春日部不動産日記

合同会社 春日部不動産 春日部 不動産 中古不動産専門店

旅の楽しみ

2016-05-31 09:42:18 | ねこ
旅行から帰ると…

早速お出迎えしてくださった、我が愛猫。

深夜の帰宅にもかかわらず、熱烈歓迎です。

旅行鞄にゴロン。

なぜかそのまま、くつろぎモードに。

よほど寂しかったのであられましょう。

この感動の再会もまた、旅の楽しみのうちのひとつなのであります。


ホリエ

八重山諸島ひとり旅 3日目

2016-05-29 15:57:02 | 
旅の最終日。

この日もやっぱり、地のもの尽くしの朝ごはんです。

したくができたら、離島ターミナルへ。

こんどは、竹富島へ行くのです。

すっかりおなじみ、高速船。

石垣港から10分ほどで到着です。

レンタサイクルで、いざ島内観光へ出発!

自転車屋さんが、
「迷いやすいから、気をつけて」
と地図をくださいました。
「はい、ありがとうございます」
などと殊勝さをアピールしつつ、心の中では、
「こんなに小さな島で、迷いようがあるまい」
と、タカをくくっておりました。

一生懸命ペダルをこいでいると、
いつの間にやら広い道に出ていました。

しばし快適なサイクリング。

しかしながら、行けども行けども、まったく景色がかわらず。
さすがにおかしいぞ、と思い地図を確認したら…

迷ってる!

地図に「わかりにくいから要注意!」との記載があるポイントで、
まんまと騙されていたのでありました。

仕方なく同じ道を引き返していたら、
目的地のビーチの名前の標識を発見。

矢印が示す方向に曲がってみました。

けものみち!?

不審に思いながらも進むと、
だんだん道幅が狭くなってきました。
道は自転車の車輪幅ほどしかなく、両側には草が生い茂っていて、
足をつくこともできません。
戻りたくても戻れない、にっちもさっちも行かない状態。
「こうなったら、行くしかない!!!」
半ばやけっぱちで突き進んだ結果…

いきなり広い道に出ました。

スカートの裾にたくさん葉っぱをくっつけて突如として草むらから登場した私を、
和やかにサイクリング中だった家族連れのみなさんが、
目を丸くして見つめておられました。

「別に道を間違えたわけじゃないよ、ここをわざわざ選んで通って来たのだよ」
という雰囲気をできる限り醸し出す努力をしつつ、
先ほどとはうって変わって、走りやすい道を更に進みます。

ようやく、最初の目的地であるカイジ浜に到着。

ねこがいました。

美しいビーチです。

ここにも星砂があるとのこと。
探してみたけれど、やっぱり見つけられませんでした。

続いて、お隣のコンドイ浜へ。

ちょうど引き潮で、限りなく遠浅なブルーに。

こちらの透明度も、かなりのもの。

しばらく足だけ入って遊びました。
最高に幸せなひとときでございました。

サイクリング中に出あったシーサーたち。





それぞれユニークです。

竹富島を見渡せるという、なごみの塔。

行ってみよう~!

階段が苦手な私。

ものすごく急だけれど…

なんとかのぼりました。

赤瓦屋根の家々の向こうに、海が見えます。
すばらしい眺めでした。

暑くてたまらず、アイスキャンディーを。

ドラゴンフルーツ味をチョイス。

島の通りは、こんな感じ。

サンゴを砕いた白砂の道です。

ブーゲンビリアの咲く道を通りかかりました。

南国だなぁ。

郵便局も、景観に合わせてありました。

古い形のポストとベストマッチ。

典型的な竹富島の住居。

ステキです。

竹富島の街並みは、沖縄の原風景と言われているそうです。
静かな美しい島でした。

石垣島に戻って、昼食を。

石垣牛のハンバーガーをいただきました。
ジューシーで、美味でした。

おなかがいっぱいになったら、
レンタカーの黒光りヴィツ子氏とドライブです。

エメラルドの海を見る展望台からの眺め。
少し曇っていましたが、八重山諸島を見渡すことができました。

続いて、米原のヤエヤマヤシ群落へ。

誰もいないジャングルの中の道を進むと…

突然ヤエヤマヤシ登場!

