最近はパソコンやらネットの発達で僕が学生の頃とは様変わりしたようです。論文でも何でもコピペで済むらしくすっかり便利になりました。コピーだってコピー機でなくデータのコピーなので更に便利の様子。
ネット上のページもコピペの文章がたくさん並びます。
以前、きはだやについてある方が記述をくださり、あまりに立派な評価でで面映い気持ちでいたのですが、いつの間にかその文章をコピーされたページやらブログやらがたくさん出てきて驚いた事があります。
一方で私の知るある方について記述があり、「どうも実際と違うんじゃないかな?」と思っていたのですが、その文章が方々にコピーされ、伝聞がいつの間にか真実みたいになってしまった物もあります。
ネットは広告のようなもので発言者の目線でしかないはずなのですが、パソコンの画面を通して見ると、それが真実の様に見え、コピーが増え、流布する事によって真実になってしまうのは怖い事です。
私がお世話になっている先生が百科事典の編纂に携わった時におっしゃっていました。「百科事典って大変なのです。たくさんの資料を調べて一つの正確な解を捜さなくてはならないのです。次の辞典が出来るまでたくさんの人が私の辞典を頼るのですから辞典の編纂と云うのは重い仕事なのです。」
確実に便利な世の中であるのですが、何か大きな脆弱さを抱えているような気がしてなりません。