☆ 実は業務用は買えるんです。
外資系ウェスティンホテルでは、客室内の寝具を直接販売している。
米シモンズ製で同ホテル特注のベッドを含む寝具一式の総額約80万円、ベッドは年間300台も売っている。
ベッドを売る目的は、旅先でも自宅と同じベッドで寝たいという欲求で、宿泊にはウェスティンを選んでもらえるからという。一種の囲い込み戦略と言えそうだ。
"エキュート立川"には、業務用の製品を売る雑貨店「D&MOTELS STORE」が注目されている。
業務用運搬ボックス、給食用牛乳箱、靴の空箱など、取り扱い1000アイテム中約8割は業務用商品。
気軽な使い勝手や見た目の新鮮さからオープン1ヶ月で予想以上の人気となっている。
さらに防水加工紙で造られた業務用アイスクリームバケツや、防塵加工がされた船舶用掛け時計といった業務用ならではの機能も魅力となっている。
ただ、仕入担当は、膨大な量の業務用製品から一般受けする商品をセレクトすることや、小ロットでの注文を嫌がる業者を相手に苦労は多いという。
D&MOTELS STORE
このような業務用商品に人気が出た背景は、商品や様々な機能が氾濫するなか、使用目的が特化された業務用商品はその分かりやすさが強みとなって注目されているためのようだ。
今までは、一般消費者が買う業務用というと、DIY店で買う道具系が主体だったと思います。
それが、道具ではなく商品としても売れるようになったということは、雑貨だけではなくオフィス家具、什器といった大物が家具センターに並ぶようになるかも知れませんね。
ただ、業務用商品はその性格上値段はこなれていないということも忘れてはいけませんが。