さて、父親がいなくなってから初めての、自分たちだけでやる農作業が始まりました。
去年の秋も、途中から自分たちだけで稲刈りをしましたが、最初からイネづくりを自分たちだけでやるのは初めてのことです。
種もみを水につけて芽を出すのを待つのも、父親が調整していたので、夫は、確かこんな風にしていたとか、ネットで調べたり、お隣の旦那さんに訊いてみたりして、準備してきました。
そしていよいよ種蒔きの日にちは決めたのですが、夫と私だけでは手が足りないんですね。
それで、前日になって、夫は「兄貴を呼ぶ」と言って、実家に電話したのですが、生憎、義兄も日曜日に知り合いの分の種蒔きだったんです。
それならばと、どうせうちのコメを食べてるんだから、と、今度は弟に手伝いをオファーしてみました。
夫は三兄弟の真ん中なのです。
義弟は、日曜日は暇だからいいよーと、軽ーくOKしてくれました。
しかし、実際の作業では地獄を見たんですね(笑)
日曜日は長女も手伝わせての作業。
コンパクトなベルトコンベアーを想像してもらえば分かると思うのですが、まず、苗箱を流して、下に敷く土を流し入れ、水のシャワーをくぐって下土が濡れたところに、種もみが落とされて、最後に土が被せられて出てきます。
それを軽トラの荷台に25箱ずつ積み上げていきます。
苗箱をセットするのが私。
一番楽なのですが、箱と箱の間に隙間が出来ないようにずっと抑えて押し込まないとならないのが気を使います。
一袋24キロの培養土を入れてセットし続けるのは、夫と義弟。
出てきた種を蒔かれた重い箱を、軽トラに積み込むのが長女で、一番大変でした。
まずはもち米から。
一箱に蒔く分量は決まっていますので、排出口を絞ったり開いたりしながら微調整しなければならないので、確か、去年はこんな風にやっていたと、夫が思い出しながら何回も箱をくぐらせて、絞りを合わせるのに30分くらいかかりました。
それからは順調に水も注がれて、私は左に積まれた箱を右のベルトコンベアーに流すだけなので、椅子に腰かけてゆるーく作業。
箱が無くなってくると、義弟か夫が気を利かせて壁際に積まれた箱を運んできて、腰の高さくらいに積んで置いてくれます。
夫は、機械の調子や種もみがちゃんと出ているか監視しながら土入れ。
下土はすぐに減っていくので、義弟は目まぐるしく培養土の袋を開けては挿入口に入れていきます。
もち米が終わると、ちょっと一休みしてお茶の時間。
お茶はペットボトルで失礼して、お茶菓子はお煎餅やチョコレート菓子を持ってきました。
休憩後は、うるち米の種蒔き。
ここで事件が起きるんですね。
うるち米の種もみが、落ちてこないんです。
せっかく調整したのにどういうことだ、とよく見たら、うるち米の種もみが、もち米のよりも粒が大きいんですね。
これじゃ出ないわ、と気付いて、排出口を開きながら合わせてみると、やっとちょうどいい密度に。
これは、種類ごとに調整しなければならなかったんだって、気付きまして。
それからは時間が無駄にならないように、順調に箱を流しました。
11時になったので、私はお昼ご飯を買いに、作業を離れて車でショッピングセンターまで往復してきたのですが、みんなはその間、苗箱をビニールハウスに運び入れて、並べていたので、ぐったりしていました。
私は、12時ぴったりに、玄関に置いたテーブルに、夫と義弟、そして長女の分のごはんを並べてお昼ご飯にしました。
本当はほっともっとのお弁当にしたかったのですが、1時間かかるって言われたので、ショッピングセンターでパックのお寿司やらトリの唐揚げやらお惣菜のナムルなど手当たり次第に買ってきて、あとはお味噌汁と冷たいお水を用意。
作っている時間が無かったので、仕方ありません。
次女は手伝うのが嫌だったので、出てきませんが、母親の分もそうですが、次女の分も用意して、私も急いで食べて後片付けもしなければなりませんから、食べている時間は15分ほどで急いで食べて、休んでいる時間はありません。
午後は、飼料米も含めて250箱くらい作り、ビニールハウスの中に並べました。
これが重い(笑)
軽トラから台車に降ろす作業は義弟と夫がやってくれたのですが、義弟は指先がしびれておかしくなったって言ってます。
私は、1箱ずつしか降ろして並べられませんが、長女は3箱くらいずつ降ろしていたのでびっくりしました。
夫は4~5箱は持っていました。
義弟もそのくらい頑張っていました。
そして、種蒔きがこんなに大変だって知らなかったってぼやいていました(笑)
結局、午後のお茶の時間を挟んで後片付けを終わらせるまで、夕方の5時までかかってしまいました。
義弟は大変な作業をよくやってくれました。
ですから、手間賃を「いらないよ」って言われたのですが、無理に持って行ってもらいました。
月曜日も5時起きで仕事だっていうし、貴重な休みの日を仕事に来てもらってしまったので。
私は作業自体は楽な部分を割り当ててもらったのですが、洗濯物を取り込んで畳んで、休まずに晩ご飯の準備があり、後片付けも含めるとずっと動き通しで、夜は眠くて腰掛けると意識が飛びそうになりました(笑)
次女はお風呂掃除だけしてくれたのですが、長女のほうは何百という苗箱を軽トラに一人で積んで、また、運んで並べるのも手伝い、へろへろになっていました。