このヤシは、石垣島と西表島にしか生息しない固有種なのだそうです。

周囲があまりにも鬱蒼としたジャングルだったため、
「こんなところを、ひとりで歩いて大丈夫なのだろうか?」
と少し不安になりましたが、すぐにたどり着きました。

鳥の声を聞きながらヤシの木を見上げていると、
不思議と心が落ち着きました。
とてもよいところでした。

飛行機の時間までまだ間があったため、
どこぞでお茶でもしようとお店を探し回りましたが、
なぜか全部お休みでした。
きれいな海を眺めながら、ゆっくりしたかった…
残念。

ヴィツ子氏に別れを告げて、空港へ。

搭乗口をチェックします。

出発前に、腹ごしらえ。

石垣島産マグロの鉄火丼。
最後まで、「地域のものを食す」というテーマを貫き通しました。

おいしいものをいただき、美しい風景を楽しみ、
ステキな人々に出あい、多くのことを学んだ、
すばらしい旅となりました。

私にとって、ひとり旅は最高の楽しみであり、
最上のぜいたくでもあります。
気持ちよく送り出してくださったみなさま、
どうもありがとうございました。

楽しくてしかたのない3日間でした。


ホリエ

八重山諸島ひとり旅 2日目

2016-05-26 14:37:13 | 
旅の2日目。
3日間の旅程のうち唯一、まる一日使える日です。

ご同行くださったテルテル坊主氏。
予報ではこの日も終日雨マークだったけれど…
どうか、天気にしておくれ。

まずは、朝食です。
はい、ドーン!

これ全部食べるの?
ほんとに?
もちろんですとも!!

調子に乗って、デザートも。

石垣島産黒糖のマドレーヌと、サーターアンダギー3種。
本当はもっと食べたかったけれど、今回はこれくらいで勘弁してやろう。

フルーツたち。

今まで食べていたパイナップルは、ニセモノか!?
と、疑いたくなるほどのおいしさです。

おなかがいっぱいになったら、はりきって出発です。
この日は、西表島を観光する予定。
高速船の発着する石垣港離島ターミナルへ移動します。

テルテル坊主氏のおかげか、晴れました。

石垣島出身の大スター、具志堅用高氏の像を発見。

「ちょっちゅね」

石垣港を出発して、高速船に揺られること約40分。
西表島に到着したら、クルーズボートに乗り換えます。

仲間川マングローブクルーズへ、いざ!!!
一番前の座席に陣取りました。

こんもりとした深い緑が見えてきました。

初めて見る、マングローブの森です。

さまざまな種類のマングローブ。


マングローブとは、固有名詞ではないのだそうです。


熱帯および亜熱帯地域の、海水と淡水が交わる汽水域に生える木々のことを、そう呼ぶとのこと。

西表島には、7種類のマングローブがあります。

成長の遅いマングローブたちは、
生きるのが難しい塩性湿地へ追いやられてしまいました。

塩分を古い葉に集めて、その葉を落とすことによって生きているそうです。

この貝の正体は?

仲間川に生息する、シジミ!
いくらなんでも、大きすぎ。

バスに乗り換えて、由布(ゆぶ)島へ移動しました。

今度は、水牛車に乗ります。

私の乗った車を引いてくれた力持ちの水牛さんは、こうめちゃん。

9歳(ヒトに換算すると30歳)、2児の母のパートタイマー。
働くお母さんです。
こうめちゃんの向こうに見えるのが、由布島です。

水牛車は、こんな感じ。


浅い海を、どんどん進みます。


由布島は、植物園になっています。

パイナップルの木。
収穫前はこんな状態だなんて、存じ上げませんでした。
衝撃!!

