日曜日はお祭りでした。
昼間は子ども会で主催する夏祭り。
といっても、年々子どもの数も減り、欠席の子どももいるので、参加した子どもは僅かに6名でした。
ほとんど大人ばかり。
そして、メンバーのAさんは、子どもが受験生であることを理由に欠席し、OSさんは、上の子のコンクールとぶつかったということで欠席。
ですから、お料理をして接待するのは残りのわずか4名になってしまいました。
子ども神輿の巡行や、テント張りの世話を区長さんはじめ役員の方々がやってくれます。
また、土地神様を祭る石の祠とその周辺をお掃除した、夫を始めご近所の方たちも後から合流するため、大人だけでも20名以上になります。
それを、私たち4人で接待するのです。
私は今年度、子ども会の会長ですので休むわけにもいかず、会計のSさんと一緒に土曜日に買い出ししてきた大量の食材と、調理場で8時から格闘を始めました。
子どもたちには飲み物と菓子の詰め合わせをあらかじめ渡してあります。
毎年同じなのですが、鶏のから揚げとポテトフライ、焼きそば、お好み焼きを作り、名人の打って来た蕎麦を茹でて冷たいかけそばにしたものと、お漬物の盛り合わせ、フルーツの盛り合わせ、乾きもの、枝豆などを提供します。
飲み物は日本酒とビールと缶酎ハイ、ジュースやお茶類です。
また、かき氷も作ります。
子ども神輿の巡行は、午前と午後の1回ずつ。
大人もまじって近くを一周して来ます。
区長さんのお隣のお宅の長屋門の前と、ご近所さんがお掃除した土地神様の境内で、合計2回休憩が入ります。
私は大き目のやかんいっぱいに麦茶と氷を入れて持ち、紙コップを入れた袋を下げて付いて行きました。
二度の休憩で二度ともみんなに麦茶を提供します。
その、土地神様の鳥居をくぐってお神輿を運び入れた時でした。
夫を始め、ご近所さんたちが、きれいにした境内でテーブルを並べて酒飲みをしていたのですが、私がみんなに麦茶を配ると同時にジュースなども子どもたちにくれていました。
長女はそれを飲みながら、晴れてきた空を見上げて言いました。
「なんか、真上だけまあるく晴れてるよ!」
私も空を見上げてみました。
今まで曇っていて、なんか晴れてきたなと思っていたのですが、長女の言うように、曇り空の中、私たちのいる上空だけまるく青空が見えて陽が射していました。
「ここは神様がいる場所だからねえ」
と私は長女に言いました。
次女も、他の子どもも、ちょっと感動しているようでした。
何気ない土地神様だと思っていたのですが、もしかしたら、とてつもないパワースポットだったのかもしれません。
お神輿は間もなく鳥居から出て、集落センターに帰りました。
そしてみんなにかき氷を配りました。
二度目のお神輿の巡行が終わると、土地神様の境内で飲み会をしていたご近所さんたちもやって来て、おそばを食べるというので私たちは大忙しです。
ビールもたっぷりあったので飲み放題です。
子どもたちもお料理が美味しかったと言ってくれたし、大人のかたたちも満足してお開きになりました。
私たちは後片付けを終えると、残った酒類、ジュース類、お料理を分けて帰りました。
夜は夜で、祇園祭があり、長女の中学校はよさこいを踊ると言うので、夫が連れて行きました。
でも、7時からは英会話教室のサマースクールという特別授業に申し込んでいたので、踊り終わったばかりの長女を車に押し込んで、大急ぎで教室に連れて行きました。
帰宅は9時でした。
なんとも忙しい一日でした。
でも、鳥居をくぐって、奇跡の晴れ間を目撃し、お神輿の巡行にも立ち会ったので、厄払いができたかなあなんて勝手に思っているところです。