それで次の日、全身筋肉痛になったのですが、運動不足が解消されて良かったかもしれません(笑)
私は今日は、仕事が遅番だったので、午前中ほぼ死んでいた身としては助かりました。
月曜日、遅番で良かった(笑)
義弟は、午前中で仕事が終わる予定だって言っていましたが、大丈夫だったでしょうかね。
もう手伝いはこりごりって言われちゃうかなあ(笑)
長女は全然めげてないのが良かったです。
しばらく水やりの作業があり、ゴールデンウィークから田植えになる予定。
さて、去年までのように美味しいお米になるでしょうかねえ。
私も夫も、勤めに出ながらなので、時間のやりくりも大変なんですよねえ。
初めて知りました
種まきっていろいろ作業があって、頑張りが必要な仕事なのですね
お茶碗にご飯粒を残すと罰が当たる! 子供のころ言われました
確かに、そうなんだと実感できます
手伝う人がいてくれて なによりでしたね
力仕事とは別のことも、とても大事なことですからね
エネルギー源は大切です・・重ね重ねご苦労様でした
元気な様子がわかって、一安心しました
初めての農作業…兼業農家ってことですね
疲れためないように、過ごしてくださいね
力をあわせる家族って、日本の宝だな~と思います
いつも応援しています
それに雨降らなくってよかったですね
こちらは、今日は朝から雨なのでヒンヤリしています
風邪ひかないようにお互い気をつけましょうね
真夏の炎天下、牡蠣の種付けでは日射病で倒れたことも。
冬場の牡蠣剥き時期には、受験勉強さえ許されず部活もNG。
それは姉兄もみんな同じなので、仕方ないのですが。
・・・・・・・
牡蠣剥きが出来る年令になる前の小学六年の田植え休み(私の子供時代はGWは田植え休みと言ってました)
父の知り合い(らしい)農家の家に、子守りの手伝いに行かされた事があります。
赤の他人の家で一週間過ごさなければならないのは、正直、地獄ですよ。
夜は心細くて眠れない。好き嫌いが多い私は、白いご飯しか食べるものがない。
全くの初対面の他人の家族の中で、泣くのはきっと駄目だと思って一生懸命、我慢して。
早朝から、自分の身長(130cm)の半分もある赤ちゃんをおんぶさせられて、みっちり夕方まで子守・・
赤ちゃんのお乳をあげる時間が待ち遠しくて、時間が来たら田んぼまで行って、やっと赤ちゃんをおろしてもらえる。
で、またおんぶさせられて、トボトボと知らない町の知らない公園に。
四人姉兄の末っ子の私が、しかも人一倍虚弱だった私が、何が悲しくて、しかもあの時代に子守???
帰りたくても、バスで片道一時間以上かかる場所では、それも出来ないし、第一バス停の場所も知らないし、お金も持っていない。
で、幼い心に漁師と百姓の家には絶対に嫁ぐものかが、インプットされたわけです。
ただ、その事で親を恨んだりはしなかったです。
こうして書いてみると、私、なにげに健気で凄い(笑)
そうか、この負けん気と根性は、あの一週間の「奉公??」で養われたのかも(大爆笑)。
ちなみにその時の報酬は「お米」だったようです(笑)
こちらは昨夜から台風を思わせる風雨。
大きな植木鉢が飛んで横の溝に落ち込んで割れてしまい、朝から救い出して植え替え。
その後すぐに主人のリハビリに付き添い、帰りに買い物。
帰宅後にお昼の用意をしかけて、そのまま体調を崩し、さっきまで横になってました。
この季節は体に変調をきたしやすいので、無理をしないように、でも・・・頑張らなきゃいけないんですよね。
キミーさん、休める時はしっかり体を(心を)休めてね。
ちょっとブログの間隔があいてしまいましたね💦
元気ではあるのですが、なかなかパソコンに向き合うことが出来なくて・・・時間を取るのが難しくなってきてしまったのですが、なんとか昨日から確保(笑)出来るようになりました。
夜中になってしまうのですけどね💦
不定期な更新にお付き合いいただき、ありがとうございます。
やっと種蒔きが終わりました。
でも、これからが管理など大変です。
今日はさわやか♪さんのところも雨ですか。
こちらも一日中、雨でしたよ。
せっかく桜が満開なのに、ちょっと残念。
そうですね、気温が下がったりしますから、風邪をひかないように、さわやか♪さんもいつもの明るいパワーで頑張ってくださいね!
コメント、ありがとうございました。
それはもう、漁師も百姓も嫌だって思いますよね。
よく我慢して、乗り越えて来られましたね。
私が小6の頃なんて、どうだったかなあ・・・
なんか普通に学校に行って、友だちと普通に過ごしていたので、それでも不満や何かを抱えていた自分が今は情けないです💦
思うに、tibinekoさんは、その経験だけで誰よりも幸せになる権利がありますよ!
うん、もう、苦労することがありませんように!
でも、旦那様のリハビリの付き添いも頑張ってらっしゃる。
すごいです、tibinekoさん。
tibinekoさんが頑張ってらっしゃるかぎり、私も力が湧いてくる気がします。
まだまだ頑張れる気がします。
いつもコメントありがとうございます。
でも、体調が優れないときは、無理にパソコンに向かわずに、ゆっくり身体を休めてくださいね。