☆ 巣ごもり消費がプラスにならないゲーム業界
一方、巣ごもり消費の代表と思われていたゲームには異変が起きている。
去年の家庭用ゲーム市場は4年ぶりにマイナス、15.3%減となった。(エンターブレイン調べ)
売り場では、客の目が肥えてきて選別が厳しくなっていると分析する。そのなかでも人気が出てきたのが“オンライン機能”を搭載して知らない人と遊べるソフトだ。
その状況を重視してか、「スクウェア・エニックス」は、人気ソフト“ドラゴンクウェストⅨ”の3月発売予定を7月に延期した。
その理由は、ソフトウェアの不具合と、通信機能の一層の充実と説明している。人気ソフトとはいえ完成度を上げないと目の肥えたユーザーを惹きつけられないということである。
また、「バンダイナムコホールディングス」は、中期経営計画を発表し、国内市場が冷え込む中、海外を強化する方針を打ち出した。
2017年度までに海外売上比率50%目指すという。
同社では、今の巣ごもり消費傾向が業績に貢献しているかはまだ見えていないと説明、大きな期待は寄せていないようだ。
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