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父の遺品からいろいろ発見。

まず大量に出てきたのは雑誌の折込付録と思われる設計図。
大部分はゴム動力飛行機もので、実機をモデルにしています。
戦時中にも関わらずハリケーンやスピットファイヤのモデルも紹介されています。
実際に飛ばすモデルなので翼断面がきちんと図示されてます。
機種によっては飛ばすことを考慮して実機と翼断面形状を変えたと書いてあります。

こんなのがいっぱい出てきた。

これはコードロンのレーサー機らしい。珍しいのでご紹介。

新聞の切り抜きも多数。
ほとんどが飛行機関連の写真や記事。
戦時中の新聞なので印刷も紙質も良くないし、今となっては同じ写真をもっと高品質で入手できるかもしれません。ただ、見たこともない写真があるのも確か。
写真の裏の新聞記事や宣伝も世相がわかって興味深いものがあります。
戦前・戦中のものに混じって、あの"震電"が戦後初めて一般に紹介されたときの記事が取ってありました。日付は不明だけど内容からみて戦後数ヶ月経った辺り。

こちらも珍しい。

昭和14年8月4日付けのもの。

このほか、"世界の翼"の昭和16年(!)、18年版(!!)も出てきました。
さすがに新聞よりは画質良いです。

意外なものはこれ↓

タイトルの通り、捕獲・撃墜した敵機の写真集(どういう需要があったのだろう?)。
敵機なので機密もないのか写真修整はしてないようです。
(当時の日本機の写真は修整しまくりのが多い)
破壊された機体のアップ写真は機体構造がよく判るので模型の参考にはなります。
父もそのために入手したのかも。

今日はここまで。


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通勤時間が長いのでいろいろな本を読んでます。

A.C.クラークの短編集"太陽からの風"は一応2周りしました。
読み応えがあったのは表題作"太陽からの風"、"地球の太陽面通過"、"メデューサとの出会い"の3篇でしょうか。
読んでいて思わずその情景を想像してしまうようなストーリーです。

次にアシモフの科学エッセイ"素粒子のモンスター"。
かなり難しい内容(一般相対論の等価原理とか)を解説しているんだけど、一見関係無さそうな話題から引き込んでいく上手さでなんとなくわかった気になってしまいます。

で、今読んでるのはA.E.ヴァン・ヴォークトの"武器店"シリーズ。
クラークのエッセイでちょっと紹介されてて気になっていたら創元文庫で復刻されてました。
現在1冊目の2巡目開始したところ(電車の中で読んでるとなかなか頭に入らない)。
とにかく話のスケールが大きい(時間的にも空間的にも)し、内容も濃い。
60年前(!)の作品なので科学的に怪しいところはありますがストーリーには影響なし。

ちなみに"武器店"といっても別に死の商人ではない(どっちかといえば逆)。
こういう目的の組織は今すぐ必要な気がします。



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土曜のことですが、前日に録画しといた"Wild Wild West"を見ました。

ウィル・スミスらしい能天気なアクションコメディーですね。
南北戦争後とは言え黒人の地位が"かなり"向上しているのは結構なことです。
全体の雰囲気としては007シリーズをもっとコメディー風にした感じ。
名前を尋ねられて、"ウェスト、ジム・ウェスト"って答える所とか、
悪役のド派手な所とか、いい感じです。
名優ケネス・ブラナーがかなりイっちゃってるラブレス博士を怪演。

最大の見所はもちろん巨大クモ型兵器。
煙突から煙を吐きながらギシギシと動くところとか(蒸気機関?)、
外装の汚れや錆の感じがなかなか良い。

相棒役のケビン・クラインとの掛け合いも面白いし、
シリーズ化しないのかな?
と思って調べてみたら昔のTVシリーズの映画版だったんですね。
確かにTV向きの内容かも。



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父の遺品を整理していてなかなか興味深いものがでてきた。

まずはこれ。

"現役兵証書"(?)というのは所謂"召集令状"みたいなものなんだろうか?
当時、父は学生だったのでこういう書式なのかな?

TVドラマや映画では出征する兵士の見送りを盛大にやるシーンを良く見ますが...

"入営時国旗ノ携行及付添人ノ同行ヲ厳禁ス"

さすがに兵舎にまで来るなということでしょう。

裏面にはいろいろと注意書きがあります。
それによると、この紙が来たから即入営というわけではなく別に"入営命令"なるものがくるようです。こっちの紙はいわばその予告みたいなものらしい。

日付は昭和20年4月ですが、父から兵隊になったという話は聞いていない(行きたかったといってたが)のとこの紙が残っていることからして入営はしなかったようです。
また、通っていた学校が兵役免除になっていたとも聞いてます。
というのも、



電波兵器科!!

これは最重要ですからね。
とにかく父が進学する学校が兵役免除になって祖母はたいそう喜んだそうです。
母親としては当然の気持ちでしょう。

それでも父は(当時はみんなそうだったのだろうけど)やる気旺盛でこんなものを書いてます。



これも残っているところからすると出さずじまいだったようです。

多分そのおかげで私が存在していられるのかもしれませんが...

長くなったので、今回はここまで。m(_ _)m



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