『ドラゴンボール外伝 転生したらヤムチャだった件』
読んでみました。
現代の日本に暮らす、
ドラゴンボールが大好きな男子高校生が主人公。
ある日の下校中、彼は歩道橋の階段から落ちてしまいます。
気がついたら、そこはなぜかドラゴンボールの世界。
そして本人は、登場人物のひとりである「ヤムチャ」になっていた、
という場面からスタート。
おもしろかった!
この物語の主人公が転生してしまうヤムチャは、
ひょんなことから孫悟空という少年と出会い、
一緒にドラゴンボールを探す冒険の旅に出ます。
この外伝では、ヤムチャに転生してしまった少年が、
自らの豊富な原作の知識を駆使して、
ヤムチャとして生き延びようと努力する、
というお話。
それによって、ストーリーはオリジナルと大きく違う方向へ進むのですが…
ドラゴンボール。
世界に誇る、日本を代表するマンガです。
私は週刊少年ジャンプの連載とテレビアニメの放送を、
毎週楽しみにチェックしてはいたものの、
マニア、というほどのドラゴンボール通ではありません。
ストーリーはひととおり知ってはいるけれど、
今となっては、細かいことはほとんど忘れている、
という程度。
本作品を読み進めるうちに、
「あ~、そういえば、そうだったね」
と少しずつ思い出したくらいです。
そんな私でも、とても楽しめました。
もっと詳しい方は、さらに楽しいかもしれません。
そして、この作品を実際に描いているのは、
鳥山明氏ではないのです。
びっくり!
そっくり!!
それもまた、この作品の楽しみのひとつかもしれません。
それにしても、マンガって、
映画をたったひとりでつくるようなものだと思いませんか?
脚本、演出、美術、衣装、ヘアメイク、監督、俳優、
その他もろもろ私の知らないたくさんの仕事を、
ペン一本、紙の上で行うなんて!
優れたマンガ作品はそれほどすばらしいと言えるのではないかと、
私は思います。
とにかく、楽しい作品でした。
ご興味のある方は、ぜひ。
ホリエ