懈怠石

結晶系、屈折率:100、主要産地:東京近郊、つまりそういう日記

オノマトペ今昔

2007-04-19 20:11:27 | Weblog
日本語にはオノマトペがわっさわっさ(オノマトペ)あります。

擬音語擬態語というものは、かなり昔からあって、
現代では使われなくなって久しいものも、少なくないそうです。

とはいえ、オノマトペって「ぱくぱく」とか「とろり」とか、
結構その様を想像できるものじゃないですか。
廃れるって、どんだけ分かりにくい表現をしたんだ。
アメリカ人が鶏の鳴き声を「クックドゥードゥルドゥー」と表すとか、
そんな感じだろうか。
しかし私も、もういい歳した大人です。
アメリカンな鶏の泣き声にも風情がある気がしないでもないと思えます。
遠い昔とはいえ、日本人が自然の様を表現した言葉です。
その背後にある情緒を感じ取れないわけが無い。

で、今は無きオノマトペがこれ。

たそたそ

うーん。西原理恵子のマンガにでてくる足音っぽい。わからん。

正解は「髪が柔らかく波打つさま」だそうです。
わかりませんすいません。
関係ないけど、タンタン麺ってたそたそ麺に見える。
柔らかく波打つ麺。でも髪が入ってたらいやだ。

ちなみに「ゆぶゆぶ」というのもあって、「身体が腫れたさま」だって。
こっちは分かるけど、現代では使い道が無い気がします。

川原泉のマンガでは、物を食べるオノマトペが「もぎゅもぎゅ」である。
なかなか美味しくなさそうだけれど、健啖な感じがして良い表現だと思っています。
多分流行らないと思うが。