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先日のThinkPad i-series 1157 に続き、ゲーム機兼予備機のThinkPad T42をWindows - Linux デュアルブート化しました。

T42のスペックはこんな感じ。
CPU: Pentium M (1.5GHz)
RAM: 2GB
HDD: 40GB (2.5" IDE)
OS : MS Windows XP sp3

昔のゲームを遊ぶためにとってあるマシンなんで、CPUもメモリもこんなもんでいいんだが、HDDが40GBというのは今の眼で見ると貧弱である。
すでに残量は10GB切っていて、Linuxとのデュアルブート化には容量不足なので対策必要。

WLANアダプタは内蔵しているが、ドライバを壊してしまったらしく、無線でのネットワーク接続はできない。
(Linuxライブ起動では正常動作するので、ソフト的な問題なのは確か。)
尤も今時XPでネット接続するのはリスクあるので、セキュリティソフトのアップデートの時くらいしかつないでない。
(この時はWi-FiルータからUSB接続。)


以下、作業日記。 例によって参考にはならないと思うが...

Day:1

まずはHDDを大容量のものに換装する。

交換用のHDDを仕入れに秋葉原へ買い出し。
今時IDEのドライブなんてなかなか見つからない。
やっとYバシカメラで80GBのバルク品を見つけて購入。(おそらく店頭にあった最後の商品。)
もうちょっと容量あるのが欲しかったが、これしかなかったので仕方がない。
交換後のHDDを入れておくためのHDDケースも購入。


Day:2 (実際には数日後)

HDD交換のため、クローンツールを調べる。
フリーのツールが何種類かあるようだが、ネットに実施例が多かったので、EaseUS Todo Backupを使ってみることにした。
(ただし、いろいろ怪しい動きをするらしいので、使用中はネットにつながないほうがいいらしい、また、作業完了後はアンインストールしたほうが良いともありました。)

交換する(新)HDDをケースにセットし、T42にUSBで接続。クローン開始。
クローン作製時にパーティションのサイズも調整できるので、Windows領域も少し増やして、Linux用には30GB程空けておいた。
処理自体は何事もなく終了。

HDDを交換して、T42を起動してみるが、BIOSの起動画面が出た後、場面は真っ黒になって沈黙。
BIOS管理画面で見るとブートデバイスのリストに(新)HDDが認識されている。
このデバイを指定して再起動しても同様の結末。

調査は翌日に持ち越し。


Day:3

T42に(新)HDDさしてリカバリCDで起動、問題があれば自動修復されるはずだが、完了後再起動してもOS移動しない、リカバリ画面になってしまう。
2,3回再起動掛けたが変化なし。 とりあえずT42には元の40GHDDに戻した。


Day:4

すべてリセットしてやり直し。
EaseUS Todo Backupを使用してディスククローン作製。

T42のレスキューメディア(CD)を作成。
(新)HDDをセットし、レスキューCDで起動してみたが、結局リカバリCDの時と同じで、解決にはならない。

いろいろ調べてみると、クローンしたHDDのパーティションがアクティブになっていないとだめらしい。

ネットにWindowsのインストールCDを使う方法があったので試してみる。
1157用に購入したXPのインストールCDがあるのでこれで起動、"修復"を選択してコマンドを入力してみたが、なんか動作が違う。
ネットに出ていたのはWin8のインストールディスクを使う手順、XPでも同じだろうと思っていたが、違っていたようで、この手もNG。

次に見つけた事例はこちらの状況により近い感じがしたので、これも試してみた。
(ちなみにこちらのページ: http://negaticle.blog106.fc2.com/blog-entry-208.html)

これによると、新旧のHDDのブートセクターのヘッダー値が異なるため、起動しないとのこと。
(新)HDDのヘッダー値を(旧)HDDの値と合わせれば良いらしい。

作業に必要なツール(Diskprobe)はMSのサイトからDL可能。(上記ページからリンクたどっていける。)

詳細手順は省きますが(上記ページに詳細あります)。
元HDDのブートセクタのヘッダ値を読み出し。同じ値を新HDDのブートセクタのヘッダ値として書き込めばよいそうです。

で、ヘッダ値を書き換えて、HDDを交換し、PC起動するとサクッとWindowsXPが起動しました。

これで、準備段階であるHDD換装まで完了しました。


未割当て領域にLinuxが入る予定。

Day:5

いよいよLinuxのインストール。

使用するディストリビューションは1157と同じ(Lubuntu)でも良いのだが、同じ物入れてもつまらない。
CDからのインストールも時間がかかりそうだ。そこで最初にUSBメモリでインストールメディアを作っておいたLinux Mint 13を入れることにした。

さっそくT42にUSBインストールメディアを差して起動(ブートデバイスをUSBメモリに切り替え)。
ところが起動途中で画面が暗くなって、それきり。電源キー長押しで正常に停止する(インストールメディアを抜けとメッセージが出る)のだが...

何回かやり直してからハッと思い出しました。
起動途中で画面モードが切り替わり、そのタイミングでRGB出力が止まってしまうのだ。
(T42はLCDモニタのバックライトが死んでいるので、外付けモニタを使っている。)
'Fn'+'F7'キー押下で解決。

あとはインストール実行のみ。
インストール作業は下記のサイトを参考にさせていただきました。
(http://z377pier.s377.xrea.com/linux_xp/xplinuxmint.html)

Linux用に未割り当てにしておいた領域(インストーラの表示では32GB)のうち、30GBをLinux、2GBをswap領域に割り当てました。
インストール完了後再起動すると、ちゃんとOS選択画面がてLinuxかWindowsかを選択できます。

あとはソフトのアップデートと日本語入力の設定とを実施して作業は完了。



Windows上で使っているOpenOffice3.1の文書がLinux MintのLibreOfficeで開けることを確認。
予備機として、これは助かるなぁ



コメント ( 1 )
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