かつては、学校、商店、公民館まであるにぎやかな島だったそうです。

昭和44年に台風エルシーの甚大な被害を受け、
人々は去り、無人島になりました。

マンタの浜からの眺め。

お隣にある小浜島が見えました。

南国ムード満ち溢れる道をぶらぶら。


非番の水牛さんたちを発見。

暑さをしのぐために、水中でリラックス。

気持ちよさそうです。


生後一か月のかわいい仔牛さん。

ひたすら寝ていました。

帰りも、水牛車に乗って。

船頭さんが、「安里屋ユンタ」を聴かせてくれました。

沖縄民謡をBGMに、水牛車に揺られながら風に吹かれて、海を眺める。

まさに至福。

昼食をとったホテルのエントランス。

ヤマネコを思わせる装飾が、あちこちに。

マングローブを近くで観察することができました。

黄色い葉が、塩分を引き受けている古い葉です。
健気だなぁ…

白浜港。

この先に、船でしか行くことのできない集落があるのだそうです。
どんなところなのでしょう?
とっくに帰ってきた今もまだなお、気になってしかたがありません。

ふと視線を感じ、振り向くと…
ヤギがこちらをじっと見ていました。

天使と見まごうばかりの愛らしさ。
こんなにキレイなヤギは、これまで見たことがありません。

最後は、星砂の浜へ。

美しいビーチです。

この中に、星の砂があるはずです。


はたして見つけられるのでしょうか?

気が遠くなりそうですが。

キレイな貝殻!と思ったら…

小さな小さな、ヤドカリでした。

かわいい。

邪魔してごめんよ。

透明度バツグンの海。

日差しが強く、肌が痛いほどでした。

遊びながら星の砂を捜査した結果…

見つけました!
こんなに探して、これっぽっち。
瓶いっぱいにするには、一体どれほどの時を要するのであろうか…

本当にすばらしい景色です。

晴れてよかった。来てよかった。

バスにも、イリオモテヤマネコが。

お世話になりました。

帰りの高速船を待つ間、グァバスムージーを飲みました。

つめたくて甘酸っぱくて、すっきりクールダウン。

船が来たぞ~!


THE離島の風景。

切ないような懐かしいような、不思議な気持ちになりました。

夕食は、ホテルのレストランで。
「8時から無料ライブがありますので、ステージの見えるお席へどうぞ」
おぉっ、それは楽しみ♪
それまでに食事を済ませてしまいましょう。

またしても、郷土色満載のチョイス。

ライブが始まりました。

この日の歌い手さんは、饒平名久乃(よへなひさの)さん。

あまりのすばらしさに、
デザートのアイスクリームの溶けるのにも気がつかず、
聴き入ってしまいました。

沖縄の音楽って、いいなぁ…

饒平名さんは、東京と石垣で活動されているそう。
彼女曰く、
「石垣島のよいところは、星空です。
88星座のうち、84の星座を見ることができるんですよ。
ぜひ、夜空を見上げてみてください」
なんと、それは見逃すわけにはまいりますまい!

食後に、外に出てみました。
どこからともなく、甘い香りが…

ホテル前の公園の、夜来香(イエライシャン)。
昼間はまったく気がつきませんでした。
名前のとおり、本当に夜に香るのですね。

星は、きれいに見えました。
ステキな夜です。

めいっぱい楽しんだ、すばらしい一日でした。


ホリエ

八重山諸島ひとり旅 1日目

2016-05-24 11:36:58 | 
八重山諸島を旅してまいりました。

八重山諸島は沖縄本島から約400km離れた、
日本最南西端の島々です。

2時30分に起床し、愛車を駆って羽田空港へ。
2泊3日の限られた時間を無駄にせぬよう、早朝便を選択しました。

6時40分発の石垣空港行きです。

この日の東京の天候は、晴れ。

いざ、出発!

気象予報によると、石垣島の天気は残念ながら雨でした。
この地方は梅雨入りしたばかりなので、しかたがありません。

しかしながら、出発前におこなった私独自の調査によりますと、
八重山諸島の天気予報はあまりアテにならないとのこと。

外れるかもしれないなぁ、と淡い期待を抱きつつ窓の外を見ると…

いつの間にやら雲が広がり、何も見えません。
うぅむ…
どうやら当たりのようです。

3時間ほどで石垣空港に到着しました。
ゆるキャラちゃんがお出迎え。

「おーりとーり」というのは、「ようこそ」という意味なのだそうです。
沖縄本島の「めんそーれ」とは、まったく異なるコトバですね。

空港を出ると、もわーんとした重い空気に包まれました。

やっぱり雨。
蒸し暑さが、アジアの南国リゾート感を醸し出しておりました。

気を取り直して、レンタカーで島内観光を開始。

今回の旅の相棒、黒光りヴィツ子氏。
よろしくね。

まずは、玉取崎展望台へ。

この天候でもじゅうぶんキレイな眺めだけれど、
晴れていたら、その美しさやいかばかりか…(涙)

ハイビスカスも、雨に濡れて寂しげな風情です。

傘を差して歩き回っていたら、おなかが空いてきました。

昼食は、八重山そばをいただきました。

豚肉とかまぼこが乗っています。
太めの麺と少し甘みのあるあっさりスープが、美味でした。

食堂のレジの横に、手作りのサーターアンダギーを発見。
ドーナツのような沖縄の郷土菓子です。
ドライブ中のおやつにしようと軽い気持ちで購入して、
車に戻ってから味見してみました。

ひと口食べてびっくり、
「なんじゃこりゃー!!」

衝撃のおいしさでした。
私が今までサーターアンダギーだと信じていたものは、
一体なんだったのでしょうか?

