虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

現地人によく道を聞かれる

2011-06-13 23:43:00 | 南ア-生活-

学校への行き帰りに、
いろんな方とすれ違いますが、
(もちろん現地人、というか南ア黒人)

結構な頻度で、現地の人から道を聞かれます。

おそらく今年に入ってから、
十回は軽く超えているでしょうか。

今日も学校へ行く前に、
突然、知らない方からKamhlushwaクリニックまでの道を聞かれました。

「外国人である私に道を聞くってどうよ?」
「他に聞くべき人いないか?」と思うわけです。

もちろん聞かれたら、ちゃんと答えますし、
分からなければ、分からないとはっきり言います。

実は日本でも結構人から道を聞かれると思います。
他の人と比べたことがないので、よく分かりませんが。

そういう人はどこへ行っても変わらないのでしょう、きっと。

さて、今日の本題は、道案内の話。

南ア人は、道案内が苦手。
(地図に限らず、図や表の読み取りもですが。)

道を尋ねても、なかなか場所にたどりつけません。

たいがい、5分歩いたら、別の人に聞く、
そしてまた5分ほど歩いたら、また別の人に聞くの繰り返し。

特に、活動初期のころは、
学校の場所を探すために、よく道を歩いたのですが、
まるでアドベンチャーゲームのようでした。
(すっかり楽しんでいましたが。)

話を聞いてもよくわからず、(言葉の問題もあったのですが)
地図を書いてもらっても、実際はまったくあってないことが多いです。

そんなことには、もうとっくに慣れてしまいました。

これは子どもに対しても同じこと。

子どもに家に帰るまでのルートをかいてごらんと言うと、
おそろしいことになります。
(日本でも、光村図書3年下に『道あんないをしよう』
という小単元がありましたが、南アはどうなんでしょう?)

また先ほども書きましたが、「地図」が読めません。

地図を読む機会がいままでなかったからだと思いますが、
先生も子どもも多くが地図が読めません。

さすがにアフリカ大陸の中での南アの位置は分かりますが、
(一番南ですから。)
南アの地図からいまいるムプマランガ州の場所を見つけたり、
いまわれわれが住む場所がどこなのかも
見つけらなかったりする子がたくさんいます。

そういった生徒に座標概念を教えることはとても難しいわけです。
昨年Gr.6で座標概念を教えたときも苦労しました。
(そのときの記事はこちら

というわけで、
また近いうちに現地人から道を聞かれることになりそうです。


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