blue sky diary

子育てと仕事、時々趣味の何気ない日々の日記です。

いなり寿司と憲法9条、その後

2022-10-18 16:58:48 | つぶやき
今日は、平日ですが仕事が休み。
午前中にいつもの家事と雑用を片付けて、ちょっと羽根を伸ばすことにしました。
といっても、日用雑貨の買い出しもしなければならず、ほんのちょっとの時間ではありますが。
前記事で思い出した、いなり寿司のお店がどうしているか気になって、ちょっと遠いのですが、商店街まで足を運んでみたんです。
近くの有料パーキングに車を停めて、歩いてすぐのいなり寿司のお店。
記憶を頼りに行ってみました。
店先に、見本のいなり寿司のパック。
それを見た観光客の女性たちが、これ美味しいんだよね、なんて話ながら、それでも買うこともなく行ってしまいました。
私はそれを買うことにして、中に入りました。
店内は、いろいろな宣伝物が置かれているのですが、例の、憲法9条改正反対の署名活動をしている用紙を探したのですが、なぜかどこにも見当たりません。
くまなく、狭い店内を見渡しました。
やはり、どこにもありません。
拍子抜けです。
2年前、置かれていた場所には、癒やしのCDやらコンサートのチラシなどが置かれており、署名活動があったことすら分からなくなっていました。
私はよほど確認してみようか迷ったのですが、それについては触れずに、いなり寿司を一パック買って、出てきました。
スーパーの駐車場に車を停めて、いなり寿司を味わいながら、どういうことなのか考えました。
もう、署名した用紙は出してしまって無いのか、でも、それにしては憲法9条のけの字も無くなってるなんておかしい。
改正反対だったなら、活動そのものの形跡はあるはず…
なんかもやもやするので、やっぱり、電話で訊いてみることにしました。
でも何て訊けばいいんだろう。
いろいろ考えた末、次女の宿題を理由にすることにしました。
包装紙にあった電話番号にかけると、先ほどの若いご主人が出ました。
私は、先ほどパックでお稲荷さんを買ったものですが、お忙しそうだったので、質問ができませんでした、と。
2年前に子どもの小学校の宿題で、お稲荷さんのことについて取材させてもらったこと(これは本当)
その時のお礼。
そしてまた、調べることができて、それは憲法9条についてであること(これはウソ)。
前に行ったときに、たしか憲法9条について署名活動されてたのを覚えてまして、お詳しいのではないかと。
街の人たちの生の声など、分かっていたらぜひ勉強させていただきたいのだと。
すると、若いご主人は、意外なことを言いました。
「あれは、亡くなった祖父がやっていたもので、わたしたちは何も知らないし、祖父が亡くなってからは完全に手を引きました」
私はちょっとだけ絶句しました。
でも、すぐに、それは申し訳ないことをお聞きしてしまいました、と言いました。
お祖父様以外には、お詳しい方はいらっしゃらないのですか?
と訊くと、誰もいません、祖父一人でやっていたことです、とのこと。
これはもう、これ以上聞けることはないなと諦めて、そうですか、すみませんでした、別のところを探します、と言って電話を切りました。
つまり、このお店はもう、憲法9条改正反対でもなんでもなくなったということです。
ウクライナ危機により改心したのでもなんでもなく、受け継ぐ人が居なくなったというだけなのでしょう。
できれば、改正に賛成に回ってほしかったですけど、変な平和思想でなくなっただけでも良かったのではないでしょうか。
それと、ご主人は、署名活動のことを聞かれるのが嫌そうでした。
もしかしたら、活動そのものも嫌だったかもしれません、が、外からは何も解りません。
そして、関わるのはこりごりといった雰囲気でした。

とりあえず、このお店の件は、これでご報告を終わります。

ちなみに、この商店街では、他に政治活動をしているようなところは無かったです。
みなさん、商売で忙しいのでしょう。
商売繁盛を祈ります。






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いなり寿司と憲法9条

2022-10-14 01:14:55 | つぶやき
職場のスタッフAさんが、右手中骨を骨折してしまったため、昨日は丸一日出勤、更にシフトを大幅に書き換えなければならなくなりました。
普通の販売だけなら、骨折していても出られるのですが、包装を頼まれてしまったら、右手が動かないのではどうしようもありません。
また、動かしてしまって、骨がくっつかなくなってしまったら大変です。
しばらく3人でなんとかしなければ。
そして、今日は遅番でした。
年金支給日の前で、みなさん買い控えしているのかどうか、売り上げはいまいちでした。
明日に期待します。