あまりのおいしさに、満腹だったにも関わらず、
一気に一袋まるっと食べてしまいそうなほどの勢いです。
危険なお菓子だ…

何とか己を律して、2個に止めました。
人生修行の連続です。

次の目的地は、川平(かびら)湾。
この有名な景色、みなさまご覧になったことがあるのでは?

この天候でもじゅうぶんキレイな眺めだけれど、
晴れていたら、その美しさやいかばかりか…(涙)←しつこい

ここで海の中を見ることができるグラスボートに乗る予定だったのですが、
到着した時点で大雨になってしまい、
「この天気じゃなぁ…」
と、しばし逡巡。

「いかがですか?乗ってみませんか?」
と、声を掛けてくれたグラスボート屋さんに、
「こんな天気でも、よく見えるのでしょうか?」
と聞いてみたところ、
「海の中は問題ないですよ」
とのこと。

それならば、と乗ってみました。

海中探検隊、出動!

船底が透明になっていて、海の中を観察することができます。

さて、何が見えますことやら。

船長さんが舵を取りながら、案内してくれました。

サンゴや熱帯魚など、それぞれのポイントへ移動しながら、
わかりやすい説明つきで、じっくり観察できます。

サンゴが見えます。

本当はもっとキレイに見えました。
私の技術不足および揺れる船上でのカメラ操作で、
大量に撮影した写真は、すべてブレておりました…

かわいらしいカクレクマノミや、巨大なシャコガイ、
さまざまな形のサンゴなど、海のいきものたちが暮らすさまは、
まさに天然の水族館!!!

運が良ければ、ウミガメにも会えるそうです。
今回は残念でしたが、次回の楽しみにします。

川平湾へ来たら、必ずグラスボートに乗船すべし。

観光を楽しんだら、ホテルへチェックインして、石垣の街をぶらぶら。

道路に不思議な形が。

これは「八重山ミンサー」という、この地方の伝統的な織物の模様で、
五つと四つの四角形には、「いつ(五つ)の世(四つ)までも、末永く」
という意味が込められているのだとか。
なんともロマンチックで、ステキですな。

夕食は、居酒屋さんで郷土食をいただきました。

まずは、オリオンビールでひとり乾杯。

島豆腐の冷奴。


沖縄の県魚、グルクン(タカサゴ)のから揚げ。


シークワーサーのサワーと、海ぶどうの酢のもの。


ジーマミ豆腐とチーズのとろふわ揚げ。

ちょっと食べすぎました。

でも全部おいしかったので、よしとします。
早起きして一日中動き回ったのだし。
と、自分に言い訳しつつ、旅の初日は無事に終了です。


ホリエ

旅の人、島の人

2016-05-22 15:10:32 | 文化系
図書館で、何気なく手に取ったこの一冊。

『旅の人、島の人』は、歌人である俵万智氏の石垣島での生活が、
やわらかなみずみずしい筆致で綴られたエッセイ集です。
(現在はお引っ越しされて、宮崎市にお住まいだそうです)

読了後、
「石垣島へ行かねばなるまい!今、すぐにでも!!」
と、なぜか使命感に燃えた私。
俵氏の描く生活の場としての石垣島に、
すっかり魅了されてしまったのでありました。

当地に関する私のこれまでの知識は、
ボクサーの具志堅用高氏、ミュージシャンのBEGIN、
千葉ロッテマリーンズの春季キャンプ地、
あたたかい気候に美しい海、
という、なんともぼんやりとしたものでした。

それをくっきりと色鮮やかなものにすべく、
とにかくGO!!!

というわけで、次回より、
石垣島を含む八重山諸島への旅シリーズをお送りいたします。


ホリエ