おっしゃるとおり今日も清々しいいい日和です。また、雨が降ってもそれほど気温が高くないので、しっとりしていて、それはそれで心地いいものです。 あはは。
十日町に住んでいて思うのは、具体的に「何がある」と言う程のものはなく、わざわざ来る程の観光地でもないのですが、「他の町ではなくなったもの、忘れ去られたもの」がまだまだあるように思います。
ただ、観光で十日町にきても(あるいは他の町でも)それを感じる事は難しく、町と観光の方を繋ぐ「親密な通訳」みたいなものがないとその良さって解んない気がします。
モチロン、この町を故郷に持つ人には必要ないのですがね。
ふふふ。