暇だったせいで、ちょっと思い出したのですけどね、ちょうど2年前のことです。
次女、小学校4年生の時、社会科の授業の中で、宿題が出ました。
身のまわりの身近なものを選んで、それについて調べてみようというもので、次女はなぜか「いなり寿司」をテーマに選んだんです。
最終的には、学校で模造紙に写真を貼ったりして、調べたことをまとめて提出するため、親とともに写真を撮ったりメモをとってきたり、記事の材料を集めてくることになりました。
それならば、というわけで、次女とともにいなり寿司を売っている商店街まで出掛けて、3件ほどハシゴしていなり寿司を買って取材させてもらいました。
どこのお店も気前よく質問に答えてくれたので、取材のメモも十分たまり、小学4年生ならこのくらいあればいいかな、というところで終えることができました。
ただ、そんな中で、最後に寄ったいなり寿司屋さんで、私としては引っかかることがありました。
店内の一画が、憲法9条改正反対のための署名活動をするスペースになっていたんです。
普通のお店の人がこんな活動するの!?と、私は、訝しく思いました。
奥の厨房で、ご主人と奥さんらしき人が忙しく作業していて、私たちには気付かない様子なので、ちょっと覗いてみました。
署名ノートには、すでに何人もの名前が書かれていました。
他に、関連する内容の書籍やCDなども置かれており、販売しているようでした。
リーフレットも2,3種類置かれていて、全部、当然ながら憲法9条改正反対を訴えるものでした。
具体的に何て書かれているのか読もうとしたら、次女が、お母さん早くしてって急かしてくるので、無視して読んでいるわけにもいかず、声を掛けに奥へと入ったんです。
ご主人も奥さんも感じのいい人たちで、こんな政治活動している風には見えなかったです。
早めに簡単な質問をして、いなり寿司を買って出てきましたけどね、こんな繁華街のど真ん中で、こんなことされて、茨城県に遊びに来た人たちに、これが、憲法9条改正反対が私たちみんなの意見みたいに思われてしまったら嫌だなって、本当に残念な気持ちになりました。
この人たちは、これが平和を守る道だって本気で思っているんだろうなって、憲法9条を改正してしまったら戦争になるって本気で思っているんだろうなって、感じられて、とても厄介に思えたものです。
あれから、このお店には行っていませんが、まだ署名活動をやっているのかなって気にはなります。
憲法9条改正に賛成の人たちは皆言うと思うのですが、平和に暮らしていたウクライナに突然、戦争を仕掛け、核で脅しながら残虐非道な侵略を続けるロシアの存在を見ても、まだ、そんな呑気なことを言っていられるのかと、私も苛立ちを禁じえません。
彼らに話し合いは通じません。
対等か、圧倒的な軍事力を背景とした交渉でもない限り、憲法9条を唱えることなどなんの役にも立ちません。
私たちは憲法で戦争が禁じられていますから戦えません、安心してくださいと言って、相手が何もせず握手してくれるとでも思っているのでしょうか。
北朝鮮は、ここにきて、淡々とミサイルの実験を繰り返しています。
ロシアからでも、ミサイルの技術供与でもあったのでしょうか。
核の実験もしているようで、日本に対して核の恫喝をしてくることだって、時間の問題ではないでしょうか。
日本はウクライナのようにならないと、確実に言えるのでしょうか。
その責任がとれるとでも?

一刻も早く、自衛隊が違憲ではなくしなければ、自衛隊は国民を守ることができません。
また、このままでは、死者が出てからでないと自衛隊は反撃できません。
憲法9条を改正して、私たちが自衛隊を守らないとならないと思うのです。




コメント (12)
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今日の読書 「美しい国へ」安倍晋三

2022-10-11 00:34:15 | つぶやき
我が家の稲刈りもやっと終わり、あとはご近所から頼まれた分と籾すりを残すばかりとなりました。
今日は久々にゆっくり出来たので、読書をして過ごしました。

安倍さんの本「美しい国へ」完全版です。
買っておいたのですが、なかなか読めなくて、やっと時間を作って読み終えることが出来ました。

安倍さんが闘ってこられたことはたくさんありますが、大きくは、日本を守るために間違った認識を正そうとされていたことが挙げられるんじゃないかなと思いました。
70ページに、
 安全保障について考える、つまり日本を守るということは、とりもなおさず、その体制の基盤である自由と民主主義を守ることである。外国では少なくともそう考える。ところが日本では、安全保障をしっかりやろうという議論をすると、なぜか、それは軍国主義につながり、自由と民主主義を破壊するという倒錯した考えになるのである。
・・・とあります。
これこそ、憲法9条を守ろうとする人たちの主張にある、間違った考えなんじゃないかなって、私は思いました。
安倍さんは、「集団的自衛権」について、いかに「行使できない権利」か書かれています。
それによって、自衛隊が日本人を守れなかった事実を取り上げて、このままでは自衛隊が日本を守ることが、いかに難しいことであるか書かれています。
軍事的なことがらばかりでなく、外交でも、小泉政権のときの記述があります。

 わたしは、小泉政権が日中関係をなんとか改善したいと考えている旨を伝え、反日デモの背景のひとつである日本の国連安保理常任理事国入りの問題や、中国における反日愛国教育の問題、そして反日教育を生み出すことになった構造的な問題など、両国の議論の食い違いについて説明した。
 かれらの反応は、おどろくほど率直だった。
「そういう話は初めて聞いた。しかもたいへんわかりやすかった」

私は、安倍さんなら、中国との関係すら上手くいったのではないかと思っていました。
それも、ハニートラップにかかった媚中議員みたいに言いなりになるのではなく、対等な友人として。
中国は危険な国ではあるけれど、日本との経済関係は切っても切れないものがありました。
過去形で言っているのは、安倍さん亡き今、中国は脅威ばかりで、それを止められる人がいないからです。

この本は、近代史として読んでもとても解りやすかったし、どうして憲法9条改正が必要なのか、例を挙げて詳しく書かれており、とても勉強になりました。
もっともっと、安倍さんの考えを聞きたかったです。

かつてアメリカで、キッシンジャー氏が国務長官をしていた頃、彼は大統領に、
中国こそが公正で民度が高く、友人として信用出来る国で、日本は小さな村社会で総理大臣はそこの酋長みたいなもの。
と教えていたと、聞いたことがあります。
もしそれが本当なら、日本の本当の姿と民度を、安倍さんが初めてアメリカに示してくれたのではないでしょうか。
世界にも、かもしれません。
日米関係は良好で、それがいかに周辺国からの侵略の抑止力になるかもまた。
安倍さんが如何に日本を大切に思い、戦争で日本を守って命を散らしていった人たちを敬い、家族を大切にし、世界と対等に渡り合える日本にするため、自立した国家をつくるため、深く考えられていたかが解る一冊です。
ざっくりですみません。


さて、明日は仕事が早番です。
頑張っていきましょう。





コメント (8)
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