始めてから分かる起業の体験記

新会社法で、簡単になったとはいえ、やはり起業は面倒なことが多い。体験して始めて分かったことなどの話をします。

WBS 2月5日放送のメモ (円高が消費の追い風に)-2

2009-02-06 21:42:40 | WBS

     円高は消費押し上げ効果となる

個人の輸入は身近なものにまで広がっている。

名古屋で外国人向けの賃貸業を行う「フリーベル」は、外国語対応のノウハウを生かし5年前から衣料品を中心とする個人輸入の代行業を行っている。

円高のお陰で人手が足りなくなるほどの忙しさだという。

5ヵ国から商品を輸入するが、ポンド安でイギリス物に人気があるようだ。
ネットオークションで10万円する革ジャンが、同社を通じて買うと4万5000円以下となる。

このような状況を専門家は、企業も個人も経済環境の急激な変化に適応力を高めている人たちがいると説明する。
そのような人たちが個人輸入でいち早く円高メリットを享受しようという動きなのだろうという。

確かに個人輸入の量は事実増えていて、日本通運では1月の個人輸入の取り扱い件数が前年比65%も伸びている。

前年に比べ1割強進んだ円高は、1世帯あたり年間3万8000円くらいの輸入品の値下がりを享受できると専門家は分析、消費押し上げ効果となるようだ。

円高メリットを受ける商品は食糧や衣料といった消費者が価格に敏感に反応する物が多い。
ただし、様々な規制によって円高効果がすぐに現れない物もあり、円高が物価に十分反映されるためにはそれらの規制を少なくする政策が必要なようだ。





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WBS 2月5日放送のメモ (円高が消費の追い風に)-1

2009-02-06 11:08:57 | WBS

     円高で売上を伸ばすクルマ

厳しい景気の重しのひとつに輸出起業を苦しめる円高がある。

しかし、この円高を逆手にとって積極的に動こうとする消費の変化が見えている。

HONDAは、5日、ハイブリット車「インサイト」の発売を開始した。
トヨタのプリウスより40万円安い200万円を切る価格をアピールする。

しかしながら、ここへきての自動車不況は先が見えない状況になっていて売れるのは軽自動車ばかり、消費者の節約志向は進む一方。
1月の販売台数は30万1707台と前年を19,9%下回った。

しかし、同じ自動車でも事情が違うものがある。

それは、アメリカで作っている日本車の逆輸入車だ。逆輸入車を多く扱う横浜の「IMP-DOME」は、円高のおかげでかなり価格が下がっていて注文が多くなっているという。

1ドル105円だった4ヶ月前までは、約420万円だったクルマが、今ではおよそ360万円になっている。

同社は個人の輸入代行業社で、1台当たり15万円でクルマの買い付けや輸出入手続きを購入者に変わって行う。

1月の売上は、去年の4倍の16台となった。
円高の今はかなり買い得という。

為替変動に敏感な個人輸入が、円高によって再び注目されるているようだ。