十日町はすっかり秋です。雨の日は戸を開けておくと肌寒い感じ、晴れの日は心地よい秋風が吹きます。
いい季節です。ヤンバル農園の作物も夏野菜は一通り終わりです。
きものを着るにも実にいい気候ですね。
乾いた風が袂を抜けてきます。この心地よさは洋服では実感できないものと思います。僕がきものを着ていて感じる一番好きな感触です。東京でも同じ乾いた心地よい風なのですが、十日町の風はまた格別な気がします。
「秋」の持つ収穫の豊さみたいなものを孕んだ風だからでしょうか。或は、暑い夏が終わって雪の季節の前の安堵の空気かもしれません。
この町で育ったためかも知れませんが、何か特別な空気です。
夜に家に戻ると庭に植えてあるキンモクセイの香りが夜風に混じります。冷たい夜風に混じったキンモクセイの香りは心地よく一日を終わらせてくれます。
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